1. チョコレート・ソルジャー
《ネタバレ》 妻投稿■感想は前作と一緒。つまり何でアクションは素晴らしいのにいちいち無駄に主要キャラクターを殺して悲劇性をあらわにするのだああという事。こういう映画にはヒーローを際立たせるサイドストーリーが必要なんだけど、その際立たせ方が相変わらず下手くそ。別に高尚で無駄に練られたものじゃなくていい。でも、アクションシーンで「うおおおおお、いてもうたれええ」という高揚感が湧かない「ここで敵に勝っても何もいいことないな」という鬱展開はそろそろどうにかした方がいいと思う。私はもうタイ映画のアクションシーンはストーリーをリセットして見ることにしている。これはエンターテイメントとしては失格なんだと思う。■とはいうものの、この映画のラスボスとの戦いははっきり言って、酔拳2やサイクロンZ、A計画に匹敵する小細工も引用もない全く新しいタイプのハイクオリティバトルとして歴史に残ると思う(だから、「それだけ」の映画になったことが余計に悔しい)。ジージャーは凄いかわいいお姉さんになったんだけど、あの敵と戦う間の踊りはヒップホップと言うより、同国で作られた某巨大ヒーロー兄弟の特撮映画に出てきた「例のあの白い悪魔」のサル踊りにしか見えん。 [DVD(字幕)] 6点(2012-09-12 22:29:24) |
2. アルティメット・エージェント(2007)
《ネタバレ》 妻投稿■ギャグでバタバタ100人以上人が殺される割りに、なぜラスボス悪党は生きて逮捕されるんだ? この人の映画。 [インターネット(字幕)] 5点(2010-01-17 01:30:22) |
3. チョコレート・ファイター
《ネタバレ》 妻投稿■(大好きな俳優だけど^^)阿部寛のエピソードはいらない。畳部屋の戦いで彼が出てくる意味が分からない。この人の無駄なチャンバラのせいで死者の数が何倍にもなっている気がする。で、結局お母さんが助からないうえに「彼は愛を知った」なんてエピソードで占められても、この映画において全く活躍しない阿部寛の内面なんてどうだっていーっつうの。この映画はジージャーの映画なんだから■あと、痛い映画を見せたいのは分かるが、やたら人体に物が刺さる痛さは誰も期待していないと思うよ。■とは言うものの知る人は知っているプラッチャー・ビンゲーオとパンナー・リッドクライのコンビの凄さは健在です。今回戦うのは女の子という設定ですが、彼女は自閉症の当事者で、テレビの格闘シーン(マッハやトム・ヤム・クンのシーンが出てます^^)を見ただけでそれを実際にやってしまう身体能力と記憶力の持ち主という設定。その演技は同じ無口キャラのトニーと比べ迫力の桁が違います。特に彼女が健常者の理不尽な暴力を受けた時や自分の家族を酷い目にあわせた奴と戦う時に見せる目は、トニーのように火が燃えるだけの虚構に満ちたものではなく、困惑と恐怖と悲しみと怒りといった複雑な感情が目の前のものに力集中して出来るギラギラしたものになっており、健常者に対して純朴な障害者を描くことを求められる日本映画では絶対表現することが許されない、「健常者秩序に対する反抗心」が表現されていたと思います。■監督はその反抗心をマサシの孤独な心と共鳴させることでラストを美しく締めようと考えていたのだとも思えますが、残念ながらそれは失敗しています。それが中途半端になるくらいなら、「ジージャーがお母さんを取り戻す!!!!!マッハガール!!!!!!」でやってくれた方がよかったです。そっちの方が得意でしょ。 [映画館(字幕)] 7点(2009-06-02 23:00:10)(良:1票) |
4. ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団
《ネタバレ》 最高のショーだとは思わんかね。ハハハ、見ろゴモラがごみのようだ。 [ビデオ(邦画)] 8点(2009-02-11 17:23:50)(笑:1票) |
5. マッハ!!!!!!!!
アクション映画本来の痛快さとアクション映画そのものの枠をぶち壊す痛快さの両方が楽しめる傑作。熱気と汗臭さ衝撃が伝わってくる茶色一色のカンバスで繰り広げられる人間の体の動きはもはや芸術であり、小気味よいリズムの音楽は単調なようでいつの間にか僕の脳みそを体と体がぶつかり合う別世界へといざなってくれる。そう、これはアクション映画でありながら、アクション映画の本分を飛び越え、その世界の五感、時間、空間をフィルムの中に閉じ込め、鑑賞者の前に放出するという有名美術館の画家と同じような快挙を成し遂げているのだ。その一点においては、この作品は僕が見た映画の中でもトップクラスに入るに違いない。それにしてもラオさん。9ばっか出てるって喚いているけど、あんたも8出すぎです。 [DVD(吹替)] 10点(2008-07-25 04:12:40) |
6. 七人のマッハ!!!!!!!
《ネタバレ》 「タイで活躍している実在のオリンピック選手どもを集めて、アクション映画を作ろうぜ」「じゃあ、敵はゲリラ部隊でいいよなあ」「いいよいいよ、オリンピック選手vsゲリラ部隊! 大ヒット間違いなしだ」・・・・・そんな企画が成立してしまう恐るべきタイ王国。内容は一括して殺戮の嵐。ストーリーもへったくれもない。爺さんも戦うわ、ちびの女の子も戦うわ、主人公の暴れっぷりはめちゃくちゃだし、もう本当にアクションだけ!! もし(ありえないと思うが)小説版が出るとするなら、「ぎゃああああ」「ぐあああああ」「どどどど」「わーーーー」「ずどん」「やったー」といった擬音が大半を占めるんじゃないかと思う。それにしてもラスボスは生き残っているってことは、まさか2を作る気なのか? おそろしや・・・・ [DVD(吹替)] 6点(2008-02-10 02:21:28) |