1. ラウンド・ミッドナイト
《ネタバレ》 なんちゃってジャズ好きとしては以前から気になっていた映画やったんですよ。 なんで観なかったかっていうとどうしてもハービーハンコックがダメだったから。 演奏云々じゃないんですけどダメやったんですよ(ジャズ好きなら察しがつくと思いますが)。 もっと前に観ておけばよかった。 出演したジャズメン達みんなイイ顔してます。 ちょっとハービーハンコックも好きになりました(役どころが結構おいしい)。 なによりデクスターゴートンの演奏が素晴らしい。 パリのなんともいえない雰囲気によく合う。 友情がテーマとされているけどどちらかといえば芸術家の孤独は友情も家族の癒しも意味をなさなかったというのが正解な気がする。 自分の名前は永遠に残るという確信をもって孤独のまま死んでいく。 ボビーハッチャーソンが出てるのでプラス1点。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-08-12 01:25:33) |
2. 殺しが静かにやって来る
《ネタバレ》 マカロニウエスタンのでたらめさがいい意味でよく出てた舞台設定! 砂塵でなく吹雪がガンマンに吹き付ける雪の街。 モリコーネの悲しげで陰鬱なスコア。 さすがコルブッチ監督! 発想が違う。 爽快感こそ全くないものの寒さと痛さがこちらまで伝わってくる賞金稼ぎたちのガンファイトもよかった。 しかしここまでやったらいいんやけど、あのマカロニ史に残るラスト・・・。 あれはいったい何なんや? なんか告発映画みたいな字幕まで入るし。 特典には投げやりなハッピーエンド版まであるし。 コルブッチ監督は不法がまかり通ってる世の中に激しく憤っていたのかもね。 貴重な映画体験でした。 [DVD(字幕)] 6点(2014-05-11 05:09:44) |
3. ターミネーター2
《ネタバレ》 名作というより定番って言葉が似合う一本。 前までは断然1派やったけどターミネーターとジョン、サラとの人間関係に惹かれるようになった。 母子モノっちゃ母子モノなんで日本人のメンタリティに訴えるものがあるね。 ジョンことエドワード・ファーロングのみずみずしさ!(絶対にファーロング現在で検索しちゃだめよ) あざとい役柄になりがちなポジションをギリギリな感じで演じきってくれた。 あと気になったのがダイソンさんの存在。 こういった映画では非戦闘員がゴミ屑のように死にまくって、かえりみられることは基本ない。気にしてたら、娯楽映画として成り立ちずらいけどこの映画はダイソンさんの立ち位置や、少ない台詞、表情で否応なしに巻き込まれ、無残に殺される非戦闘員の悲しさを娯楽映画の枠でめいっぱい描いてる。 いや、いい映画でした。 あ、シュワちゃんのことなんも書いてないや。 追記 あまり映画を見ない人と一緒に見たんやけど、スリルシーンで目を背けるし、有名なラストには涙するしで自分が純粋な気持ちで映画を観ることをいつしか忘れていたのに気づいた。 レビュー脳はなかなか治らない。 [DVD(字幕)] 8点(2014-04-30 20:46:57) |
4. レオン(1994)
《ネタバレ》 映画館上映当時以来の観賞 こんなに大味な映画やっけ? 当時は傑作やと思ってたんやけどね。 一流の殺し屋の割には不用心だとか迂闊だとか余計な考えがよぎって のめりこめないところが多々ありましたが、ラストに向かう盛り上がりはさすが。 コミック風映画やと思えば良質映画。 ワンシーン、ワンシーンの演出や見易さテンポはよかった。 映画中に1,2か所「オッ」と思わせるシーンがあれば結構いい映画に思えてまう。 しかしジャンレノもナタリーポートマンもゲイリーオールドマンも若い! [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-03-21 18:16:38) |
5. シラノ・ド・ベルジュラック(1990)
《ネタバレ》 セリフ回しがみごと! これフランス語理解できて聞いたらもっといいんやろうな・・・。 フランス風浪花節なストーリーがめっちゃツボでした。 シラノは唯一無二のヒーロー像やと思う。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-26 08:53:40)(良:1票) |
6. 愛してる、愛してない...(2002)
《ネタバレ》 「あなたがバラの花をくれたから、私は心にケガをした」 「アメリ」が全然楽しめなかった私に友人がそっと薦めてくれた作品。 二重、三重の展開、オドレイトトゥの笑顔(これがこの作品のミソやねん)。 全てにハマった。 観終わった後「アメリも下手したらこうなるやんなぁ~」としみじみ。 とにかくあっと驚くラスト! 女の子から「面白い恋愛映画ない?」って聞かれたらこれをまず挙げている。 [DVD(字幕)] 8点(2009-08-04 02:21:08) |
7. 荒野の1ドル銀貨
《ネタバレ》 この映画のなにがいいって役者がいい。 さわやか二枚目のジュリアーノ・ジェンマに正統派美人のイヴリン・スチュアート。 肝心のストーリーは前半タルかったけど後半20分くらいからいい感じで盛り上がってくる。 よもやアレが土壇場で活きるとは。 ラストのボーカル入り主題歌が沁みる。 タイトルの1ドル銀貨をもっと効果的に演出して欲しかった。 せっかくかっこいい小道具なのに。 ラストのアレに喰われ過ぎ。 西部劇やマカロニ好きならグッとくるものがあるかもしれないけど、それ以外の人が楽しめるかどうかは疑問。 私はボチボチ楽しめました。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-25 10:39:32) |
8. 仕立て屋の恋
なんか純愛モノみたいなことがパッケージに書いてあったけど、要は仕立て屋のおっさんが窓から美人を覗き見するお話。覗き見する時にかかる音楽がまた変態ぶりを加速させる。 しかしただの変態ストーカー映画で終わらせないのが最後の展開とセリフ。 人によっては変態から純愛に昇華したととらえるかもしれない。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-24 22:23:49) |