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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1645
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1.  DOGMAN ドッグマン(2023) 《ネタバレ》 
リュック・ベッソン監督作ですし、冒頭の主人公の「見た感じ」なんかからも、観始めた時点では引き続き流行のヴィジランテものと、先般の『ジョーカー』のミックスアイデア的なヤツかな~と思ったのですよね。ただ、その主人公がいったん捕まる冒頭から精神科医との対話という形式で始まる彼の「自分語り」の内容としては、そこまでアクションに振れ切っているワケでもないドラマ要素強めの時間が結構続いてゆくコトもあって、観終わってみると、私がさっき言った様なカテゴライズし易い単なるジャンル映画ってワケではなくって、もうちょっとつくり込まれた作品かな…という感覚には、私の認識もチャンと変わって居たかとは思いますね。  ポイントはまず、その自分語りの中で語られるエピソードがごく奇抜かつ意外とヴァリエーションに富んでいるコト、加えて何より「犬たち」の存在のユニークさ、ではありましょーかね(⇒後者は、より物理的描写の面におけるユニークさとして作中に結実しているとも思われますが)。なので、まず特にその奇抜さの存在ゆえに、全編ごく物珍しさを持ち続けて全く退屈なぞせずに観てゆけた…という気はしておりまして、娯楽作としてはフツーにワリと満足感は高かったと思うのです。難点があるとしたら、その登場する「奇抜な要素」の幾つかは、ドラマ・キャラクター上の必然性よりは要素そのものの奇抜さを作中に持ち込むコトを重視している…的な感じではありまして、だからやや「流れに沿ってない」と言うか作品が総体として統合されているか、という点については少しダケ違和感には成っているかな…とも思いましたかね(⇒特に要は、主人公は「犬使い」としての異能を既に備えている一方で、ピアフやディートリッヒを生き写しに出来るなんて類稀なドラァグクイーンでもある、そのコト自体は流石に「ご都合主義だ」とも思えるってコトですよね)。  ただその上に、前述の作品としての「統合」という意味では、上で書いたコトよりも更に重要なのは正にキャラそのもの=演者の演技のクオリティ(説得力)にあるとも思うのですね。そしてその面では、今作の主演のケイレブ・ランドリー・ジョーンズのその面の仕事とゆーのは、率直にコレは実に申し分ないモノだったと(また)思うのです⇒個人的には別に、あの『ジョーカー』のホアキン・フェニックスのソレにだってそこまで全然引けを取る様なモノではない…と。なので、心置きなく一点加点した上で、更にプラス、監督のファンで彼のアクションが好きって方には全力でオススメしておきたいと思います(正直、少なくとも『レオン』後の彼の作品の中でだったら、個人的には現時点で圧倒的に一押しでありますね)。
[映画館(字幕)] 7点(2024-03-10 09:05:39)
2.  トリコロール/赤の愛 《ネタバレ》 
三作目「赤」は分かり易い「博愛(隣人愛)」のハナシですね。結論、出てくる二人の演技自体は悪くないとも思いますが、実に単純で捻りの無いハナシだったな…とも思います(取り分けこの連作の中に置かれると)。多少面白みがあるとしたらトランティニャンのキャラの背景部分かと思いますがコレだって幾らナンでも、判事成り立ての頃にトラウマが発生した⇒その結果ずっと自分の殻に閉じこもってたけれどヴァランディーヌがソレを解き解した…てハナシだとしたら、やっぱちょっと頑な過ぎ or 唐突過ぎなハナシだとやや不自然にも思うのです。無難は無難ですが、完成度はちょっと高くないハナシだとやっぱ思ってしまいますね(オーラスの全員集合!もワタシ的には蛇足でした)。  ただ、イレーヌ・ジャコブの出で立ちはとても魅力的でしたね。特にこの「博愛」に好く適合した優しく温かみのある雰囲気が素晴らしかったな…と率直に感じました。前述どおりトランティニャンの頑固そーな感じもまあまあハマってたので、二人のお蔭で映画としてのクオリティは一段上がってはいるな、と(=その部分に絞って観てゆく分にはまずまず楽しめるカモな、と)。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-05-04 12:05:55)
3.  トリコロール/白の愛 《ネタバレ》 
この白は平等を意味する…のは大いに理解できますが、個人的にはある種非常にレベルの低い平等にも見えますね。レベルが低いという意味で言えば、少し昔のポーランドとは言えこんな杜撰な企てが成功する様には決して思えないのもまたハナシが低レベルなモノだと思えます(そのうち絶対バレるでしょ、と)。あと、三作目「赤」のオーラスを見るに、結局最後にはこのハナシ自体相当にナアナアに片が付いた…(今二作目中で描かれない時間軸において)…とゆーのが設定上の成り行きのよーで、その意味でもある種ごくごく「しょーもない」ハナシだったんだろーな、とも思いますね。まあだから、今作はそのコメディ面を注視して気楽に観る…とゆーのが正しいアプローチな二作目、かと思いますね(=だから一作目に比べると随分と「軽いな~」てのが正直なトコロで)。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-05-04 12:05:52)
