1. サマー・ドレス
宇宙を感じた。世界も広い。男優二人は本物のソレを感じさせる迫力があった。 其々の生き様を短時間できれいに纏めていてさわやかに仕上がっている。そう感じてしまう自分が怖いのでこれっきりにしたい一品。 4点(2004-12-11 20:08:35) |
2. 海をみる
サスペンスを要約した映像の連続。歯ブラシがエグかった。 5点(2004-12-08 23:05:36) |
3. 緑色の部屋
悪意の無い主人公の周りを振り回す立ち振る舞いが最後まで受け入れられなかった。 6点(2004-11-21 00:35:47) |
4. マルホランド・ドライブ
冒頭の女優の事故が意味ありげで実は何にもない、無駄の様で無駄がない。高尚なサスペンスでありながら煙に巻ききらないサジ加減が美味い一品。最初観た時は巻かれたがそれでも登場人物の感情や魅惑的な映像が楽しめ置き去りにはされなかった懐の深さ。禁断の二人の画に釘付けになった事は隠しません。 10点(2004-09-29 02:57:44) |
5. ジャンヌ・ダルク(1999)
ジャンヌは利己的で傲慢な女の子、観る側にこんな印象を一方的に押し付けるような映画になっているのが残念。彼女のそんな一面だけしか描かれてない、好感を持てる様な逸話を全て排除している。伝記映画として非常に後味が悪い。ジャンヌの子供時代と戦闘、火あぶりのシーンはよく撮れていた。そんなこんなでジャンヌ・ダルクにではなくリュック・ベッソンに2点。 2点(2004-09-29 02:13:54) |
6. 耳に残るは君の歌声
魅力的な邦題が内容にマッチしていない。耳に残る程の歌声はない。ラストで父親に再会したところにも感動しなかった。ユダヤ人に対する偏見の眼差しは見てて痛々しい、特に子供に対するそれは。 4点(2004-04-29 04:01:39) |
7. ピアノ・レッスン
ピアノを愛する事が彼女を愛し理解する事、それを理解できないスチュワートに不快感、切れて指を奪う彼が許せない、なんて思ってしまう程スリリングな雰囲気にどっぷり。ピアノと沈んだり浮いてきたりと感情を監督にコントロールされた気分になった。ホリーに絡むハーベイ・カイテルの身体が見苦しく決して綺麗とは言えないラブシーンはホリーだけ見る。 8点(2004-04-29 03:14:21) |
8. 風が吹くまま
インドののどかな家々と好意的な住人達を欺いて取材するクルーになじめなかった。その上ばあさんが予想以上に長生きすることにいらいらして、その孫の少年にあたったり亀をひっくり返したりやな感じはピークに達しつつあった。糞コロガシが必死に仕事してるのを蹴り飛ばさなかったシーンに唯一救われた。その必死な姿と自分を重ねて何かに気付いたっぽいけどちょっと遅かった。郷に入りては郷に従えというより彼個人に嫌気がさした。 3点(2004-03-10 22:49:54) |
9. アザーズ
こういう不気味な館のサスペンスは楽しめる。ニコール・キッドマンと家政婦のフィオヌラ・フラナガンの立場が微妙に変わっていく展開がとってもサスペンス。それにしてもニコール・キッドマンの「美」はそれだけで超常現象というかサスペンスというか、いいね。少しだけ彼女の物腰がI・バーグマンのそれにダブって見えた。迫り来る微妙な影・音、劇場・ホームシアターで楽しみたい作品。 9点(2004-03-10 22:45:55) |
10. ブラック・ドッグ
二輪・普通・大型・大特、各種車両とのカーチェイスは明解で良かった。黒い犬は単なるキーワードに使っただけみたい。ミートローフの最期の襲撃は自分の中でカット。 6点(2004-03-01 22:16:56) |
11. フューチャー・ゲーム
トニーが作った格闘ゲームを搾取した女社長にリベンジを果たすべく、トニー自身のレベルを上げていくRPG仕立ての映画。トニーのアホっぽさ丸出しの前半はおかしかった、後半レベルが上がるにつれ妙に事が円滑に進みすぎてどうだろって感じ。一々レベル表示するのはコンセプトとしてよかった。 3点(2004-03-01 22:05:36) |
