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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2017
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  ピアニストを撃て 《ネタバレ》 
モノクロで雰囲気のあるフレンチ・ノワールのつもりで鑑賞してたら、どうもちょっとづつ路線を外されるのでかなりの戸惑いが生じました。 犯罪は起きているし人は死んでいるし逃避行もしてるケド、何故か全体的に呑気でぼんやりしてるのでシリアスになり切れてない感じです。むしろトリュフォーはあえてそうしてるのかも。 主人公の独白は自虐のような独りつっこみで笑えるし、甥っ子を誘拐した二人組も子供好きかよ、と言いたくなるほどのユルさを見せるので展開の割に緊張というものがありません。 ピアニストの主人公を巡る状況はかなり悲劇的なはずなのですが、そう思わせない監督のシュールな筆致。どういう鑑賞姿勢で臨めばベストなのか分からないまま観終えたのですが、こんな不思議な映画体験も嫌いではないです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-11-25 22:34:10)
2.  飛行士の妻 《ネタバレ》 
これもまたロメールにしか撮れないと言いましょうか、男女の他愛ないやり取り、気持ちの行き違い等をすくい上げて男と女の絶対的な違いをしみじみと抽出した一篇ですね。 ロメール作品にレギュラーのマリー・リヴィエールは本作においても安定して情緒不安定(変な日本語)。振り回される男の子は今回ずっと年下で、こりゃ彼の手に負えない物件ですな、と観てる方はわかる。 しかも彼、年下の女の子にも上手を取られていたことが分かるラストの、なんというかとほほな感じ(笑)。 やたらと会話の多い地味な映画ですけど、うん、こういう青春模様もありそうです。身につまされるかどうかは貴方の経験次第。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-05-07 23:21:49)
3.  ビューティフル・デイ 《ネタバレ》 
作品紹介でスリラーとあったのですが、本作は違いますね。人の死に方がオソロシくて血も飛びますけど、テーマはPTSDと闘う男の凄絶な心の軌跡。画も音楽もビターで内省的。とりわけ音楽は劇中のラジオが音源だったりすることが多く、これが作品世界にすっと入っていける効果をもたらしているように感じました。 ホアキン・フェニックスが只事じゃない重たさです。幼少期の父親の虐待に始まって、軍の任務で経験した数々の不条理な暴力でジョーはすっかり心をやられてしまいました。何度も死のうとして、でもギリギリ踏みとどまってきたのは母親の世話があるから。二人でフォークを磨いたり、子どもの頃に口ずさんだ歌を思い出したりする姿は、説明の少ない本作の中で彼らの結び付きがうかがい知れる心安らぐ場面でした。 母親は死んでしまったけれど、ニーナがいてくれる。観る者が希望を抱くのは、彼女が若くて心の芯が強そうだから。彼女もさんざん傷ついているのに「今日はいいお天気よ(It's a beautiful day) 」とジョーが立ち上がるきっかけを与えることができるのだから。 窒息しそうなジョーが息をつくことのできる人生を取り戻してほしい。ショッキングなラストの自死のシーンが現実でなかったと分かった時、わたしは本当に、心からほっとしました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-08-11 23:41:15)
4.  美女と野獣(2014)
さて、これはたくさんある同名の映画の中で、どの程度の出来なのでしょう。他作品を観ていないので比べようもないんだけど、本作について言えばあまり面白くなかったです。王と雌鹿王妃の悲劇も、ベルと野獣の心の機微も実にさらさらーと流れてゆきます。もっともっとしつこく描き込んで、胸に迫るラブストーリーにしてほしかった。 レア・セドゥーがまとうドレスや宝飾品は素敵でしたが、画像加工の仕方が若干キラキラし過ぎていかにもフェイクっぽく眼に映るのは惜しい。レアは美形とは言い切れないけれど、「雰囲気をかもす」ことの上手いフランス人らしい女優だなあと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-08-12 00:42:55)
5.  ピアニスト 《ネタバレ》 
母親支配の怖ろしきこと。冒頭からいきなりモンスター・マザーが娘を蹂躙する描写からスタートし、不穏な空気がぷんぷん、ハネケ節全開だ。後悔先に立たず。観始めてしまうと、不吉な磁場に引きずられるように、この異常な話に最後まで付き合わされてしまう。 エリカは母親に精神支配されているステージ3くらいの疾患だ。反発した後で「お母さんを傷つけてしまった。申し訳ない」と幼女のように泣く。DVのせいで相手に依存症になってしまっている。そのひずみが性に向かう。経験の無さが彼女のコンプレックスだから。質の悪いポルノや覗きだけで頭でっかちになってる似非SM趣味のエリカ。M嗜好なのは母親を傷つけたいから。真のMじゃないので、ワルターに暴力を振るわれると一気に萎縮する。悦ぶどころではない。 ワルター。おそらく人生で拒否などされたことなど無いであろう容姿も育ちも申し分ない坊ちゃん。同世代のガールフレンドとはこれまで飽きるほど付き合ってきて、変り種のエリカは知的で格上の女性に思えたのだろう。