1. ひまわり(1970)
《ネタバレ》 戦争が無ければ、二人の人生は繋がっていたはずだったのに、戦争のせいで、お互い別々の人生を歩むことになる。こういうのが運命っていうんでしょうか。何とも辛いですね。今見るとベタな展開としてみえてしまうけど、それなりに設定がしっかりしているので、浮いていません。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-20 23:18:14) |
2. ラストエンペラー
《ネタバレ》 愛新覚羅溥儀という単語、小説だったか、漫画だったか、授業だったのか・・・どこか聞き覚えのある名前でした。こんな数奇な人生を歩んでいたとは知りませんでした。日本も重要な関係性があるのに、私は、満州国や愛新覚羅溥儀について無知です。そう育ってきているから仕方ないのかもしれませんが。 [DVD(字幕)] 6点(2010-06-25 19:44:22) |
3. 海の上のピアニスト
《ネタバレ》 船と共に人生の幕を閉じる、っていうのはストーリーとしては綺麗に収まってるけど、それでも、1900の言い分は詭弁にしか聞こえませんでした。陸に下りたことも無いのに、陸について蘊蓄を語れる資格はないでしょうに。可哀想なくらい心が卑屈になってしまっている1900が、何だか残念に思われました。 [DVD(字幕)] 5点(2010-03-13 00:46:03) |
4. デス・サイト
《ネタバレ》 偏愛・変態な殺人犯が登場する映画は多々ありますが、この作品もその類いです。人質の命をポーカーの勝敗で左右する犯人も犯人ですが、やむをえずゲームを相手する警察も警察で、客観的にみると漫画チックでチープなストーリーです。でもこのくらい馬鹿げてる方が、かえって面白いです。説明不足とも取れる展開の潔さや、死体のどアップ、不吉なカット割りなどに、ダリオ・アルジェント監督の色が出ています。カードで警察側が勝った時の緊張感は、思わず私もガッツポーズしちゃいましたw [DVD(字幕)] 7点(2009-12-21 17:57:43) |
5. ニキータ
《ネタバレ》 パンクです。始まり方から終り方まで。 [DVD(字幕)] 6点(2009-06-17 19:36:09) |
6. ライフ・イズ・ビューティフル
《ネタバレ》 最後、母と息子が再会できてホッとしましたが、二人とも父親グイドのことを気になる様子が無いので、グイドが可哀想ですね・・・。グイドのキャラクターは、少し接する程度なら面白くて好印象ですが、もし身近にこんな人がいたらうざったいかもw 泣けると聞いてこの映画を見たのですが、泣けなかった理由はグイドのおちゃらけっぷりが性に合わなかったからだと思います。前半のふざけたノリは良かったのですが、後半の強制収容所に入れられてからの話はあんまりでした。 [DVD(字幕)] 5点(2009-04-07 23:45:55) |
7. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
《ネタバレ》 前半は良かったけど後半のテンポが緩くて惜しいです。思い出に固執する中年男の悶々をダラダラ続けられると、辛いですw この完全版よりも劇場公開版の方が好きです。 [DVD(字幕)] 6点(2009-03-13 19:57:01) |
8. ノー・マンズ・ランド(2001)
《ネタバレ》 シリアスな内容で、誰もふざけていなくて真剣なのに、なぜか滑稽で面白い戦争映画でした。戦争という、人間にとって永遠の課題であるテーマに、映画の醍醐味であるエンターテイメント性も加え、まるでドキュメンタリーのような、かたや舞台劇のよう感じました。反戦への思い、国連の低能さ、マスコミの非常識さが、分かりやすくストレートに伝わってきます。BGMが一切無く、緊張感漂う空気が最初から最後まで続いています。 [DVD(字幕)] 7点(2009-03-03 19:37:07) |
9. インフェルノ(1980)
《ネタバレ》 特徴的なのは色彩。赤と青が画面の大半を占めています。1カット毎に拘りを感じます。ダリオ・アルジェントの作品は芸術的と言われているが、その理由を垣間見ることの出来る作品です。怖いとか気持ち悪いとかではなく、むしろかっこ良いと思ってしまいます。美女をビショビショにして残忍に殺害する、そのドSっぷりにもかっこ良さを感じてしまいます。そして途中で登場してくる猫たちが、なぜかとても可愛いくて仕方ありません。にしてもこの不条理さは何なんでしょうか。確信的に不条理さを演出してるのか、あるいは素で作っているのか・・・。幻想的で緊張感のある世界観は完璧なのに、ここぞって時に「?」ってなります。行動に対して理由が無く、現象に対して事由が無いです。理解出来ないので鑑賞後にとてもモヤモヤします。人間はモヤモヤが嫌いな生き物だと思うので、そのモヤモヤさを視聴者に体感させるのが監督の意図なのであれば、納得しましょう。意図してないのであれば、これはキ○ガイとしか思えませんw 真面目な人/まともな人/ジョークが通じない人にはお勧めできない映画です。 [DVD(字幕)] 6点(2009-02-17 01:42:13)(笑:1票) |
10. スリープレス
見るのは2度目です。見る者を嫌悪させる殺人描写はまだ廃れていません。楽器でガツガツシーンは、確実に数日間頭に残ります。絨毯を這うカメラワークはお見事。ねちっこいゴブリンの音楽との相性も抜群。ただ、たたみ掛けが少し弱いですね。あとヒントが多すぎる親切設計もどうかと。脚本はスマートなんだけど(当社比)。殺される女性達の悲鳴や仕草が芝居染みてるのも何だかなぁ。でも、好きです。 7点(2004-04-28 03:49:17) |
11. 太陽がいっぱい
2、30分見始めたときは、ただ男と女がイチャイチャするだけの映画なのかと思い不安でしたが、途中から急速に面白くなりました。会話の中での、洒落っ気のある駆け引きがよく分からなくてその部分はいまいち楽しめませんでした。でも、繊細なようでいて大胆なトムの行動に目が離せず、サスペンスとしては分かり易いハラハラ感で、十分楽しめました。終わり方がすっきりしていて良いです。主張せず引き立て役に徹しているBGMも良いです。 7点(2004-04-18 03:22:28) |
12. オペラ座/血の喝采
撮り方面白いです。酔いそうになるけど。異常なアップシーンはさすがアルジェントといった感じ。脚本、展開は無茶苦茶。それも良しです。ただ、ハードロック調のBGMは合ってないです。映画の醸し出す雰囲気が崩れて安っぽくなってます。他の作品でもたまにハードロックな音を使ってるけど、それだったらプログレなゴブリンの音の方が断然合ってます。 5点(2004-03-19 15:13:29) |
13. デモンズ
インパクトのあるストーリーです。ハードでギンギンでビキビキしてます。中学生の頃に姉に薦められて見て面白かった思い出があります。当時はダリオ・アルジェントが制作に携わっていたとは知りませんでした。今になって見直してみると、気味悪いアップのシーンや原色を使う色彩、そして何と言ってもつっこみ所満載の不条理さなど、随所にダリオ・アルジェントの醸し出す世界が味わえました。かなり強引で勢いに任せた展開。でも映画は結果面白いもん勝ちです。 7点(2004-02-26 22:02:36) |
14. ニュー・シネマ・パラダイス
音楽が大変綺麗です。ラストへの展開の仕方がわざとらしく感じましたが、泣けました。子供の頃の思い出は大事にしていきたいですね。 7点(2003-12-21 03:28:15) |
15. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版
スカーレットシュリンプという小さいエビを飼っているのですが、そのエビは小さな水槽に5,6匹入っていて、死んでしまうと他のエビ達がその死骸を食べるんです。その行為は水槽内の清浄化であり食事であるのがエビ達の常識なのですが、それが人間の世界だったらと考えるとゾっとします。死んでいる物が生きている物を食べるという点ではこの映画では正反対だけれども、このゾンビ達の頭の中では人間を襲って食べるという行為は常識なんだろう・・・と見ていて思いました。今の時代になって見るとゾンビがチープに見えるけども、エグいとろはちゃんとエグいし、スケール感がとても良くてあまり気になりませんでした。変に完結していないので、こうなってしまった世界を生き抜くある人達の一部分を見れた感じがして、妙にリアルでした。 7点(2003-11-26 20:17:33)(良:1票) |
16. フレディVSジェイソン
2大スターの戦いを見ていて、幼い頃にカブトムシとクワガタを無理矢理戦わせてたのを思い出しました。理由はどうでもいいけど戦ってるところが見れる、、、そんなワクワク感。フレディの爪のカチャカチャ音を聞くと背筋がゾクっとします。ジェイソンがピンボールのようにあっちゃこっちゃぶつかるところがベストシーンです。にしても巨乳とホラーは実に良く合いますね。でも、もっとエロさが欲しかった! 5点(2003-11-09 16:49:14) |
17. フェノミナ
ジェニファー・コネリー可愛い!かなり傲慢な役柄で普通にムカツクが。こんな子を死体&蛆虫風呂に突き落としちゃう監督にアッパレです。夢遊病で屋根の上を歩いてる所が妙に滑稽で笑った。ラストの勢いが好き。 8点(2003-02-09 16:51:58) |
18. サスペリアPART2
あのピアニストが、なぜ謎を解き明かそうとまで至ったかが全く伝わらない。そういう点では、土曜ワイド劇場の主人公と同じだ(ちなみに金曜サスペンス劇場は探偵、刑事の主役が多いような気が。どうでもいいけど)。その不条理さが監督の良さなのかもしれないが、ただ単にこだわりが無いだけって感じてしまう。ぞっとしたのはカラクリ人形がカタカタしてるシーンのみ。他はインパクト薄いし。1の方がオドロオドロしさと勢いがあって好きだ。 4点(2003-02-09 16:39:40) |
19. サスペリア(1977)
特に怖い、と思ったシーンは無いんだけど、映画通しての雰囲気がホラー。美少女にバレーに館に魔女。日本で言う所の四谷怪談のような古典的ホラーだろう。ラストへの伏線が薄く感じた。もう勢い勝負だ。凝ってるように見せかけて、実は粗が多いし。コウモリがおもちゃ感たっぷりで、それ見て一瞬で興醒めした。音楽、色彩、殺人描写が良いだけに、惜しいなー。 6点(2003-02-09 16:11:34) |