1. ミスティック・リバー
エンディングロールでかなり苦悩した。この映画自体、一体何が言いたかったのか、もの凄く考えた。良い映画だったのかそうでないのかさえも、判断つきかねた。考えに考えた挙げ句、パンフレットを買った(笑)。読んでみてやっと、内容の軸が理解できた。(所詮私の理解力なんてそんなものだ・・)一見サスペンスものに見える映画だが、テーマは全然違う所にある。「無邪気さを失った(奪われた)瞬間」「それぞれが背負った傷」「孤独、葛藤、愛情、憎悪、そして深い悲しみ・・」それら全てを飲み込んで流れるミステックリバー・・。人は大きな流れ(運命)に飲み込まれて生きていくしかないのか・・。あの時あんな事が無ければ・・。運命の深い悲しみと残酷さをを描いた作品だと思う。この劇中、一番悲惨だったのはデイブの妻だろう。ラストシーンでのパレードの華やかさと対照的な彼女の悲痛さは、よりこの作品の残酷さを物語っていると思う。この映画の難解な役を見事演じ切った役者達は素晴らしかった。難点を言えば、敢えて映像が焦点を一点に集める撮り方をしてるのか、背景や人の顔がやたらとぼけていて、ちょっと見づらかったのと、個人的には誰にも心を開かない、孤独を背負うベーコンの役をもう少し丁寧に描いて欲しかったなと思う。(パンフ読むまで、よく解らなかった・・)正直、難解な映画だと思う。私は映画通でも何でもないので、この作品を理解するのは大変だった(^^;;。そして色々考え抜いた結果、9点をあげたいと思う。良さを解るには、努力の必要な映画もあると思うし、まあそれもありだと思う。 9点(2004-01-24 20:42:58) |
2. ロミオ&ジュリエット
敢えて現代風にアレンジしてあるのも面白いと思うし、銃などの小物の装飾にまでこだわりがあって、いい。そして何と言ってもディカプリオとクレアが純粋に美しい。(2人とも何であんなに変わってしまったのか・・)しかし最後に2人の死をもって、争いの空しさを伝えようとするこの話自体が、自分にはどうしても理解できないし、共感もできない。私は簡単に命を捨てると言う行為が嫌いだし、もっと他に方法があっただろうと言いたい。なぜ原作がこれほどまでに指示されたのかが、本当にわからないのだ。でもこれは、自由に生きることができる時代に生まれた私だから、そう思うのかもしれない。ジェネレーションギャップは仕方がない・・。 6点(2004-01-15 23:21:57) |
3. ゴーストシップ
《ネタバレ》 最初のシーンで期待しすぎたせいか、後の展開が非常に期待はずれ。特に最後の種明かしは、ものすごく引いた。今時サタンって・・。ガブリエル・バーンをそんな死なせ方するなんて、仮面の男を観た人が観たら、泣くだろう。最初のシーンだけは良かったので、それに免じて3点。この監督さんには、ストーリーをもうちょっと頑張って欲しいものだ。 3点(2004-01-09 22:43:19) |
4. マトリックス
なかなか面白いと思った。CGアクションも斬新。ただ、マトリックス世界に入った時に、何故あそこまで気合いの入った服装をしているのかが、最大の謎だ。あんな黒装束集団がいたら、間違いなく目立つ(笑)。 7点(2004-01-09 20:45:11)(笑:1票) |