12. 奥サマは魔女(1997)
子供の為にとった行動がきっかけで許されぬ恋をしてしまった。こういったお話は好きなんだけど奥様が魔女であることで面白みが増してるとも思えない。逆に許されない原因を設定が魔女である事に頼ったようにも見える。とは言えそこそこには楽しめた。ジャン・レノはこの映画でも受け付けなかった。 5点(2004-03-01 22:04:50) |
13. TAXi2
ダニエルF1ドライバーはいつ辞めたんだろ。セクシーなダニエルは今回も面白かった。すでにタクシードライバーであるとこから始まる為、1と比べるとナンセンスなシーンで時間稼ぎしてるようで間延びしてる。やくざの親分・蝋燭、後に着物の女の子2人、この画に赤面した。ジダンのユニフォーム着てたけどルックスはロナウド似、フランス as NO.1。 6点(2004-03-01 21:58:55) |
14. TAXi
日本のタクシー会社の教育に使って欲しいね、もちろんスピードじゃなくてダニエルのサービス精神。 8点(2004-03-01 21:58:29) |
15. Z
恐るべし国家権力、その圧力がとてもわかりやすく描かれていた。非常にサスペンスチック。 9点(2004-03-01 21:56:54) |
16. 落穂拾い
現代、流通社会の落穂拾いは浮浪者の専売特許ではない先進国フランス。商品にならない品物、それらを自分なりに利用していく人達、本当の節約ってのは何だろ、地球にやさしい感覚、何となく価値観・プライドを刺激された。アニエス・ヴァルダの暖かさと感性に任せたドキュメンタリー。 7点(2004-03-01 21:43:50) |
17. 赤いブーツの女
何故彼女があるときを境に超能力を発揮し始めるのか、フェルナンド・レイが手紙で操作する段階までは超能力の素振りはなかった、超能力を持ってる振りも描いてない為最初は悪夢でも見てるくらいにしか見えなかった。僕的にカトリーヌ・ドヌープが、な?おじさんみたいなことやったとこが一番ピークだった。 3点(2004-01-24 13:54:15) |
18. 夜と霧
面白いか否かというのは違うのでとりあえずこの点。頭の無い身体、身体の無い頭、薪と死体が交互に組んで焼く、大量の死体をブルドーザーで穴に押し込む。収容所に強制連行されたユダヤ人達がどんな気持ちで殺されるまでの日々を過ごしたのか考えると、悲惨だなんて言葉で表現もできない。あれだけの残虐非道な行為を実行したカボ達、上の命令だからしょうがないと言ってのける後半でちらりと出てくる罪悪感の無い表情が一番気分悪かった。当時の映像と写真、現在の映像、ナレーションの組み合わせ。 9点(2004-01-20 23:34:15) |
19. 即興曲 愛欲の旋律
《ネタバレ》 19世紀中頃のフランスでの芸術家達の愛欲を描いた作品、と言っても一線を超える愛欲を描写したのではない。作家ジョルジュ・サンドは作曲家ショパンの演奏を聞き恋に落ちる。何とか振り向かせようとストーカー風なことまでやってます。ショパンの親友のリストの愛人でありジョルジュの親友のはずのマリーが2人の鍵を握っていた。ジュディ・デイヴィスの男らしい立ち振る舞いとヒュー・グラントの太陽に当たれないほどのひ弱さがいい具合に調和していた。ジュディがヒューを貪るとこなんてすごく自然に見える。他にも実在した画家や詩人も登場して、其々個性的で助演を好演している。芸術家達の重々しい伝記物語でなく、その中の2人の出会い~相愛をピックアップし、コミカルにさっぱりと見せている。エマ・トンプソンがジョルジュを真似て男装してきたのが痛いのに可愛かった。 9点(2004-01-16 23:02:49) |
20. シンプル・プラン
あれだけの大金を着服しようとするときにきれい事並べて偽善ぶるハンクが1番小心で強欲に見えて増幅する嫌悪感を拭えなかった。偽FBIの彼が署長室にいるのも不思議だった。ある種ジェイコブの存在感は主役以上だった。 5点(2004-01-14 19:48:58) |