1. 奇跡の海
《ネタバレ》 映画監督安藤桃子氏が、ボディブローのように効いてくる映画としてあげ、最低!と感想を述べていたため覚悟して鑑賞。でもそこまで最低ではなく、むしろ偽善ぽい感じもした。ラストのヤンの回復と海の変化、ここまでの奇跡を起こさせるほど、ベスの自己犠牲が美化されちゃうってどうなんだろう? ベスのまっすぐさはストーリー性が強くて最後まで飽きなかったしインパクトは残ったけど、ドドやヤンや精神科医の苦しさをもう少し描写してくれたなら、この尺をもっと活かせたように思う。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-06-07 18:05:53) |
2. 少年と自転車
主人公の目つきが最初からインパクト大。でもストーリー展開がちょっと都合良すぎるか。 [DVD(字幕)] 5点(2013-10-08 01:07:34) |
3. マイ・ブルーベリー・ナイツ
ノラはかわいいけど、話の展開とか、作りが粗い。これなら、同じ値段でノラのアルバム借りればよかったかな。 [DVD(字幕)] 5点(2008-11-14 00:03:05) |
4. 殯の森
《ネタバレ》 茶畑のおいかけっこを遠景で撮った画や、蒼い稲が揺れる風景など、日本の自然の美しさがとても印象的だった。だがしかし、クライマックスでも主人公のセリフが聞き取りにくいのはいかがなものかと・・・あと、主役二人の感情や衝動が文字通り丸裸のままあまりにもストレートに表現されていて、いいといえばいいけど、ちょっと気持ち悪くなる感じがした。 [DVD(邦画)] 4点(2008-08-03 16:15:29) |
5. ブロークン・フラワーズ
《ネタバレ》 「アメリカ、家族のいる風景」の直後に見た。ジム・ジャームッシュらしい音楽と画面のバランス美だなぁ。あともう一つの彼らしさ”抑えた感情表現”は、今回に限っては、味があるっていうより物足りなかった。ロードムービー好きとしては、プロセスの中で逐一生じてるはずの主人公の変化が丁寧に描かれてないように感じてしまう。最後ですぱっと主人公が変化してしまったら、せっかく旅のプロセスを描く意味がないじゃん!!「アメリカ~」のほうがまだいい。でも「テルマ&ルイーズ」の方がもっといい。 [DVD(字幕)] 5点(2007-08-06 23:58:13) |
6. バベル
見てから一ヶ月たってのコメントですが、見終わった後友人と、この映画は何を言いたかったんだろうねと混乱しながら話した。いろんなテーマが含まれていてもりだくさんすぎた感じがある。自分としては”子どもを大事にしろ”というメッセージは受け取ったけど。 [映画館(字幕)] 6点(2007-06-17 18:31:14) |
7. パリ、テキサス
《ネタバレ》 もうちょっと旅の途中が長くてもよかったなあ。いろいろいいとこあったけど、特に主人公の顛末がすき。ここまでしてソレかよ!!って、余韻が残る。赤い車を尾行するとこのカメラもヨイ。子どものチョイ悪なユーモラスな一人遊びな感じも。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-07 02:57:29) |
8. ベルリン・天使の詩
コロンボに4点。あんまりヒットしなかったというか、心に残ってない。名作みたいだからまた見てみようかな。 [地上波(字幕)] 4点(2005-12-07 02:52:55) |
9. WATARIDORI
最初は「奇妙な作品」というだけの印象だった。でも、なぜか繰り返し見たくなってしまう。そして見ちゃう。淡々とした雰囲気が、無言の迫力を感じさせる。あのカメラワーク、あの生命力。 次回作「皇帝ペンギン」の伏線もあって。きっと見ちゃうのだろう。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2005-07-02 14:49:34) |
10. オール・アバウト・マイ・マザー
うーん???あまり心が動かされないなあ。女の自由な生き方の応援歌ってところだろうか?人の世話にしても仕事にしても、主人公のデキっぷりがカッコよかった。でも本当はスト-リーより、時々挿入される印象的なカット(息子が事故に会う時、車内からその様子を撮っていたり)が一番クール! 5点(2004-06-06 11:57:49) |
11. ベティ・ブルー/インテグラル<完全版>
「愛と激情の日々」バージョンは見てないけど、インテグラルは2度見た。最初見たのは5年以上前、ふらりと入った映画館で。正直受けつけられなかった、また見たいと思わなかったし、今の精神年齢じゃ理解不能だってことがわかった。でも、ベティが放つものすごいエネルギーが印象に残ってて、恐いけど憧れの、いつか理解したい映画だった。 あれからいくつか恋をして、そろそろこれを見てもいいかなって気になってきた。見たら、なんてことはなかった。こういう恋愛はドラマチックだけど、ドラマで十分。私も大人になっちまいました。 映画として特筆したいのは、画が繊細で美しかったこと! [映画館(字幕)] 7点(2004-05-22 01:41:42) |
