Menu
 > レビュワー
 > もっつぁれら さんの口コミ一覧
もっつぁれらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 542
性別 男性

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ストロンボリ/神の土地 《ネタバレ》 
いきなり結末についての考察になってしまいますが、バーグマン扮するカリンは夫のもとに戻るのでしょうか?「神様!神よ、私に力を!」と叫ぶところで終わってしまい、ここから戻るくらいならここで死んだ方がマシ、という意志の固さを自分は感じました。 映画の序盤に話を戻すと、カリンは「自由を求めてアルゼンチンに行きたい」と言い、また「私は文明社会の女」とも。 夫を捨て、噴煙を上げる火山を命懸けで乗り越えてまで女が手に入れたかったもの・・・自由とは一体なんだろうと、映画を観終わって考えた。 イタリア本土やアルゼンチンに行けば文明的な生活ができ、自由が得られると考えていたようですが、文明的な生活をすることが自由なのか? カリンは自分の中に新たな命を宿し、夫からの愛を受けているにもかかわらず、色目を使って本土へ逃れようとしていましたが、夫の愛や子供の命よりもそれは大事なものなのか?疑問を抱かずにはいられません。 また、島民の閉鎖的な気質も理解が難しい。よそ者だろうとお互いに助け合う精神が見えないのは何故なんだろう?あれほど自然災害が頻発する場所だと、大抵は協力し合う気持ちが自然と出てくるような気がするのですが。この住民の環境も映画用に作られたような気がしてならず、ヒロインの心情も含めて疑問点の多い物語のように思えます。 これを踏まえると、この映画の言いたかったことは一体なんだったのだろう??いくら考えても自分には分かりません。 一方で島での生活についてですが、こちらはかなりリアルに捉えている印象。 やはりマグロ漁のシーンは必見で、大勢で歌に合わせて網を引き、大量のマグロが水面に上がるシーンは圧巻。銛で巨体を船に引き上げ、幾重にも重なるマグロの姿。複数のカメラで捉えたこの一連のシーンは、自然からの恵みを享受し喜びに溢れる一場面と言えるでしょう。また、噴煙や土砂が村全体を覆い島民が逃げ惑うシーンも嘘偽りのない本物の噴火現場を撮ったと思われ、これほどの災害を生で撮影に挑んだ監督やスタッフ達の情熱には頭が下がる思いでありますし、最後の噴火口付近でバーグマンが火山灰を吸い込み咳込む姿を見ても並大抵でない苦労が伝わってきて、劇中でのカリン役の島を出るのだという強い意志とがオーバーラップし、自分がそれまで感じていた疑問など吹き飛んでしまうほどの圧倒されるような気持ちになりました。
[映画館(字幕)] 6点(2013-12-23 15:05:34)
2.  素敵な歌と舟はゆく 《ネタバレ》 
ここまで面白さが感じられない群像劇は初めてかも。 それぞれの登場人物に関するエピソードにおいて興味を引かれる事が皆無で、またそれらの接点に関しても決してそこから話を広げていこうという意思も感じられないため、ただひたすら退屈で冗長な印象しか受けなかったです。 まず、登場人物の行動に不可解な点が存在していたと思うのですが、カフェの女店員が森の中に連れ込まれて襲われた後、その男が元カノにビンタされて大爆笑していたにもかかわらずデートの誘いを受けてしまう所とか、仕事でミスをした黒人の男が食事に手を付けなかったりした所など、他にも行動の動機が理解し辛い所がいくつか出てきていたのは、敢えてストーリーを構築するのを避けながら作ったからなのかもしれませんが、あまり面白いとは言えないと思います。 ただ、それぞれのストーリーに共通しているのが、仕事でミスをした黒人、皿洗いがテキトーでクビになったり盗みを働いて捕まった青年、屋敷の主人とイチャついてクビにされた使用人など、生きる上で何かと躓いている人たちばかりでしたが、彼らを皆救済しようという意思はないのか、ワイングラスを傾けながら楽しそうに歌を唄う二人だけがハッピーエンドを迎えてしまっているため、彼らの乗ったヨットのロングショットを見ても最後まで救われない人たちの事が気がかりで上手に締めくくっているとも思えず、結局最後まで良い所が見当たらない映画でした。
[映画館(字幕)] 5点(2012-02-05 00:06:25)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS