1. マリー・アントワネット(2006)
《ネタバレ》 アントワネットの豪遊ぶり、おバカっぷり、壮麗なベルサイユ宮殿を見て楽しむエンターテイメント性の強い映画と勝手に思って(期待して)いたが、まったく違った。この映画では宮廷にとらわれた箱入り娘がひたすら人生を浪費していく様子を描いている。気になったのは、マリーの人物描写がとても浅いと感じたこと。キャラがさっぱり定まらずフワフワしている。実際にマリーはそんなごく普通の女の子だったのかもしれない。普通の女の子がいきなりフランス宮廷に放り込まれ、いろんなプレッシャーに苦悩する。贅沢な夜遊び生活三昧や別邸での擬似田舎生活も、見ていて空しいだけ。苦悩の裏返しであることがわかってるから。予想外に深い映画だったが楽しい映画とは言えないので6点。BGMで-1点。 [映画館(字幕)] 5点(2007-02-02 19:09:05) |