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1.  シェルブールの雨傘
当時のハリウッドの絢爛豪華なセットと、急にオーケストラが鳴り出して歌いだすミュージカル映画に反発して、あえて全編セリフすらも歌にしてしまう試みは衝撃的だ。この監督のコンセプトを知らずして「セリフまで歌の必要性があるか」のレビューはあまりにも切ない。 衣装もパステルや原色のはっきりした色を配置し、あくまで非現実感を演出。徹底的にハリウッドのそれらに喧嘩を売っている。しかしそれだけでは企画倒れになりそうなところだが、当時二十歳のカトリーヌ・ドヌーヴの神々しいまでの美しさと明るさと切なさを織り成すミシェル・ルグランの楽曲、そして誰しもが経験する「戻すことのできない時の流れと、かつて愛した人との別れ」という王道テーマによって最後まで描ききったのは見事だ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2018-02-26 02:17:55)(良:2票)
2.  ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版 《ネタバレ》 
こちら完全版を最初に見た方は、公開時のバージョンを後で見ても、追加シーンがないのはさほど気にならないか、もしくは物足りない気がするかも知れません。(そもそもヒトは削除より追加したほうが認識しやすいため)しかし公開時の作品を見た私にとって、追加シーンはまったくの蛇足。想像力で埋めた甘美で切ない物語が、木端微塵に吹き飛ぶエピソードでした。51分の追加シーンがなくても(ないほうが)作品にこめられたメッセージがある意味はっきりしていると痛感しました。大げさに言うなら、公開時の作品は映画ファンのための映画。この完全版はトトという男の物語。母親の「あなたの家に電話をするたびにいつも違った女性が出てくる。でもあなたのことを心から愛している人の声を今まで聴いたことがない…」という含みのある名台詞。この言葉も完全版では単にエレナを忘れないから、という未練たらたら男になってしまうのです。大人になった彼女に言い寄る姿は醜悪そのもの。監督はもともとそれを望んで構成しているかもしれませんが、それを知ってしまった私としては悲し過ぎる作品でした。観客はトトの醜態を見せずとも。心のどこかにエレナがいつまでも存在しているなんてことは百も承知。さらに、映画を見ている観客それぞれにも心の奥に必ずいる「誰か」を思い出したり、過ぎゆく時に身を任せながら若き日の傷を癒すものなのです。さらに言えば、ラストシーンも単に心の誰かを思い出すだけでなく、映画が好きだった頃の「情熱」に対し奮起させることもメッセージで描いているのですから、エレナだけに集約して欲しくないわけです。おそらく完全版を先に公開していたらここまで評価は高くなかったでしょう。当時を思い起こせば、悲恋系映画はそれなりにありましたが、ここまで映画を愛した人々をストレートに出した作品はまれだったのも大ヒットの要因でした。多くを語らない作品の大切さをこの映画で知りたくなかった… 。「観客」はすべてを見せなくても行間を埋められる想像力があることを忘れてはいけないと痛感しました。
[映画館(字幕)] 2点(2014-08-18 01:22:22)(良:2票)
3.  96時間 《ネタバレ》 
この手の作品のほとんどが、「父ちゃん強過ぎ」「リアリティなし」などの表現とともに低評価をされてしまう。ところが本作、偶然なのか計算しつくされたのかの議論は分かれるものの、実にいいバランスで展開している。リーム・ニーソン扮する男の肩書をうっすらと紹介する程度にとどめ、ライブコンサートでの活躍と機転で「ただ者ではない」を植え付ける。一方、娘を盲目的に愛していることもしっかり見せたおかげで、倫理観を無視しても助け出す、という一点のみのキャラが確定したのだ。こうなればもう怖いものなし。思慮深い役が多いニーソンのキャラを逆手に取った起用は正解だ。いつものアクションスターだと「いつまでこんなことやってんの?」的な失笑もあるだろうが、彼は実は腕っ節が強いというキャラをつけただけなのに、大胆な行動も不思議と違和感が起こらない。ちなみにシュワちゃんがやると真犯人は妻だったとなるんだろうなあ、ハムケ・ヤンセンだから。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-06-07 13:02:51)(良:1票)
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