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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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1.  夜よ、こんにちは
外の光を入れた奥の部屋には不動産屋さんと不動産屋さんの説明を聞く女。手前の真っ暗な部屋には説明を全く聞こうとしない男。冒頭のこの一場面だけで「企み」を匂わせているのも凄いんだけど、なにより明るい部屋と暗い部屋を同じ画面に映そうとするその発想に唸らされる。その後も映画の大半を占めるその住居内映像は奥に映される隣室や窓の外の景色によってスリルを獲得し、様々な角度から様々な部屋が映されることで混乱を生みながら、一つの「世界」を構築してゆく。その世界で生まれる幻想はやがて外の世界から切り離され、その世界の現実となる。その世界とはまさに「映画」であり、ラスト、我々は映画が現実を凌駕する瞬間を目にすることになる。それは実に幸福な映画体験であった。劇中で女が「想像で人は救えない」と言う。対して男が「想像は現実的だよ」と。想像はいつでも現実になりうるのだ。
[DVD(字幕)] 8点(2010-10-22 14:22:04)
2.  欲望(1966)
放浪三部作の始まりはロンドンを舞台とする。音楽とファッションとアートを背景にジェフ・ベック、ジミ-・ペイジの在籍時のヤードバーズのライブという貴重映像を盛り込みながら(けしてピルグリムさんと月麻呂さんのお仲間に入れてもらおうとして書いたわけではなく..ってこともなく..笑)、ゴダールのソニマージュにも通じる音楽と映像の融合からなる独特の世界観を作り上げたアントニオーニの真骨頂。あると思っているものが実は無い。幻想や夢や勘違いといったものではなく、存在するもの全てに存在の可能性を問うている。そんなこと言い出したらサスペンスなんて成立しない。しかし、そんなことお構いなしにストーリーを消し、最後には主人公まで消し去る。この映画自体がもともと無かったかのように。衝撃的です。『マトリックス』の原型はコレだった!! ウソですけど。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-05 16:34:32)(笑:1票)
3.  
あるとき突然、女は愛の喪失に気付く。男は納得のいかないままこの告白を受け入れざるおえないのが常なのだが、この作品では、納得がいかないまでも、一応の理由が語られる。女がその心情を言葉で説明するラストシーン、、これさえなければと思った。同じ目にあっているが故に、ちゃんと納得したいというアントニオーニの願望がついつい出てしまったのだろうと思った。それでも男と女のすれ違う想いが痛々しくもリアルだと思った。、、、と、以上がずっと昔に見たころの感想。点数にすると5~6点てとこかな。でも他のアントニオーニの作品を何本か見た今はこの作品の見方も変わっている。いくらマストロヤンニやジャンヌ・モローといったビッグネームが出ていようとも、人物を追ってばかりじゃこの作品の旨みはわからない。女が自らの愛の喪失に気付く前に、背景は彼女の心情を映し出していた。ラストの説明は観客に向けたものではなく、あくまで夫に向けたものであって、観客に見せたのはその後の悲しすぎる言葉のすれ違いにすぎない。あぁ、やっぱり痛々しくてせつない。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-04 17:56:30)(良:1票)
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