4.  トリコロール/青の愛 《ネタバレ》 
フランス国旗「トリコロール」は青・白・赤の三色が自由・平等・博愛を表す…とは結構誰でも知ってるコトだと思うケド、実はどの色がどの価値観を体現している…という対応関係はハッキリと決まっているモノではないらしい、と。ただこの連作では明らかに、青が自由、白が平等、赤が博愛を示している様に思われる…のだし、あといちおう画づくりのコンセプト・カラーとしても三色が映画の中にそれぞれ取り込まれている…とゆーのも確かにそーなのだね。その上で、三作の共通テーマはシンプルに「ある愛のカタチ」であるけれども、それらは決して唯「美しい」とか「温かい」というモノでもないネガティブみ・シニカルさを割かし多めに含むモノでもあるかな、てのが正直なトコロなのだね。  ※あと、観る順番は青→白→赤が好いかと(登場人物が少しだけ重なってゆく関係で)。   中でこの「青」は、率直に三作で内容が一番高度でかつつくり込みも綿密だと思われますね。実は、私自身は少しだけ「コレは『博愛』のハナシなのかな?」とも思ったのですが、最後まで観るとシンプルにジュリエット・ビノシュがある種の「自由」に辿り着いたサマを描いた作品だとは思えるのです。ただ、前述どおりこのサマってのがごくネガティブなモノ⇒ぶっちゃけると自由な様で自由でもないモノにも見えるのですよね(今作ではその「青」も、画としては憂鬱という意味でのブルーとして随所に挿入されていますし)。彼女は愛を(ソレこそ)誰にでも奉仕・自己犠牲という形式で振りまいてゆくという人物に見える一方で、でも単に愛情行動の選択肢としてソレしかコマンドが無いという人にも見えるのですよ。ソレは仄かに描き込まれる母親との関係性の歪さなんかに由来する一種の病理かとも思えるのですが、だから結局彼女は実は色々な人に(ソレを押し付けるがあまりに)ある種煙たがられていた…というコトにも見えるのです(取り分けて死んだ旦那については)。旦那の愛人が言う「どーいう人か分かった」とゆーのは、実に高度な皮肉かと思えましたね(ないしは批判・非難にすら)。コレは何とも残酷なシーンだな、と。  オーラス、無表情で涙を溢す彼女からは、彼女自身の人間性そのものについての絶望と同時に、それでも彼女はそう生きていくしかないのだ、というより頑なな意味での絶望もまた感じ取れるな…と思ったのです。その部分を表現するビノシュの演技がごく優れたモノであったとしても、コレはちょっと私個人としては(根本的なポリシーから外れるというレベルで)非常に好みではないネガティブさでした。なので(まあまあ優れた映画だとは思いつつも)これ以上の加点は控えておきます。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-05-04 12:05:49)
5.  友だちの恋人 《ネタバレ》 
性格は正反対と言える様な女の子2人ですが、友だちとしては別に(ウマいコト凸凹嚙み合って)楽しくやってけそうな感じではあるのですよね。ただ、ココに恋愛事象が絡んできたが故にそーもいかなくなっている…というお話かと。まあ、さほど深刻になり過ぎるコトもなく暢気に終わってゆく話ではあるのですケド。  私なんかは未だ、この恋愛という「男女どっちもどっち」な分野においても、今作のレアとブランシュ側の性格・人間性よりは、男どものチャランポランさの方をより見咎める様にして観ていってしまう…のですが(だから別に女の子2人には特に悪感情も無いのですが)、とは言え彼女らもまだまだ(人としては)少なくとも「発展途上」という様には見えましたかね(=コレは彼女らの年齢だから許されるよーなモノであって、あと10~15年してもこのままだとちょっと笑い話では済まなくなるぜ…的な)。ソコら辺も含めて諸々コメディとしては完成度はまた相当に高かった…とも思いますケドね(流石のロメール)。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-12-29 19:21:36)
6.  ともしび(2017) 《ネタバレ》 
説明的描写が極端に少ない部類だが、平穏な日常が崩れてゆくサマと、何とか平穏に過ごそうとしながらも次第に心境が変化していく様子はまま伝わるし、ランプリングの演技自体もまずまず悪くないと思う(なんか今作、妙に体張ってる感じ)。しかし、宣伝文句に謳われてるよーに「生きなおす決意」をしたのかどうかまでは正直言ってよく分からない(=それを伝えたかったのだとしたら、演出は失敗・不足している様にも思う)。せめてラストくらいは、もう少し示唆的に表現して欲しかった。あと、鏡面やピンボケを利用したかなり凝っていて中々に面白い画づくりがとにかく終始続くのも、印象に残る。
[映画館(字幕)] 6点(2020-08-24 22:37:55)
7.  突然炎のごとく(1961) 《ネタバレ》 
自由奔放なファムファタールと、彼女に翻弄される2人の男の愛の彷徨。男2人が親友というのもあって非常に濃密な人間関係が描かれているため、恋愛系の映画として内容はかなり高レベルで見応えは十分。一方で、魔性の女のキャラ付けは(公開当時は恐らくもっと目新しかったのだろうが)、開放的に見えた女が実は執着心が強かった、という結末も含めて現代となっては少し平凡とも言える。
[映画館(字幕)] 6点(2019-12-07 16:55:19)
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