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すねこすりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1.  ハンナ・アーレント
非常に静かな展開だけれど、最後の講義のシーンで一気に緊張感が頂点に。・・・うーん、これはなかなか厳しい作品です。彼女の書いた「イェルサレムのアイヒマン」を読んではいないけれど、これに激怒した人たちは結局どういう原稿だったら納得したのだろうか。恐ろしいのは、ユダヤ人の一部がナチに協力していたという裁判で明らかになった事実を書いたことが激しく批難されたという点。被害者のネガティブ要素を指摘すると過剰攻撃されるって、これ、どこかで見たことあるような・・・。アイヒマン=ナチの幹部=悪人、という構図に則った言論以外は批難される・・・、これも今でも普通にあちこちで見られる現象です。事実を冷静に指摘することが、猛烈な批難の嵐を呼び起こす・・・。最近も見ませんでしたっけ? 結局は、アイヒマンも、彼女のレポートを激しく批難した人々も同じ穴のムジナ(考えることを放棄している)。何にせよ、よからぬ出来事というのは、あらゆる立場であらゆる側面から事実を客観的にあぶりだすという作業をしないと、同じ轍を踏むことになるわけですが・・・。人間は基本的には愚かですから、そういう当たり前のことをすぐに忘れてしまいます。先日、小泉元首相が久々の記者会見で揮毫をしていました。「一行は百考に如かず」でしたっけね。考えるよりやってみろよ、ってことですが、考えないと大変なことになる、という本作を見ると、結局のところ、考えることと行動に移すことのバランスがいかに難しいかがよく分かります。考えないで言われるがまま行動するのはある意味楽ですし、でも、行動せず考えるだけの方が楽なことも多々あります。言い換えれば前者は「追従」であり、後者は「妄想」です。どちらも地に足がついていないってことで、本当の意味で「考える」人がすることではないわけです。これ、怪しげな宗教みたいなもんです。教祖の言うことを妄信し、冷静さを失って自分の世界に浸る・・・。アイヒマンも結局ヒトラー教の忠実なる信者にすぎなかった、と思えば、まさしくただの「小役人」という言葉がピッタリです。今の日本の世相も何となく考えることを放棄しているっぽい感がなくもないですが、この作品を、今の安倍信者たちにも見てもらいたいと思いました。しつこいようですが、厳しい作品でした、本当に。
[映画館(字幕)] 7点(2013-11-17 18:21:20)(良:2票)
2.  ハムレット(1990)
ゼッフィレッリ&ヘレナ、という、私にとってはこの上ないコンビである以上、評価は思いっ切り甘くなります。主演のメル・ギブソンは、まあまあですが、もともとあんまし好きじゃないし、ここまでキャストを揃えたんなら、やっぱりダニエル・デイ=ルイスにやってほしかったなぁ~、なんて、どうにもならないことを妄想してしまったりして。そうしたら、もう、キャストだけで10点満点なんですが。・・・いや、メルは頑張っていますよ、もちろん。でもさ、ハムレットにしては、陰がなさすぎ、マッチョすぎ(あんまし頭良くなさそう、っていうか・・・、ファンの方々すみません)、というわけで、イマイチなんですよねぇ。恥ずかしながら、この名作の原作を読んでおりませんが、ハムレットのイメージだけはしっかりあるので、そうすると、メルとのギャップはいかんともしがたいわけですな、これが。しかし、さすがはゼッフィレッリ、美術も映像も素晴らしい。大げさなせりふ回しはシェイクスピアである以上、まあ仕方ないとして、演出もうまくさばいているのではないでしょうか。出色なのは、グレン・クローズのガートルード。アラン・ベイツもさすが。いやー、返す返すも、メルがミスキャスト(あくまで私にとってです)で、惜しい・・・。追々、他作品も見比べてみようと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-02 15:18:33)
3.  パフューム/ある人殺しの物語 《ネタバレ》 
おとなのブラックファンタジー、ってとこでしょうか。まあ、猫にとってのマタタビみたいなもんを作っちゃったんですね。あの香水を、今のイスラエル・パレスチナに散布したらどーなるんでしょーか? ・・・などということを考えつつ、かなり呆れつつ、エンドロールを虚しく眺めていたところ、はじめてダスティン・ホフマンが出ていたことを知りびっくりしました。
[DVD(字幕)] 4点(2009-03-16 10:45:44)
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