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1.  ルートヴィヒ(1972)
大歴史絵巻に圧巻。ルードヴィッヒ王役のH・バーガーはイメージがピッタリだった。シシー役のR・シュナイダーはちょっとイメージが実物と違うと思うけれど若い頃にすでに彼女は別の(テレビ)映画で一度シシー役をやっていてすでに彼女なりのシシーを作り上げています。あれだけの美女の誉れ高い女王役をほとんどの人に納得させる美貌と気品はすごい。ドイツ(バイエルン)王の話がイタリア語だったので初めは違和感があったけれど見るうちにそんなこと気にならなくなっていた。
9点(2003-01-27 18:22:14)
2.  ベニスに死す
主役のD・ボガートがさすがに難しい役をうまく演じていたと思います。(I・岡田にどこが似てるんだろう?)気難しい芸術家が美少年に憧れながらも言葉も交わすことなく病に冒され思い果たせず死んでしまうなんて、ちょっと現実にはありそうもない話だけれどこれまたさすがビスコンティがリアリティをそれとも夢物語を語ってくれました。あの音楽を使ったということもすごいセンスを感じます。
9点(2003-01-26 20:57:13)
3.  グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
男のロマンと友情でしょうか。女の私にはわかるようなわからないような。しがらみを断ち切って行ってしまうジャックには魅力を感じるけれど実際こういう人とは恋愛したくないですね。この映画でJ・レノを知りましたがなかなかの存在感がありますね。とても綺麗な映画だっという印象があります。
7点(2003-01-26 20:31:31)
4.  伴奏者
ロマーヌ・ボーランジェって演技がなかなか上手だと思います。しかし顔があまりにお父さんに似ていて、またどう見ても女優として顔に華がないですね。そういう意味ではこの役はとても合っていたと思う。物語はそれぞれのこころのひだがよく表されていて悲しかったです。
7点(2003-01-20 18:20:08)
5.  コックと泥棒、その妻と愛人
あまりにグロの世界なので当時見てびっくりしてしまいました。でもセットとか衣装とかの雰囲気、登場人物のコクはなかなか見ごたえがありますね。でももう一度見たいとは思えません。
5点(2003-01-18 22:37:28)
6.  ぼくの伯父さん
ほのぼのとしたフランスコメディ+機械社会に対する風刺もあります。軽くて明るい音楽も楽しい気分にさせてくれます。
9点(2003-01-12 20:26:54)
7.  ベルリン・天使の詩
当時ドイツが東西に分断されていたという背景を知らないで見たらきっとつまらないとか退屈などと簡単に判断するでしょうね。あの詩は自分自身の疑問としても共感できますが同じ民族、ともすれば親兄弟ですら会うこともままならない状況下に当てはめればその意味はもっと深く読み取れます。体制の違いが交錯するベルリンという都市なのです。P.フォーク、B.ガンツの天使というのは従来の天使のイメージから遠いものですがあのふたりの(美しいとはいえないが)人生の深さを物語れる顔は決して見る人に変だとは思わせないはずです。
9点(2002-11-27 22:09:42)
8.  髪結いの亭主
この映画に対する私の周りの評価がエロチックと言う意見が多く自身はそれだけの映画ではないと思っていました。皆さんの的確な評を読んで嬉しく思います。ちょっとおかしくて悲しくて純粋な恋の物語ですね。女優さんが綺麗過ぎるから男の妄想だ、という感想面白かったです。美人妻をもった夫への男性がたの並々ならぬ羨望が感じ取れます。でも美人じゃない女優じゃつまらないだろうし、男優がかっこよかったらやっぱりあのどこかおかしくて物悲しいニュアンスが出なかったのでは? 2枚目だったら踊りのシーンは無理だ。美女と野獣カップルって現実にもけっこういるし。 いい映画だったと思います。 ハイ 9点
9点(2002-11-25 20:28:19)
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