1. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 いかにもアカデミー賞が好きそうな地味な映画。 面白いかどうかで言えば、かなり面白くない。 だって、王子が吃音を克服して国王になってスピーチを成功させるって先が読めるお話でしょ。 それを2時間引っ張るので長い。最後のほうまで吃音が治らないし。 癇癪持ちなのをうまく利用して、怒りの感情でスピーチしたら成功みたいなストーリーのほうが良かったんじゃない。 だいたい史実っぽく作っているけど、実際のところはどうだったのさ? ただ、役者の演技はさすがに唸らせるものがあった。 ジェフリーラッシュの言語聴覚士役は違和感がなく、抑えた演技ながらも上手い。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-11-06 20:51:45) |
2. ベイブ
《ネタバレ》 観たいと思っていながらなかなか手が届かなかったが、やっと観ることができた! 動物たちの演技は圧巻で、どうやって作ったんだろうと驚くばかり。 しかもボー飼いにはたまらないボーダーコリーが出てくるとあって、動物好きにはたまらない。 一番可愛い時期のボーダーコリーの赤ちゃんがワンさか出てきた日にゃ、ニヤけた顔が止まらないときた。 が、肝心のストーリーは豚が牧羊犬ならぬ牧羊豚になるという突拍子もないもので、これだけ動物を集めたんだからもっとほんわかした感動ストーリーが見たかった。競技会でのシーンも、んん呪文?という感じだし、ラストシーンももう少し考えてほしかったかな。 好きなヤギも端役でしか出てこないし(ヒツジがメインだから仕方ない)、期待が大きすぎただけに残念な気持ちが勝った。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-01 20:20:06) |
3. グリーン・カード
《ネタバレ》 ふだんは冒頭のうるさいドラムシーンで観る気をなくしてしまうのだが、いちばん好きな映画「恋はデジャヴ」のヒロインAndyが出てるので見てみた。前者ではとても魅力的な理想の女性であるのに対して、この映画ではなかなか等身大のイヤな女性を演じていて、すこし安心した。フィルの名前が出てくるところとか、この作品をどこまで意識していたのかは分からないけど。 ストーリーはいささか凡庸で、ラストの展開が強引で唐突な印象を受ける。よりを戻していたとしても、この二人では衝突が絶えない家庭になるだろう。 特筆すべきは、温室や公園などの緑が多用されていること、フランス男の繊細な内面がうまく描かれているところで、雰囲気は悪くない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-10-14 09:43:15) |
4. トゥー・ウィークス・ノーティス
まったくもってつまらない。テンポが合わない。 ストーリーにも共感できず。期待しすぎました。 [DVD(吹替)] 2点(2015-05-04 21:39:11) |
5. マトリックス レボリューションズ
もうやりたい放題っていう感じ。前作までのストーリーも破綻をしてなぁなぁになってしまっている。 スケールの大きさと預言者の女性の存在感などは他のシリーズ同様見どころはあるものの、スミスとの決闘も意味不明では評価を下げざるを得ない。 CGなどを使いまくっているせいか、画面も見づらい。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2013-01-16 06:35:42) |
6. ドリームキャッチャー
あー、最初は面白かったのに!途中からぐちゃぐちゃで訳が分からなくなった。コメントできなくなるから最後まで見たけど・・・ここまでひどいとは(笑) [ビデオ(吹替)] 2点(2009-09-02 15:07:42) |
7. ムーラン・ルージュ(2001)
まさに21世紀のミュージカル映画。序盤からハイテンションでめまぐるしいテンポと激しいカット割に圧倒され、ややついていけない部分もあったものの、後半になるにつれて評価を高めました。シンプルなストーリーと幕引きの良さはいいですね。有名な曲が多いので、ミュージカルが好きでない人も一度は見ておいて損はないと思います。 [ビデオ(字幕)] 4点(2006-02-14 17:11:50) |
8. アナライズ・ミー
マフィアものだが、安定してみられるコメディ。7点にしようかどうか迷った。渋いがここぞというときに頼りないロバート・デ・ニーロと、少し気が弱いが精神科医としての腕は確かなビリー・クリスタルのやりとりが、この映画の最大の魅力。くされ縁(?)で始まったセラピーが、最後のほうではボスの深層心理に迫っていくくだりは興味深い。ボスの手下もなかなかいい味を出していた。とにかく台詞が多いので、吹替のほうがおすすめだと思う。 [ビデオ(吹替)] 6点(2005-06-21 21:04:09) |
9. マトリックス
最初観たときはやはり衝撃が走りました。しかし、難解です。途中はグロいし。 6点(2004-08-06 21:30:31) |
10. シャイン
《ネタバレ》 パッケージに映る、雲一つない青空の下で手を広げる姿が印象的。このシーンだけとっても、まるで美しい絵画をずっと鑑賞しているような、質の高い映像である。ジェフリー・ラッシュをはじめ、まるで本人かと思わせるような演技の数々は非常にレベルが高く、演奏会でのピアノのシーンも群を抜いている。 ただし、エピソードは微妙。とくに前半は父親の行き過ぎた歪んだ愛情に、見ているほうも辛くなる。どんなに後半取り繕っても、こういう物語は悲劇でしかない。暴君父親の再登場で復讐が果たされるかと思いきや、それもなく淡々としている。精神を病んで自分だけの世界に閉じこもったのは、結局逃げの産物ではなかったか。ともかく、いろいろと考えさせられる。 実話に基づいた作品だと思っていたが、事実はまったく異なるらしい。それが作品中に明らかにされなかったのは残念。 《2020年8月再見》 なんと言っても俳優陣の演技力が圧巻。主人公や父親もとても演技とは思えないほど自然で素晴らしい。 独特の演出で名作の雰囲気があるが、やはりエピソードとしては物足りなさや辛さもあるのは否めない。 とはいえ、圧巻のピアノシーンは本物。精神異常や歪んだ愛情などこの作品から得られるものは多い。 親族からは映画はでっち上げとの抗議があったそうで、ざんねんなことだ。 あとこの映画に出てくる女の人はみんないい人ばかりでほっこりする笑 [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-12-04 14:56:34) |