1. ラストエンペラー
批評家の間では不評とか。史実に基づいて作られていないなど。なるほど確かに坂本氏が甘粕役をやってるくらいですから。ベルトリッチについても、「1900年」をピークに力量が落ちていると言う声も聞かれます。個人的にはこの監督のファンなのでそれなりに楽しめましたが。他に競争相手のなかった年でしたが、イタリア人に対するオスカー獲得は嬉しかったです。 10点(2002-02-27 12:04:14) |
2. ラスト・ハーレム
トルコやイタリア合作と言うこともあってか、結構かたく、真面目な作り。決してエロだけに走った作品ではありません。しかしハーレムものとして、予想通りのストーリー展開でしたが。個人的にはハリウッド映画の「アンナと王様」を思い出しました。終焉をむかえたハーレム。そこには外の自由よりも、守られている不自由を選びたいと言う女性の描き方は、やはりアメリカ映画とは違うなと。ただ唯一の不満と言えば、終盤、ハーレムが封鎖されてからの描き方が端折り過ぎと言うか、駆け足過ぎると言うか。それと映像の色彩の問題だと思いますが、暗い映像から宮殿生活がそれほど艶やかに感じなかったこと。勿論、出演者は美しい人ばかりで、しかも脱いでくれてますから申し分ないですが・・・・・? 9点(2002-09-19 19:32:33) |
3. ラストエンペラー/オリジナル全長版
当時のブームにのって観たんですが、個人的にはこの「完全版」にもハマってしまいました。しかし人には勧められませんね。あまりに長過ぎです・・・ 9点(2002-02-27 12:05:02) |
4. ラストタンゴ・イン・パリ
「氷の微笑」のようなグロテスクさは無く、フランス映画のような優しい愛の表現(カタチ)も無い。これがイタリアの監督が作り出した作風なのだろうか。しかし個人的には多少気の抜けた感じがした。何はともあれ、巨匠らしい重厚さは感じられた。 7点(2001-01-27 00:36:12) |
5. ライフ・イズ・ビューティフル
他の投稿の好評価には、戸惑いを感じる。演技もストーリーもあまりに技とらしい。自分の周りの評価は(勿論自分も含めてだが)、決して面白いと言う人は居ない。これは単に、イタリア映画に対する免疫が出来ていないからなのかな? 4点(2001-01-27 00:34:27) |