1. 続・世界残酷物語
《ネタバレ》 前回と形式は同じやけどとことんパワーダウン。 世の中にはうまい嘘、下手くそな嘘、おもしろい嘘、つまらない嘘があることがよくわかった。 ただラストにその中でもとびっきりつまらない人間楽器を取り上げてFINのセンスは嫌いではない。 [DVD(字幕)] 3点(2017-10-14 12:08:28) |
2. 世界残酷物語
《ネタバレ》 映し出される映像はヤラセも含めて巧み。題材も現代と比べると情報の少ない時代によく選んだもんだなと感心する。 60年代っぽい荒い画像で当時の珍しい映像が観れるのはなかなか風情がある。 問題はナレーション。ホラを吹くな!勝手なこと言うな! [DVD(字幕)] 6点(2017-10-14 12:04:57) |
3. さすらいのガンマン
《ネタバレ》 続荒野の用心棒と静かなる殺し屋と観てきたけど同じ監督が撮ったとは思えないほど作風が違う。しかし一貫しているのは社会における不正への糾弾やマイノリティに対するまなざし。ここでもナバホ族が主人公やし、売春婦もたいていいい役。重いテーマを扱いつつも列車アクションありナバホジョーのゲリラアクションありとサービス精神を忘れていないのもいいね。だれるシーンもあるんでこの点数。テーマソングの脳内リピート高し。 ナバホジョ、ナバホジョ、ナバホジョー [DVD(字幕)] 6点(2014-08-02 22:25:31) |
4. 星空の用心棒
《ネタバレ》 星空も用心棒もまったく関係なし。 (強いていえば星型かな) ジュリアーノジェンマ主演のマカロニは爆発的におもしろくはないんやけど手堅く楽しめてええね。 ジュリアーノジェンマは一挙一足がいなせなんよ。 惜しむらくは今回は周りのキャストがちょい弱かったかな。 インチキ大道芸親娘とかいいキャラしてたのに活躍は最後だけ。 娘がいやにエロい。 悪役にいたっては没個性過ぎる。 なんかこうもっとジュリアーノジェンマに対抗できる奴が欲しかった。 [DVD(字幕)] 6点(2014-07-02 19:35:03) |
5. 真昼の用心棒
《ネタバレ》 誰も書いてないのが意外。 「あの」フルチ監督がマカロニの監督をしていたとは。 フルチmeetsフランコネロというごくごく一部の人にはたまらない一本。 比較的話は正統派でガンファイトも多くかつ撃ち方、シチュエーションが凝ってるので飽きさせない。 そして何より酔いどれ兄貴の存在。 ニヒルやけど心の内に熱い想いを持ち、なんやかんや弟(ここは話のミソなんやけど)を愛している。兄貴、主役喰ってます。他にも何でも屋の中国人や、サディストでファザコンの悪漢等他の登場人物もいい感じに立ってるね。 しかしそこはフルチ監督。 暴力描写が長いのなんの。 死に方もこの時代にしてはグロいし。この頃から無駄に職人肌やねんからもう。 ラストはガンファイトで締めて欲しかったな…。 テーマソングはマカロニ史に残る傑作 [DVD(字幕)] 7点(2014-06-07 01:18:22) |
6. ぼくは怖くない
《ネタバレ》 なんせ、主演の子がうまい!天使のような子だ。 美しい村の背景や汚い大人たちの間にあって異様な存在感を放っている。 あの子を徹底的に魅力的に描いてラストのアレだからたまったもんじゃない。まさかほんまに天使になってしまうとは。 冒頭の罰ゲームでミケーレが身代わりになるとこが伏線っちゃ伏線やけど… 監禁された子供が不自然なのが難点かなー。普通の少年を配役したほうが主人公の少年との交流が活きたし分かりやすくなったと思うんやけどね。まぁそこは文芸作品が原作としてあるからしゃぁないか。 観た後、鬼子母神のエピソードを思い出した。 [DVD(字幕)] 7点(2014-06-07 01:16:19) |
7. 殺しが静かにやって来る
《ネタバレ》 マカロニウエスタンのでたらめさがいい意味でよく出てた舞台設定! 砂塵でなく吹雪がガンマンに吹き付ける雪の街。 モリコーネの悲しげで陰鬱なスコア。 さすがコルブッチ監督! 発想が違う。 爽快感こそ全くないものの寒さと痛さがこちらまで伝わってくる賞金稼ぎたちのガンファイトもよかった。 しかしここまでやったらいいんやけど、あのマカロニ史に残るラスト・・・。 あれはいったい何なんや? なんか告発映画みたいな字幕まで入るし。 特典には投げやりなハッピーエンド版まであるし。 コルブッチ監督は不法がまかり通ってる世の中に激しく憤っていたのかもね。 貴重な映画体験でした。 [DVD(字幕)] 6点(2014-05-11 05:09:44) |
8. 情無用のジャンゴ
《ネタバレ》 残酷描写をクローズアップしたせいでテンポが悪いし、シュールレアリズムと言えば聞こえはいいけどただストーリーに整合性が取れてないだけでは? (美少年が掘られる話はいらんやろー) 独特の退廃した雰囲気や全員が欲深い設定を活かせば、もっとおもしろくできたと思うんやけどな。 せっかくいい顔した俳優や女優をそろえたのに・・・。 とにかく主人公がたってない。ねじり鉢巻きはカッコいいけど。 ただメインテーマはマカロニ史に残る名曲。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2013-08-15 00:49:24) |
9. 続・荒野の用心棒
