1. ダイ・ハード/ラスト・デイ
1作目の完成度をこの「ラストデイ」に期待すると、肩すかしであることは間違いありません。 本作はドンパチやってるアクションしかないと言っても過言ではないのです。 一応ドラマもあります。 本作で焦点があたっているのは、主人公の息子である「ジャック」のキャラクターです。 描かれているのは親子の確執・そして絆。 仕事ばかりだった父と、父を嫌っていた息子の描写は普遍的なものなので、多くの方に受け入れられるでしょう。 しかしそんな要素は添え物にすぎず、あとはアクションぶっ続け。 本作の上映時間はシリーズ最短の100分足らず。 しかもアクションシーンがその7割を占めるというバブリーな構成なので、それを期待するなら大いに楽しめると思います。 さらにマクレーン親子は作中で言われているように「不死身」に思える無敵さなため、あんまりハラハラしませんwそこは弱点でしょう。 でもこれでいいんじゃないでしょうか。 小難しいドラマや会話シーンは最小限で、あとは大いにアクションで楽しんでもらうサービス精神は大好きです。 しかもけっこう意外な展開も待ち受けています。これも安っぽいと言えば安っぽいんだけどね。 シリーズおなじみの知略だとか、情報戦略だとか、現地の警察と協力するだとかの展開はありません。 こんな行き当たりばったりなゴリ押し映画を「ダイ・ハード」と呼んでいいのかどうかは激しく疑問ですが、「バトルシップ」などのバカ映画が大好きであればおいしくいただけると思いますよ。 [映画館(字幕)] 5点(2013-02-17 15:05:16)(良:1票) |