12. ボーイズ・オン・ザ・サイド
映画は、録画したからって気を緩めて途切れ途切れに見ては台無しになることがよくわかった。たぶんもう少し名作なんだと思うけどなあ。大好きなロードムービーだけど、いろいろ詰め込み過ぎの感あり。でも逆に、細かい部分まで気を遣ってありつつ、くどくなりすぎない脚本がよかった。ドリューのハマり役見てたら、自分も恋したくなってきた。 6点(2004-05-07 01:44:56) |
13. ナイト・オン・ザ・プラネット
洗練された、ウィットに富んだ、大人のオムニバス。エンドロールでキャストが表示される時、各々のストーリーごとに色違いになっているのを見て、単純ながらなるほどと納得。ローマが意味不明だったけど... (2004-04-05) 途中で寝てしまった二度目を経て、内容を思い出せず三度目の鑑賞。「マグノリア」などの群像劇のように、どこかで接点が生まれるかと期待して見たけど、完全独立オムニバスで勝手にガッカリ。ジムジャームッシュ好きじゃない人にはオススメしない一品。タクシードライバーと客たちの個性的な取り合わせ。平凡だけど真剣に生きる人々に、少しだけ人生を学ぶ。…かな?(2011-04-21) [DVD(字幕)] 5点(2004-04-05 12:27:54) |
14. ピアノ・レッスン
冒頭、青みがかった美しい映像に期待がふくらんだし、自分のコンディションも良かったはずなのに...なんか後味悪い。なぜニュージーランド?原住民?彼女の傷付きって?設定にも人物にも、最後までついていけなかった感じです。 1点(2004-02-27 03:17:09) |
15. アメリ
《ネタバレ》 前宣知らなかったから、全然期待しないで観たけど、まあまあ面白かった。実際にはシャイな子はこんな度胸ないと思うし、ラストも都合よすぎたけど、目で表現する演技がかわいかった!彼が家に来たときの色っぽさ、満ち足りた表情ったらもう...。小物、音楽、ファンタジー度、CGの表現(喫茶店でアメリが初めて彼に会ったあと、水になって崩れ落ちるとことか♪)キャラ設定、カメラワークと、(ストーリーをのぞけば)どこにも落ち度がなく全体がまとまってた感じがしました。女の子のための映画として覚えておけば、彼氏の株が上がりそう。 6点(2004-01-31 18:55:03) |
16. ポネット
ダメでした。単調すぎて飽きてしまい、疲労が勝って寝まくりでした。私はきっと優しくない人間なんだろうなあ。 1点(2004-01-29 00:26:52) |
17. ゴースト・ドッグ
外国映画で日本のことを知るのも変だけど、なんか武士道ってカッコよさそうだなーと思った。音楽のせいかな?あとこの映画で、カメラワークの面白さというものも知ることができた。 これを見てから一年以上経っても、忘れがたい雰囲気がある映画。温度が低い無機物みたいな抑えた感じがとても渋く感じられた。 8点(2004-01-29 00:18:16) |
18. ロリータ(1997)
ジェレミーファンに「キューザックのよりずっといいよ」と薦められなかったら、抵抗あって見てなかったと思う。思ったよりエロメインじゃなかったけど。ジェレミーがどんどん器の小さい男になってく巧さはよかった。嫉妬というよりもっと根本的な不安がメインテーマでしょう。そんでまた、あのコの小悪魔っぷりも徹底してていいんじゃないでしょーか。ヘソ出しセーラー服?にはついてけなかったけど。 細部にこだわってたり、ストーリーより雰囲気重視だったりと、しばらくフランス映画かと思ってた。ま、あたしは別に、見なくてもいいや。 4点(2004-01-29 00:06:13) |
19. 桜桃の味
《ネタバレ》 2016年の再見時: 監督が亡くなった。ユーロスペースでの追悼企画で、初めてスクリーンで見た。平日夕方という中途半端な時間にも関わらず、さすがの満席。 黄色い砂埃と主人公の横顔に、眠気を誘われるのはやっぱり変わらない!でも12年前と違って、緑に満ちたラストの意味がなんとなくわかるようになっていた。難解な映画とされるものほど、時間を置いて見たときに自分の成長に気づきやすい。 2004年以前の初見: 画面いっぱいに広がる黄色い大地と砂埃、ひたすら静かに展開するテンポが好き。週末の昼下がり、ワールドカップも競馬もやってない時のNHK教育はなかなか侮れないなと思った。マニアックさも上乗せして高得点。 [映画館(字幕)] 8点(2004-01-29 00:02:15) |