《ネタバレ》 とにかく独特の荒廃した世界観がすばらしい。 宿屋の妙な置物もポイント高い。 郷愁の西部的なモノがあまり好みではないのでコレは本当に嬉しい。 登場人物がまた外面、内面共に汚い、汚い(笑) ストーリーとしては前半のアメリカ人を相手にするあたりはビシっと決まっていたのにメキシコ人がらみなってからちょっとダレたかなぁと思わなくもなく。。。 ただラストはお見事! 映画館出た後主題歌を心の中で口ずさみながら棺桶を引きずるイメージで帰路につきました。 [映画館(字幕)] 9点(2010-06-20 09:17:39) |
10. 続・夕陽のガンマン/地獄の決斗
空を真っ赤な血の色に染めて夕陽が沈む時、 あのさすらいの口笛に死人の臭いをかぎつけたガンを片手のまよい犬 相変わらずかっこいい! 意味はないけどとにかく渋い演出が多すぎ(笑) 今回は前作と違いちょっとヒューマン気があるけどそんなものは無視。 ただ男たちの振る舞いを見てればそれだけでよし! さらにモリコーネの緩急つけた音楽が場面、場面を盛り上げる! 最後の決闘の凝りようは尋常じゃない。 ただ3時間は長い・・・。 娯楽ものやねんからもうちょっとエピソード削って話を絞ったほうがよかったかな。 [DVD(字幕)] 7点(2009-09-22 21:46:16)(良:1票) |
11. 道(1954)
男は多かれ少なかれザンパノですわ。 [DVD(字幕)] 8点(2009-07-31 21:52:45)(良:1票) |
12. ビヨンド
残酷描写はそんなにひどくはなかった。 そのかわり筋がひどい。 ひどいというか意味不明。 真面目に映画をつくろうとしてるんやけど空回り。 ただ監督はフルチなのですべて許せてしまう。 他にないチープで汚い雰囲気は好き。 [DVD(字幕)] 5点(2009-07-30 22:49:06) |
13. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版
《ネタバレ》 残酷描写とかは製作した時代が時代なんでそんな過激じゃないけど、発想が超インモラル!!! 下手な前衛パンク映画より(まぁそんな映画ほとんど観たことないけど)パンキッシュ。 ゾンビとはいえ老若男女なんのためらいもなくパンパン撃つし。 ヒッピー達は言うに及ばず、ショッピングモール占拠した主人公たちまでもどっか狂ってる。。。 また安っぽい変なシンセサイザーの音楽が狂気を加速させる。 これが空前絶後のヒットって・・・このころのアメリカは一体どうなってたんや??? [DVD(字幕)] 8点(2009-07-30 22:42:30) |
14. ドクトル・ジバゴ(1965)
《ネタバレ》 ロシア革命に翻弄される世間知らずのジバゴとラーラの不倫のお話。 上映時間が3時間30分もあるのに観た後「もう終わり?」と思わせてしまう稀有な映画。 壮大な歴史が舞台なのに核は不倫っていう姿勢がいい。 3時間30分を飽きさせないという点はすごいけど、もっと描いて欲しい部分がたくさんあった。 野戦病棟時代に時間を割いて二人が惹かれあう過程を観たかったしストレルニコフにももっと焦点をあてて欲しかった。 もうあと1時間ぐらい時間かけてもよかったくらいだ。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-28 12:10:51) |
15. 荒野の用心棒
《ネタバレ》 「ライフルか拳銃かどっちが強いか試してみるか?」 もうクリントイーストウッドがかっこよすぎる!! 冒頭の小悪党とのやりとり→早撃ちのシーンからしてシビれる。 意味はないけどかっこいい演出もたくさん。 「えぇ!!そこで爆発起こして意味あるの?」と思いきや煙からクリントイーストウッドが出てきたらすべてチャラ! 「かっけー!!!」 構成はほぼ黒澤明の「用心棒」のパクリやけどパクろうが、リメイクしようがおもしろけりゃそれでいいが私の信条なので全然気にならない。 モリコーネの音楽も最高!!! クリントイーストウッドのかっこよさをさらに引き立てる。 最後の決闘はあのバックトゥーザフューチャーⅢの元ネタ。 [DVD(字幕)] 8点(2009-07-27 06:11:18) |
16. 荒野の1ドル銀貨
《ネタバレ》 この映画のなにがいいって役者がいい。 さわやか二枚目のジュリアーノ・ジェンマに正統派美人のイヴリン・スチュアート。 肝心のストーリーは前半タルかったけど後半20分くらいからいい感じで盛り上がってくる。 よもやアレが土壇場で活きるとは。 ラストのボーカル入り主題歌が沁みる。 タイトルの1ドル銀貨をもっと効果的に演出して欲しかった。 せっかくかっこいい小道具なのに。 ラストのアレに喰われ過ぎ。 西部劇やマカロニ好きならグッとくるものがあるかもしれないけど、それ以外の人が楽しめるかどうかは疑問。 私はボチボチ楽しめました。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-25 10:39:32) |
17. 青い体験(1973)
《ネタバレ》 3,4年前の正月の関西テレビ深夜枠で鑑賞。 正月からこんなんやんなよ。 性に目覚めたばかりのクソガキがお手伝いさん(兼親父の再婚相手)にセクハラしまくる内容。 セクハラするたびにかかるなんともいえない音楽のせいで気が狂いそうになる。 一応文芸作品なのかなぁ・・・。 一番下の子供の吹き替えがやたらインパクトあった。 「いやだーおばぁちゃんくさいんだもん」 本編とぜんぜん関係ないんだけど印象に残っている。 [地上波(吹替)] 5点(2009-07-24 22:35:22) |