1. チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~
《ネタバレ》 「ペルセポリス」がよかったので期待しすぎたかなあという感じです。 間に入るアニメやノスタルジックなイランの街並みや風景の美しさや小物にまで隅々まで監督の美意識が感じられます。ちょっと乙女チックなテイストが入っていてまたそれもよし。 でもストーリーは…ありきたりすぎで革命前のイランというエッセンスがなければ「ああそうですか」で終わってしまうものなので、いっそのこともっとおとぎ話風にしてしまえばよかったのでは…。いくら絶望のあまり・・といっても8日ベットで断食して(まあ水飲まなきゃ死ねるかな?)死んでしまうってとこからしてなんでやねん!!という感じだったんで、アズラエルとか出すんだったらやっぱりアニメにしちゃったほうが監督のセンスがいかされるんではと思いました。 しかしチキンとプラムってあまり重要じゃなかったですよね。奥さんの得意料理?ってことでもっとこの料理がストーリー上重要な意味を持ってくるのかと思ったのですが…。奥さんもかわいそうですな…。バイオリン壊しちゃったのはどうかと思うけどさ。 [DVD(字幕)] 5点(2014-05-06 11:18:55) |
2. アザーズ
《ネタバレ》 映画館で観たら全然怖くなかった・・・・。家で一人で見たほうが怖いかも。 でも何が怖いってニコール・キッドマンの顔…。 [映画館(字幕)] 5点(2014-04-29 21:36:21) |
3. マリー・アントワネット(2006)
《ネタバレ》 この点数は美味しそうなお菓子ときれいな衣装の分です!とにかく色彩の淡くてきれいなフリルとリボンの洪水!マカロンが美味しそう!これでラデュレ大人気ってわかる気がするなあ。 まあ・・・そんだけです。 このころの宮廷生活ってなんか退屈そう・・・ってのはよくわかりました。 [映画館(字幕)] 5点(2014-04-27 22:33:43) |
4. マリー・アントワネットに別れをつげて
《ネタバレ》 ベルサイユでのロケとか衣装とかアクセサリーとか調度とか細かいところがさすがです。 宮廷の華やかな表はよく知ってるけど、裏側は結構ぼろい・・・。 あんなきれいな服着てる侍女もせっまーい部屋に住んでるんですねえ…。風呂もトイレもないし。 しかしストーリーは、はて?って感じです。シドニーはいったい何者なんですか?いくらんでも身元不明の孤児が宮廷に入り込めちゃうわけないからそこそこのうちの娘さんなんだろうけど・・・・。(そうでもないのかな?)王妃にあこがれを抱いてるのはいいとして、それでポリニャック夫人に嫉妬・・・ってもうそこで身分制度の壊れかけている原因があるじゃん・・・。 心の中の立場は同等なんだよね・・・。 革命の一連の動きって中にいたら全然分かんないでみんな右往左往してたんだなあってのがよくわかります。ネットもテレビだってないしね。 王妃のダイアン・クルーガーはきれいだけど、きりりとしすぎてて頭よさそうだし、移り気で気ままだけど愛される王妃って感じがしないなあ。嫌味な感じにみえます・・・。ちょっとがっしりしてるからロココの女王って感じじゃないなあ。 あと、ポリニャック夫人を愛してるって寵愛って意味なんですかね。ニュアンスがよくわかりませんでした。ベルばらで育った身としてはアントワネット様には「おお・・・!フェルゼン・・・!!」って感じでいてほしいものです(笑) そういやポリニャック夫人の身代わりって、夫人ってギロチンにかけられたっけ?逃亡に成功したような気が・・・とおもってたらやはり検問でドキドキしただけであっさり逃亡成功したし、なんかあっけなく終わってしまい、シドニーの人生は尻切れトンボ・・・。置いてけぼりくらった気分です。 [DVD(字幕)] 5点(2014-04-27 22:23:31) |
5. 別離(2011)
《ネタバレ》 イランに旅行したので見てみましたが・・・・。 どこの国でもありそうなお話です。変わってるのは異性に触れないのにどうやって介護するんじゃ!ってとこと、最後のコーランに誓えないところくらいかな。 2時間で結構長いのにあきませんでした。 本当はどうだったのかちょっと謎解きみたいなとこもあり…。でも子供が父のために自分から偽証するとかみんな悪くないのに相手を思いやるあまりすごいわだかまりができ、関係者皆不幸になってしまった…。 しかし原因はちょっと変な人にかかわってしまったから?な気もしますが…。失業中なのに子供ができて、しかも奥さんが働くとおこるとかおいおいって感じ。向こうの人って誇りが高すぎて男の人が介護の仕事なんかできるのかなあ・・・。 主人公の奥さんも出ていかなかったらたぶん奥さんが義父の介護をするんですよね?(着替えはさせられないだろうけど)その辺アジアの感覚だなあと思いました。 日本だって他人事じゃないけど。 流産しちゃった女性も、信心深いのはいいとしても、ベールの扱いがなんか隠れようとしているというか、判断とか責任から逃れようとしているように見えました、 しかし本人たちの主張とかだけで実地検分もあまり重要じゃないみたいだし、審理はほかの人も聞いてるし、なんか大丈夫なのかなあと突っ込みたくなりました。弁護士とかの制度ないのかな? [DVD(字幕)] 7点(2014-04-20 12:39:52) |
