1. 路上のソリスト
《ネタバレ》 路上のソリスト 貧困・スラム・病い・家庭環境 といった現代社会の病巣を描いている映画を、最近”スラムドック$ミリオネラ”とこの映画とたて続けて見た。両作品とも非常に重いテーマを明るく軽く?描いている点共通しているが、こちらはあまりスピード感が無い。じっくりとw主人公であるジャーナリストとソリストの視点をとおして展開する。終盤にて双方の内面が交錯する。しかしあまり最高レベルでは感動しなかった。途中で結末の予測がついてしまったのとそこに至るまでの展開に意外性が無かったのかもしれない。ジュリアード音楽学院の中退が才能の証なのか、何故路上から脱出させようとしたのか?自らの閉塞感の打破のためビジネスに利用するつもりが友情へと昇華していくからか?そのあたりの描写をもっと深く感情移入できるくらい欲しかった。しかし佳作として鑑賞するには、良い時間を過ごした感はある。 [試写会(字幕)] 6点(2009-04-24 16:20:30) |