Menu
 > レビュワー
 > ザ・チャンバラ さんの口コミ一覧。2ページ目
ザ・チャンバラさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  セントアンナの奇跡 《ネタバレ》 
郵便局の窓口係が、切手を買いに来た客を突然撃ち殺す。インパクトがあり、本編を見たくて仕方がなくなる素晴らしいイントロ、これは傑作に違いないと思いました。。。 そんな期待とは裏腹に、本編はかなりガッカリな内容でした。前半は山田洋二が撮りそうな人情喜劇で、「イタリア=のんびり」というアメリカ人のイメージをモロに反映したステレオタイプな描写が続きます。話の展開は非常にゆっくり、戦争映画を観るつもりで来た観客にとっては拷問に近いペースでチンタラと話が進んでいきます。 一転して後半はシリアスモードに突入するのですが、ここからはアメリカ人特有の思考に基づいたやりたい放題がはじまるので、観ていて腹立たしくなりました。本作の要となる「セントアンナの大虐殺」です。無抵抗の市民560人が犠牲になったセントアンナの悲劇は一応史実ということにはなっているのですが、いわゆる南京大虐殺という冤罪を背負わされている我々日本人としては、この手の虐殺ネタはどうも胡散臭く感じます。敗戦国を貶めるためのウソ・捏造・拡大解釈のいずれかではないかと。そんなデリケートな事件をスパイク・リーがどう料理するのかには関心があったのですが、これがあまりにベタベタな描写でガッカリしました。無抵抗の一般市民を機関銃で虐殺し、死体をガソリンで焼く。ご丁寧に赤ん坊を銃剣で突くという描写までがあるのですが、”第二次世界大戦当時の残虐行為”の絵面としてはあまりにもありきたりです。その結果、監督は史実をきちんと調べず「恐らくこんな感じだったはず」というイメージだけで撮っていることが丸出しとなっています。常に正義のアメリカ国民にはわからないかもしれませんが、こういう歴史映画で悪役にされると、その当事国の国民は傷つきます。だから、せめて歴史的事実くらいはきちんと調べてから映画を撮るということをいい加減覚えて欲しいものです。。。 そして映画は呆気にとられるラストへ。殺人犯となった主人公の裁判がはじまるのですが、金と権力と脅しによってこの殺人犯は保釈され、アメリカの司法の及ばない海外へと逃亡します。そこで、命を救ったかつての少年と再会してめでたしめでたし、、、って、これのどこが感動作なんですか。個人による処刑を認め、法を捻じ曲げることがハッピーエンドだなんて、私は受け入れられませんでした。性根が腐ってますよ、この映画は。
[DVD(吹替)] 3点(2012-05-08 01:44:59)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS