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プロフィール
コメント数 119
性別 女性
自己紹介 好きな映画は愛のある映画。走る映画。たとえ1ヶ所でも好きなシーンがあれば、つい許してしまう大甘のレビュアー。

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1.  ローマでアモーレ 《ネタバレ》 
夫が「せっかくの休みだしのんびりとした映画でも観に行こう」などといって向かったのがこの作品。「ウッディアレンだよ。のんびりしてないかもしれないじゃん。題名とペネロぺクルスに惹かれただけのくせに」と毒づきながら同行したら、なんだかとっても面白かった。一応「アニーホール」からちょこちょこ彼の作品は観ているけれど、最近のものに関しては省き方が半端なく上手い!というのが1番の感想。時間軸とか、そこに至った経緯とか、普通なら突っ込みを入れたくなるような展開も、ばっさり飛ばしまくっていて痛快。イタリア人って本当におしゃべりなんだなと思っていたら、アメリカ人のオペラプロデューサーのアレンがローマに向かう飛行機の中でもっとすごい喋りっぷりで嫌味をまくしたてていたり、建築家志望の青年は数十年後の自分(だと思って観ていたのだけど違うのかしら?)が止めるのも聞かずにきっちり恋人の親友に翻弄されてさっぱりと捨てられていたり、純朴な新婚の2人は結局それぞれ軽く浮気をしちゃうのだけど踏み出す前の悩み方が対照的だったり、どのエピソードもすべて人生だなぁ~。いやはや声を出して笑った映画は久しぶりです。もちろん、ロベルトべニーニは安定の存在感。新婚の奥さんがスペイン広場(かな?)で迷ってカメラがぐるりと回るシーンで、自分もこんな風に異国で迷ってしまいたいと思ってしまった中年主婦の妄想は、いつかローマに行く!という確かな望みに変わりました。ホントに素敵な映画。
[映画館(字幕)] 8点(2013-08-19 12:09:31)
2.  ジンジャーとフレッド
鏡越しに見るタキシード姿のフレッドの、そのあまりの美しさに泣けました。かつて愛した女の前で、もう1度気取って見せるポーズ。愛おしく切ない男の強がり。別れ際、思わず汽笛の音で引き止めるフレッドに、鞄を置いてひらりと手を振るジンジャーのいさぎよさにも泣けました。2人の戻る場所は、もう2度と一緒になることはないんだな、と。人は思い出だけでは生きていけないけれど、思い出があればきっと大丈夫なんですよね。名優2人の見事なタップに心から敬意を表します。
9点(2004-12-16 01:02:35)(良:2票)
3.  ノー・マンズ・ランド(2001)
戦争というものがきれいごとじゃすまされないということをただただ痛感。一人一人の力がなければ戦いは成立しないのに、一人の兵士の死の前にすべては無力.....。女性記者の最後の台詞がかなりハードに心に響いたのは、我が夫が同業者だからかな。戦争下における報道の意味ってなんなんだろう? 私達の意識はそれによってどう変わっていけるんだろう。アカデミー賞(アメリカ)はこれに外国映画賞あげているのに、自国作品はなぜあんな..........。
7点(2004-01-21 22:44:13)
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