1. ひまわり(1970)
戦争+ラブストーリーという物語は多く作られてきたが、今作は悲恋を切なく描いた秀作の一つである。運命には逆らえないという悲しい摂理を、一面のひまわりが静かに感傷的に訴えてくるのだ。観賞後はどんよりした気分になってしまうのだが、それでもこの映画に惹かれるのは何故なのか。 8点(2004-01-27 16:41:04) |
2. 禁じられた遊び(1952)
子供の視点から見た戦争がいかに残酷であるか。彼らが純真であればあるほどその重さがずしりと心にのしかかる。観ていてとてもつらく悲しくなる。何度も観たいと思わせる娯楽要素はまったく皆無だ。しかしひたすら静かに訴え続ける映画であり、一度観ただけでも一生忘れることはないだろう。映画史に残る衝撃作であり名作。 9点(2004-01-27 15:21:10) |
3. レオン(1994)
ラストシーンが鮮烈に忘れられない。美しくも悲しいバッドエンド。音楽も良い。ただ切なすぎるせいか巻き戻してもう一度観ようという気になれない。それぐらい重たい作品。 8点(2004-01-27 12:38:09) |
4. ターミネーター2
《ネタバレ》 何度観たかわからない。ストーリーも勿論、音楽も映像も含めトータルでみても最高傑作。人間自らが作り出した機械文明がやがて核戦争を引き起こす。それを阻止する親子。そこに前作からの流れと叙情的エピソードを多く盛り込むことによって奥の深い作品になった。ターミネーターが自ら沈んでいくシーンは名場面といってもいいのでないだろうか。スリル、アクション、メッセージ性、どれをとっても文句のつけようがない。 10点(2004-01-27 02:58:24) |