1. イタリア的、恋愛マニュアル
《ネタバレ》 4組のカップルの話がオムニバス方式でつながっていきますが、どんどんシビアに興味深くなっていきます。出会いの話は平凡ですが、カップルが年を重ねて倦怠期になるにつれ考えさせられます。倦怠期も恋愛のエスプリだと思わないとと思わせる映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-02 23:12:36) |
2. 家の鍵
《ネタバレ》 障害のある子供の面倒を見続けていて、そのために犠牲にしているものを数えながら、ふと自分の人生はなんなんだろうと思ってしまう。障害を持つ子供じゃなくても、寝たきりの親や、家族の面倒を見続けている人たち共通の思い。シャーロット・ランプリングが「この子が死んでくれたらと思う」という言葉の重さ。看病疲れでの殺人や心中をするニュースを見て責めることは出来ないと、つくづく思ってしまします。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-02-29 23:07:35) |
3. インテルビスタ
いかにもなフェリーニならではの映画です。 ずいぶん前に見た「甘い生活」。主役のふたりが年をとって以前の映像を見るシーンは感慨深いです。 どうでもいいようなシーンも多いけど、マリリン・モンローのTシャツを着て通り過ぎる太った人を見て 「マリリン顔が膨れて虫歯みたい」そんなことを話してるところなど大好きです。 それにしてもアニタ・エグバーグの変わりよう。 ショッキングブルーのマリスカや、シックスセンスのオスメント君も驚くほどの体重増加。 なのに、どの人も見てるうちにかわいく思えてしまいます。 [映画館(字幕)] 5点(2019-10-20 07:28:58) |
4. イル・ポスティーノ
《ネタバレ》 ストーリーが、上手に進みすぎて物足りなさを感じました。中でも一番ひっかかってしまったのは詩を贈ることで女性の愛を得る、それも与えられた詩で、というところにまったく入れませんでした。ただ風景がとてもきれいでした。内容とは違いますが主演男優の遺作として、実際に余命幾ばくもない時期の出演、フィリップ・ノワレとの友情のたまもの、という宣伝は苦手でした。 5点(2005-01-12 21:37:29)(良:1票) |
5. 家(1976)
カレン・ブラックのちょっと蓮っ葉な感じが大好きです。この時期、大林の「ハウス」とかもあって、古い家が怖かったです。この頃、ベティ・デイビスも年を取ったなあと思ってみていましたが、八月の鯨を見た時は、まだ若いなあと思ったりしました。 5点(2003-08-04 01:05:32) |