1. アンダーワールド:ビギンズ
このシリーズは、どれもかなり力入れてちゃんと作ってあるんだけれど、なぜか今一歩A級になれない残念なB級半ホラーなんだよな。 今回は、当節流行りの“ビギニング”もの。 もちろんコレも、一つの作品として十分なクォリティを持っています。 今回特に感じたのは、これから映画の脚本を書いてみたい、もしくは物語を書いてみたい、という人には観てほしい映画だな、ということ。 物語作りの初心者には物凄く参考になるはずです。 というのも、イイ意味でパクりだらけ。『ロミオとジュリエット』やら『ベン・ハー』やら 他にも何やらカンやら、いろんな所から欲しいシチュエーションを寄せ集めて上手くアレンジしてある。 しかも、欲張って下手にオリジナリティを出そうなどとしていないから、むしろキレイにまとまっている。 結局、オリジナリティを狙って下手に奇を衒うより、王道かつストレートなお話の方が観ていて好感が持てるワケで。 ホラーとしても映画としても、特に目新しさは感じないが、安心して観ていられる作品。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2018-05-05 15:36:47) |