1. 永遠の門 ゴッホの見た未来
凝ったカメラワークでの映像美に魅入っただけで終わってしまった作品。37歳ゴッホを違和感無く演ずる63歳ウィレム・デフォーには大拍手。 [DVD(字幕)] 6点(2022-03-06 23:22:21) |
2. エースの中のエース
二日間に亘って劇場鑑賞した5作品の中でピカイチ。良く練られた脚本での奇想天外に過ぎる展開でジャン=ポール・ベルモンドは言うに及ばず登場人物&小熊が味わい深くスクリーンに釘付け。中でも音楽が特筆ものの素晴らしさで少年救出に空路かけつけるシーンに鳥肌がたち酔いしれました。鑑賞後にウラディミール・コスマによるものと知り納得脱帽。ジェラール・ウーリー監督快心の傑作に大満足であります。 [映画館(字幕)] 8点(2021-12-27 23:57:44) |
3. エストラパード街
《ネタバレ》 夫の浮気疑惑に端を発した若夫婦のロマンティック・コメディ。キュートなフランソワーズの存在に尽きるかと。ノワールを思わせる不穏キャラ達の手に落ちそうで落ちない、夫婦の絆が壊れそうで壊れない、さじ加減が絶妙です。名匠の手による瑞々しさ溢れる一品に心地よい一時を過ごさせて貰えました。 [DVD(字幕)] 7点(2020-09-22 10:21:34) |
4. 永遠のマリア・カラス
全盛期が偉大であればある程衰える事は辛い。昔に戻れないと分かっているであろうに夢を見てしまったカラスとラリー。夢の部分である「カルメン」。オペラの知識が無い自分には、理屈ぬきで胸に響いた。このまま突っ走るのか、どこで夢から覚めるのかと観ていたのでラストの二人は切なかった。早くに逝ってしまったカラスは、第二の人生の舞台は自身考えられなかったのかと思うと悲しい。威厳に満ちた姿、美しさ、痛々しさ。ファニー・アルダンの演技は圧巻。 7点(2004-04-26 08:20:16) |
5. エレベーターを降りて左
ボリスとエヴァを見て「あんたら別れるのかくっつくのか、はっきりしろ」と突っ込みをいれたくなった。二人の為に散々な目に遭ったイアンのキャラクターが自分のイライラを落ち着かせてくれるだけでなく大いに笑わせてくれた。ムソルグスキーの「禿山の一夜」のイメージがピタリとくる作品。 6点(2004-02-24 23:36:31) |