だけど彼の手に負える物件じゃなかった。 エリカもワルターも互いに「私の言うとおりにして」「僕に優しくしてくれ」と要求するばかり。暴力に嫌悪を示していたワルターが、エリカの発する毒々しい気に呑まれて、手を上げ強姦におよぶ場面は映画史上グロトップ3には入るだろう。 ついには自らを切りつけるエリカ。もっと何年も前にその刃は母親に向けるべきだったのだ。あくまで彼女の心の中でだが。 その場で崩れ落ちるのでなく、外へ歩き出るラストは私にとっては不可解だ。エリカが死んだのかどうか明らかにしないとはハネケは何がしたいのか。この上エリカに生を与えるつもりなのか。 哀しい中年女を虐めているだけにもみえるこの映画。監督てのは作中の人物にとって神たる立場だろう。少しは愛をかけたっていいんじゃないのか。 ダンサー・イン・ザ・ダーク以来だこんなに点をつけづらいのは。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-13 00:39:05)
6.  ピラニア 3D
んー、こういう映画はどういう風に楽しめばいいのかなー。ワタシは明らかに場違いな客なのだが、エリザベスもドクもR・ドレイファスも出てるっていうんだもん。こっそり自宅で観賞したのだけども。ご丁寧に3Dってことはつまり映画館で観たらピラニアががーっと飛び出てきて、お姉ちゃんたちのおっぱいとか血しぶきとかも手に届いちゃうわけか。どうなのそれ。ベテラン俳優たちのプロ意識は見上げたものだった。リチャードは出て数分で死んでた。確認するひまもなかった。さらに一生懸命なのは前述していたレビュワーさんがいらっしゃるように、ゴマンと出てるエキストラの皆さん。水に浸かりながらえんえんバシャバシャやってたら身体疲れるだろうに、カメラが引いても手抜きなし。あ、でもはじっこに一人さぼり気味の奴をワタクシ見つけちゃいました。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2014-01-27 17:13:11)
7.  ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》 
私の中に、ほんのちょっとだけ残っていた11才の少女の感性がこの映画にすっかり魅せられた。眼が嬉しい嬉しいと言っている。秘密の隠れ家を求める心が、駅の裏側という歯車と仕掛けで織り成された狭い空間に喜んでいる。時計盤の裏から見下ろすパリの夜景!素敵な外国の絵本を観ているよう。からくりを修理するというのはそのプロセスすら楽しい。部品をひとつひとつ探して、直ったら何が出てくるのか、わくわくする気持ち。そのわくわく感が、映画創世記のメリエス氏のわくわくとリンクする。大人が夢を取り戻した、その一助を担った子供心の誇らしさ。11才からだいぶ遠くへ来てしまったけれど、私はヒューゴとイザベルのすぐ隣にいられた。三人組の気分で。コメディパート担当の鉄道公安官と相棒マキシミリアン、彼らも良かった。なんだかキレイなんですよね。立ち姿も濃紺の制服も。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-08-19 00:03:20)(良:1票)
8.  昼顔(1967)
プラスチックな質感のドヌーブが現実と妄想を行ったり来たり。ごくノーマルな人間から見ると、色んな性癖の人がいるもんだという資料にすぎないんだけども。変態侯爵のくだりが個人的には面白かった。いっちゃってたなー、上流階級のおじさんが。最後までドヌーブ妄想で押し切るシナリオ。フランス映画の、芸術分野に設けるゾーンの広さに脱帽。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-21 01:12:09)
9.  ひまわり(1970) 《ネタバレ》 
何度も観ているけど、分かっちゃいるけど、また号泣。オープニングの、マンシーニの音楽と地平線まで埋めつくす金色のひまわり、ここでいきなり涙腺にくるけど、堪える。ロシアの大地が広くて美しいなあ。無数の十字架と黄金色の畑、反則なまでに甘美な音楽。きりっと男らしいソフィア・ローレンと子犬のような瞳のマストロヤンニ。ロシアで探し当てたマストロヤンニと言葉も交わさず列車に飛び乗るソフィア、ついに涙腺決壊だ。後戻りできない現状を、苦さを噛みしめて受け入れる二人。二度と会うことはないだろうと悟った二人の、別れの駅。未練を残すマストロヤンニの瞳と、ぽろりと涙をこぼすソフィア。ここに至っては私は嗚咽状態である。泣く行為は心をすっきりさせる効果があるというけれど、この映画は泣いても泣いてもつらい。切ないよ。まぶたが腫れ上がってしまうので、観賞時は選ぶべし、と学んだ映画でもあります。
[地上波(字幕)] 10点(2013-04-11 00:55:19)(良:1票)
10.  ピアノ・レッスン
いわゆる『女性映画』と冠がつくとあまり相性が良くないのだが、これもまた然り。同僚(女性)が泣かんばかりに「すごく良かったー」と言っていた。私は今ひとつH・ハンターに共感できず。女が自らの意志を開放しようとしたら、どうして必ずセックスが伴うんだろう。海辺のピアノ、この画だけで期待がものすごく高かったぶん、なんだかなあと思わされた。前出の同僚はピアノを弾く人なのだけど、それって何か感受性の違いに関係してきますかね?
[映画館(字幕)] 4点(2011-11-29 01:07:28)
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