1. ZERO:9-11の虚構
《ネタバレ》 以前、テレビか何かで、紹介されていて観たかったのですが、漸く見ることが出来ました。 登場していた人の中には、CNNドキュメント等でも紹介されていた人も数名登場していたので、この映画の方向性は承知していた筈ですが、あらためて観て面白いな、と感じました。 あの事件に関して言えば、あたしも結構疑問があって、その意味でこうういうドキュメントを出されると、全て信じてしまいそうで怖いですね。まぁ日本では結構制限されている情報…というか、マスコミもあたし達も調べないだけなんだろうけど、結構知らなかった事の多さはありますね。取り上げられている内容の中には、判断の付きにくい部分があるのも事実で、正誤の判断は容易には出来ませんが、 こうした視点を変えた見方というのはあって良いと思います。但し、こういう映画の問題でもあるのだけど、基本的に一方的な見方しか見せないというのは、やっぱり問題では無いかと考えてしまいますね。 例えば、この映画の中でWTCの崩壊原因をテルミットによるものでは無いかと言っている訳だけど、確かケロシンの燃焼温度も十分にテルミット並みの高温になると思ったのだけど、そういう反論めいた物は一切出てこないし、飛行機の機体のアルミでテルミットの効果があったのかもしれない訳で、この辺はある意味巧みではあるけど、映画としての誘導が非常に上手いと思います。 911関連のドキュメンタリーは幾つもありますが、この映画と「華氏911」を観ると、共通に照らし出される部分があるのも、非常に興味深い所です。 [映画館(字幕)] 7点(2010-11-22 12:21:26) |
2. 砂漠の戦場 エル・アラメン
いわゆる、”マカカロニ・コンバット”のひとつなんだけど、これは良いですよ。世間的にはボロカスに言われるイタリア軍で唯一ドイツ軍からも絶対的な信頼を受けた”ファゴーレ”空挺団の奮闘が描かれてます。ストーリーもこの手の映画ではかなり秀逸な部類に入るでしょう。なんか物凄くリアルな感じがすると思ったら、兵装は殆どが実物です。カーロ・アルマートやセボメンテの実物を拝めるのは信じられませんでした。イタリア軍がこれだけ格好良く描かれた映画は皆無なので、イタリア軍好きには是非とも見て欲しいですね。 [DVD(字幕)] 9点(2006-02-14 17:54:02) |
3. 荒野の用心棒
やっぱり、「用心棒」と比較してしまうんですよね。イーストウッドのかっこよさと三船のかっこよさは別物、とわかっていても、どうしても比較になってしまう。あたしはどっちも好きなんですよ。ただ、今見返すと黒澤の方があたしは好きですね。テンポのよさは「荒野の用心棒」、立ち回りの面白さは「用心棒」なんですよ。単純にガン・アクションと剣さばきの差でしか無いですけど、あたしの場合は三船の大きな動きこそがやっぱり魅力なんだなぁ。そうそう、盗作と言っている方居ますけど、これたしか黒澤に了承得てるんじゃなかったでしたっけ? 8点(2002-11-03 19:21:35) |
4. エーゲ海に捧ぐ
本当は「フル・オープン」でやるべき映画だったんだよ(笑)池田満寿夫って人は本当に奇才だったけど、絵画的表現だけで、あたしはあまり文章は上手いとは思わなかった。映像表現も同じで、なんか彼らしさってのが無いんだよなぁ。どうせなら大島渚みたいに向こうの映画ということにして好き勝手やった方がよかったんじゃないだろうか。どうでも良いけど、テレビでチッチョリーナを黒木香が吹き替えたら、不気味でしかなかった憶えがあります。 5点(2002-03-08 23:28:51) |
5. 勝利への脱出
これ、絶対にヨーロッパ(フランスかイギリス)で作っていれば、名作になったと思う。所詮サッカー後進国のアメリカだね。ペレがこの映画をきっかけにアメリカでサッカーの普及に尽力したのが良くわかる。スタローンは・・・どうでも良いです。 7点(2001-07-24 01:23:40) |