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ルクレツィアの娘さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 349
性別 女性
自己紹介 基本的には、お金を掛けた映画と歴史時代物が好き。

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1.  パッション(2004)
この映画は暴力的で、自制心に欠ける。また、聖書にない描写があって、非常にうるさい。特に冒頭の、イエスが実際に傷を治す奇跡を起こすシーンは、不要なので削るべきだ。この映画を観て、あらためて文字の力を実感した。聖書を何度も読み返し、イエスの苦悩やマリアの嘆きや弟子たちの弱さ、ローマ兵の残虐やユダヤ祭司たちの醜悪さに触れる。男の弟子たちは逃げ、女の弟子たちだけが処刑の場を見守っていたこと。偶然に通りかかってイエスの十字架を共に担いだクレネ人シモンのこと。後に初代ローマ教皇としてあがめられるペテロがした、3度の否認のこと。十字架の下でさいころに興じていたローマ兵のこと。そして、イエスの言葉。すべてが短い描写だ。けれど読むたびに、人の弱さと醜さと強さと優しさについて考えさせられる。ほんの一行の描写について、あとから気が付くことがある。私はキリスト教信者ではなく仏教徒である。だが、聖書の持つ強さには敬服する。そして、キリスト教徒たちが制作した膨大な絵画についても感嘆する。有名無名を含めて膨大なキリスト教の絵画と並べたなら、この映画は、単にその一つに過ぎないような気がする。聖書の持つ普遍的な強さはない。映像と合わさることによって、心に響いてくるイエスの言葉はあるけれども、そう考えるには、この映画の方向が何か違う。私はこの映画を観ていて、フランス映画『ゴルゴダの丘』と比較してしまった。ほぼ同じ部分を描きながら、両者の印象はだいぶ違う。白黒とカラーの差異だけでなく、監督の精神のあり方だと思う。
3点(2004-05-09 01:36:00)(良:1票)
2.  薔薇の名前
閉ざされた中世の修道院の持つ、寒々しく厳格な雰囲気が映画全体を覆って、決して、観ていて楽しい映画ではない。ついでに、みんな修道士なので、およそ服飾関係においては観るべきところが無くて、ゴージャスな映画の好きな私としては非常に寂しかった。でも、女と絡まないショーン・コネリーといい、うわぁ~と思うほど若く可愛いクリスチャン・スレーターといい、観て得したような気分になった。原作も読んでいないし、キリスト教のこともよく知らない人間にとっては、理屈っぽい展開でよくわからなかった。妙に凝っているセット等で雰囲気は盛り上がってるけど、サスペンスとしては???な作品。ギーが悪人なのは分かってたし、ショーン・コネリーはココで闘わなくちゃショーン・コネリーじゃないし、変な妖しさのあるキャラたちも、出てきただけで終わっちゃった感じだし(原作を読めば面白いのかな)。「どこにも謎に薔薇がからんでこないなぁ?? どうしてこの題名なんだろう?」と鑑賞中ずっと思っていたけど、題名がこのラストに使われて、締めくくられるとは思いませんでした。うーん。いや、でも、観て損はなかった。ホント。
5点(2004-04-11 21:34:10)
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