6. グッバイ・モロッコ
《ネタバレ》 モロッコに行く前にみにいったのですが・・・。 まず音楽があまりにうるさくてあいませんでした。 そして西洋人が自分探しに?辺境(といってもモロッコなんかはまだおしゃれ感あるけど)にふらっといっていろんな人に迷惑かけてるようにしか見えんのですが…。実話ってとこが怖いけど、こういう人いっぱいいるんでしょうね…。女ばっかで無事全員なにごともなくすんでよかったね…。というくらいモロッコは安全なんでしょうけど。今じゃどうなっても知らんぞよ。 [映画館(字幕)] 2点(2014-01-04 14:43:36) |
7. 白いカラス
《ネタバレ》 すごーく深い社会問題を扱ってるはずなんだけど…。 そもそも黒人が白人の振りするってできるの???というか、アンソニー・ホプキンスがそうだとしたら整形したとしか思えないんですけど。と、余計なことを考えちゃって話はどうでもよくなってしまった。 [映画館(字幕)] 4点(2013-11-04 17:26:03) |
8. 倫敦から来た男
《ネタバレ》 かなりの映像マニアなら楽しいのかもしれない・・・・。 でもお話を楽しむのが好きな人には、んー・・・・。 ワンカットがあまりに長すぎ、しかもスローモーション?というくらいゆっくりゆっくりゆっくり・・・・。 なんか意味あるんでしょうか? しかも主人公の運命が狂い出すのが1時間半以上たってからなのでそれまでの時間はなんだったの・・・・?(まあ鞄を拾ったことから運命が狂いだすんですが、それはおいといて) とにかくおもわせぶりな映画でした・・・・。 最後え・・・それでいいの・・・・?って終わり方だし、お金を二人に目の前で渡す刑事の無神経さにびっくり。 あとティルダ・スゥイントンがふつーの疲れた奥さん役ってのが珍しかったな。口元がいつもちょっとあいてる風なんですが、今回は特に白黒だし、文楽の人形みたいにかくーーーっと開きそうで怖かった。娘役の人もちょっとティルダに似ててこわい。 [DVD(字幕)] 3点(2013-08-15 23:48:16) |
9. 金色の嘘
《ネタバレ》 ユマ・サーマンが美しい!!後姿が完璧!なんでこんなつまんない男と不倫してんだろ・・・・。貧乏(というか、自分の財産がない?)だから? ケイト・ベッキンセールが演じている奥さんが最後のほうで全部知ってたってシーンが怖かった…。 調度品とか映像の美しさとユマ・サーマンに+1点 [映画館(字幕)] 6点(2013-03-03 15:10:14) |
10. 耳に残るは君の歌声
《ネタバレ》 豪華な出演者にドラマティックなストーリー。なのにどうしてこうなるの・・・? それぞれの演技は素晴らしいし、(ケイト・ブランシェットの化けっぷりには毎回びっくりだ)話だって波乱万丈涙涙…のはずなのになにがたりないんだろう・・・?まったくなんの感動もわいてこないんですけど。 音楽は素晴らしいです。オペラとかそれぞれの分野の入門編(いいとこどり?)。 CD買っちゃった。 [映画館(字幕)] 3点(2013-03-03 14:01:26) |
11. オルランド
ウルフの原作を読んでちんぷんかんぷんだったのですがなんか心惹かれるものがあったのでえいがにも挑戦。 ティルダ・スウィントンがいいです。 16-17世紀くらいの絵にある若い男に見えなくもないし女性にも見えるし不思議な存在感。 衣装も見ごたえあります。エピソードは(私にとって)面白いとこと退屈なとこがまだらというか、全体的にはストーリーを追っただけという感じでした。 最後現代のシーンいらなかったような。ファンタジーなのに我に返らされちゃう。一応オルランドの不死性を意味してるとか意図があるんでしょうけど。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-03 12:58:14) |
12. メランコリア
《ネタバレ》 最初の8分くらいの無言の映像?で早送りしてくれーーーー!!とお願いしたくなりました。帰ろうかと思いましたよ。ほんとに。必要なのかな…これ。 やっと話が始まってなかなかまたイライラさせられます。結婚式・披露宴に2時間遅れって・・・・。ありえない・・・・。司会というかプランナーさんはいないのか謎…。 こんな結婚式招かれたらいやだな。 どうやら新婦が鬱らしいのですが…。新郎も結婚する前に気づけよ…。両親も変です。見てて疲れました。疲労宴・・・・。 と、やっと後半のほうで話が進みます。 惑星が地球に接近してくるみたいです。こうだ!ってお知らせもなくなんとなくそうなんだろうってのが示されるだけ。二つの月が登って映像がシュールでキルスティンが青白い顔で立っているとデルヴォーの絵みたいできれいです。 前半のキルスティン演じてた鬱の花嫁さんが鬱がひどくなって姉の家に引き取られてくるのですが、惑星が近づくにつれ元気になっていく。どこかほかの世界を見てる目がすごいです。 反対に姉は落ち着かなくなってくる。結局平気さーなんて言ってた姉の夫は惑星がぶつかるってわかるといきなり自殺してしまってびっくり。どうせ全員しぬんだったら待ってればいいのに…。半端に文明が壊滅しちゃってサバイバルな世界になっちゃうなら死んじゃったほうがいいかもですが…。妻子をおいて勝手な奴です。 結局姉妹とその子の3人で淡々と最期を迎えるのですが、ほんとに淡々としています。惑星の軌道を変えるため、決死隊が宇宙に旅立ったりしないし、人々がパニックになって大騒ぎになっている描写もなく、最後が来ます。宗教的ななにかも感じます。 でも、で、なんだったの?といわれるとなんだったんでしょう????あとで監督も鬱だったとか新聞記事で読みましたが、鬱のリハビリ映像なのでしょうか??? もうちょっと編集どうにかしてくれたらよかったんですが、この長さが主人公の鬱を表現するのに必要だったのかも? おもしろいというか興味深いけど、人にはあまり薦めにくい映画です。 [映画館(字幕)] 6点(2013-01-04 12:15:34) |
13. おとなのけんか
《ネタバレ》 アイディアがいい。一部屋で4人の夫婦がおとなのけんか。 日本でだったら子供の喧嘩というか、怪我の話し合いに親が夫婦で集まってしかも加害者側の親が結構でかい態度…なんてありえない。(最近はそうでもないか?) 最初っから良識のある大人のようでいてなんか・・・ひっかかる感じをじわじわと出してきてケイトのげ○で一気に加速。 クリストフ・ヴァルツってイライラさせる名人だなあ。 ジョディもどんどんこめかみに血管が・・・怖いよう。 この二人が名人っぽかったけど、脚本がそうなのかな。配役を変えてみても面白いかも。みんな芸達者だから結構はまるかも。 しかしなぜに何度も帰ろうとして帰れなくなるんだろう…不思議。ほんと脚本うまいわ。 そしてそろそろこの人たちやばくない?と思い始めたとき唐突に終わる。まあいつまでもやっててもね。 最後のハムちゃんがいい味出してた。後味が一気によくなったです。 [DVD(字幕)] 6点(2012-12-05 00:20:47)(良:1票) |
14. 予告された殺人の記録
《ネタバレ》 女優さんの美しさしか残りません。この映画でしか見たことないんですが、しかも20年以上前なんですが、いまでも覚えてます。 原作とは関係ない映画だと思ったほうがいいかな。 [地上波(字幕)] 3点(2012-12-02 01:14:54) |
15. メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
《ネタバレ》 題名のあまりのかっこよさに期待しすぎたというか、内容を勘違いしてしまったかも・・・。作品全体の乾いた感じがよかった。でもちょっと長すぎ。 かわいたといえば、これ湿度の高い日本だったらえらいこっちゃですね。 [DVD(字幕)] 5点(2012-12-02 01:00:36) |
16. 白いリボン
芸術的…なんでしょうか。 暗ーい画面にくらーい表情の登場人物。抑圧的な社会。大事件じゃないけど気味が悪いことがちまちまおこり、いやーな雰囲気が画面から垂れ流し…。不穏で何か起こるぞ何か起こるぞ・・・・で2時間まっても何も起きませんでした。疲れた。 人に道徳を説く人ほど裏で背徳的なことしてるんですよね。けがをした医者とその娘がかなりきもちわるい。 ほかにもいったいどういう理屈で家族を支配してるのかとにかく人を縛り付けたいだけなのか目的がわからない権力を行使する身分も様々なお父さん(家長)たち。この村に自分が住んでたらかなりイラつきます。 このイライラ感がナチスの台頭につながったんでしょうか?でもナチスだっていろいろ拘束バリバリの世界なのに…。ドイツ人拘束好きなのかしら…。 [DVD(字幕)] 4点(2012-12-01 23:04:08) |
17. アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン
《ネタバレ》 トラン・アン・ユン監督どうしちゃったの・・・・。 そしてシタオってどこの名前・・・・?シタオ君。なんかタジオ君(ベニスに死すの)を思い出す語感…。 なんか感想それだけです…。 [DVD(字幕)] 1点(2012-03-27 21:57:01) |