1. ベネデッタ
《ネタバレ》 ポール・ヴァーホーヴェン監督、お久しぶりでございます。 またこの方の作品を鑑賞出来て嬉しく思う次第です。 実在した修道院長のレズものということでそれ自体は確かに映画としては珍しく感じますが、 グロもエロも星の数ほど過激なものが蔓延してしまった現代においてはむしろ大人しめにすら思いました。 ただ純粋に一本のエンターテインメント映画としてしっかり楽しめるものに仕上がってり、 ベネデッタは果たして狂言者であったのか真に奇跡を見れる者であったのかは判然とせず、 それ故に善悪の付け方も曖昧であるのが私には好みでありました。 [DVD(字幕)] 7点(2024-02-19 12:38:45) |
2. ヘッドライト
《ネタバレ》 昔のフランス映画は小難しい印象があったが、本作は大変わかりやすく容易に見れた。 現代は「取るに足りない人々」と言う意味だそうだが、まさにこのタイトルにふさわしく、 どこにでもあるような不倫のお話。でもその等身大の人たちを等身大に描いているからこそ感情移入ができますね。 彼女との馴れ初めはすごくあっさりしてんだけど、家族や妊娠後の展開はしっかりと描かれていて、 おっちゃんの切なさにヘッドライトが当てられております。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-21 15:28:34) |
3. ベル&セバスチャン
《ネタバレ》 ベル。白くて大きくて美しい犬ですね。そして何より頭が良い。 人間にひどいことをされても、いい人と悪い人の区別がちゃんと付くのですねぇ。 でもあの犬は、おそらくですけどスイスの犬種じゃないかな。 舞台はフランスだけど、スイスに亡命する上での案内役という意味合いでスイスの犬を出してきたということかしら。 [DVD(字幕)] 6点(2016-03-26 00:11:27) |
4. 変態島
《ネタバレ》 あの、一体全体、どのへんが「変態」なんでしょうか?「5分に1回、変態の連続!」というキャッチコピーがついてましたが、どこにそんなシーンがあったんですか?こんなアホな邦題をつけた犯人は一体誰ですか?え?アルバトロス?ま~たあの会社か!(笑)。てなわけで、タイトルに偽り有りです。どうせつけるなら、変態島じゃなく、狂気の島とかそんな感じじゃないでしょうか。一言で言うと、ものすごく救い様のない内容です。息子が行方不明になり、両親はその息子を捜そうとするも、金をふんだくられ、幾度も騙され、やがて母ちゃんは正気を失い、父ちゃんは殺されておしまいです。不気味な雰囲気や、映像センスは硬派な作りでとても良く出来ていたのですが、結局のところ、何が言いたいのかよくわからない作品です。人身売買の告発?子を失った親の悲しみ?中盤まではまだ理解出来るものの、母ちゃんが真顔になって不気味な子供がワラワラ出てきてからはもうお手上げです。 [DVD(字幕)] 5点(2012-04-29 01:20:24) |
5. ペイネ愛の世界旅行
モリコーネのテーマ曲がいいね。話なんかむしろないといった方がいいかもしれません、結局は愛だと言いたいようです。カルト的でさえあるアニメーション。 5点(2003-06-07 23:41:18) |
6. ベニスに死す
美とは何なのか。「美」を追求した映画。こんなにもゆーったりとした映画なのに、主人公の心の葛藤が伺え、まったく飽きることはなかった。そしてあのラストときたら。海にたたずむ少年のきらびやかな光景。あぁ、、、あぁぁ。 9点(2002-07-20 23:15:37) |