1. 明日、君がいない
《ネタバレ》 てっきり各々の秘密が連鎖して自殺の引き金を引くこととなる内容なのかと思い、そうだとすれば確かに結構な芸当だな、と興味津々で観ていると・・・ ある意味でそういった内容であったものの、蚊帳の外にいたというのが引き金では生徒達の諸々は何だってよかったわけですから、大した芸当ではない。 これでは、単なる自殺する人物探しの趣向しか持ち合わせていない。しかも、その方向で観ていても報われない内容ですし(ミステリーで本編に関わりなく、人物紹介さえされなかった人物が犯人でした、と言うようなもの)。 19歳が書いたというのがマイナスの意味で納得する結果になってしまい、残念。 しかし、テーマ(無関心への警鐘)は伝えられていると思います。こんなにも堂々と反則技を利用して表現している気になれるのは若さのおかげでしょうね。 とりあえず、脚本としては明らかな失敗作。若さに3点献上。 でも、自分がこの人はわかっていると一目置くような巨匠が同じ内容をやったならば、「敢えて」なのだろうと評価して、もう1、2点プラスしてしまうかもしれない・・・(恥)。 [DVD(吹替)] 3点(2008-01-28 00:55:38)(良:1票) |
2. ポビーとディンガン
《ネタバレ》 この救いようのないシチュエーション(空想の友達の失踪)をどこへ持っていくのかと案じていると、思わぬ展開でうれしい驚きがありました。 しかし、驚きはあったものの、漠然とした美談で終わっているのが残念。 迫害した住民との和解、虐めた同級生との和解といった部分を掘り下げれば、ドラマ然としたものをみせることが出来たと思うのですが・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2008-01-25 01:13:58) |
3. アナライズ・ミー
《ネタバレ》 もっていきたい方向は充分にわかるのですが、医師とのエピソードが強引ですし、彼の人物設定が曖昧。 マフィアの父の死の真相を知って捜査協力を放棄する理由がないし、会合での堂々とした立ち振る舞いへの豹変など。 医師の内的変化を要する流れなのだから、ドラマが施されていなければ腑に落ちない代物になるでしょう。 [DVD(吹替)] 4点(2007-12-17 13:14:18) |
4. ベイブ
単純に心地よく観れますが、内容は子供の情操教育教材的なものに終始。 [地上波(吹替)] 4点(2007-12-05 07:02:30) |
5. デンジャラス・ビューティー
構成は施されているもののどうにも劇的になっていない。 どういう作風に持っていきたいのか掴みかねる半端な内容が構成を形骸化させてしまうのではないでしょうか。 単にサスペンス部分を演出しきれていないのかも、 [地上波(字幕)] 5点(2007-11-24 14:28:03) |
6. マトリックス レボリューションズ
《ネタバレ》 続編は説明を広げただけのような気もしますが、この作品のひとつの魅力でもあルSFと哲学の融合という視点では結構楽しめました。 哲学的展開としては程よく折り合いをつけたのではないでしょうか。 メインストーリーの決着である「共に生きよう」なんてのは収拾つかなくなった話の常套句ですが・・・。 [映画館(字幕)] 5点(2007-11-05 08:36:48) |
7. ドリームキャッチャー
各ジャンル要素をつなぐ世界観があればそれなりに楽しめるような気もする。 しかし、ここまで低評価なのも意外(斯言う自分もそうですが)。 [地上波(字幕)] 3点(2007-09-04 11:15:19) |
8. オーシャンズ12
《ネタバレ》 状況解決や状況悪化のために設定、情報を追加するのはナシ(突然の情報提供者によって先手を打ってたとか、釈放の仕方とか)。 素人的失敗に辟易。 真面目に観てると馬鹿をみる。 こんな勝手な処理が通用するのだとしたら、「構成」の意味はなくなってしまう。 ということで0点。 [地上波(吹替)] 0点(2007-08-11 04:04:07)(良:1票) |
9. グリーン・カード
そもそものシチュエーションもそうですが、展開する度に「なんで?」という疑問符がのぼり、無理に話を面白くしようとしている感が・・・。 作りたい窮状は十分わかるのですが、状況設定にはもっと気を使って欲しいものです。 [地上波(字幕)] 3点(2007-07-03 06:50:29) |
10. ロミオ&ジュリエット
リメイクでもアレンジでもなく、パロディですね。 演出もガチャガチャしすぎ(何も考えてないだろ)。悪ふざけで作ったの? [地上波(吹替)] 0点(2007-03-29 20:13:59) |
11. マトリックス
否定的な意見の人にアクションに違和感ありすぎだの、懲り過ぎだの、というものがあるのですが、この作品の世界観はマトリックス内で知覚したものをどれ程疑うかによって、その強さを増すという設定。 作り物の世界の中でいかに自意識をコントロールするかであって、アクションが超人的な描写になるのも、それぞれのイメージによるもの。 だから、この設定では全く不自然ではないのですが、どうもそれ自体を正確に理解してない人がいるみたい。 この作品以後ワイヤーアクションを取り入れて不自然になっているものが目立ちますが、それらは確かに不自然ですね。 こういった類のSFとしては、かなりわかり易く大衆娯楽にもってきた作品で評価に値すると思います。でも、SFや哲学に疎い人にはピンとこないところもあるのかな。 [映画館(字幕)] 7点(2007-03-26 14:16:53) |
12. ミスティック・リバー
内容、展開ともに特筆するものはないが、監督、役者の確かな力量のおかげで精度は高まっている。 [DVD(吹替)] 6点(2007-03-26 12:05:45) |
13. ソードフィッシュ
事の経緯にしか関心を向けられない内容ではこのぐらいの評価にならざるを得ない。 唐突に始まるあの会話(マジシャンの)は伏線のつもりかしら? [地上波(吹替)] 4点(2007-03-10 00:24:32) |
14. スーパーマン リターンズ
お馴染みの正義の味方と悪党が戻ってきて、悪党の悪事を正義の味方がくい止める。まさにそれ一直線の内容で展開というものがない。 1時間でも事足りる内容なのに2時間半も費やすとは・・・。 飛行機落下を救う描写は素晴らしかったです。 [DVD(吹替)] 3点(2007-03-02 13:43:25)(良:1票) |