2. ロバと王女
「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」とくれば、次はこの映画「ロバと王女」、カトリーヌ・ドヌーヴ主演のミュージカルで監督はジャック・ドゥミだ。ところが映画が始まってしばらくしたら、えっ近親相姦という意外な展開、ミュージカル部分もぐっと控えめ。だけどリラの妖精や魔法が出てきてやっと童話の世界だということがわかる。原作はペローの童話だけど、お姫様に王子様が出てきたり、結婚問題に難題を出したりするところは他の童話にも似ている。ということで、物語のあらすじはほぼ見えてくるのだが、まあ悪くはないだろう。大きく期待をせず、深くつっこまないで見るとなかなか良し。それにしても魔法とは便利、最後は未来の国からヘリコプターまで調達してくるのだから驚き。 [映画館(字幕)] 7点(2012-09-29 05:49:20) |