Menu
 > レビュワー
 > miki さんの口コミ一覧
mikiさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 116
性別 男性
自己紹介


表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : カナダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  スプライス 《ネタバレ》 
『倫理』なんてものは何の歯止めにもならないという、エルサのマッドサイエンティストぶりをもっと強調して欲しかったが、彼女はそれに近い。人間、科学者、生物学者としてそれが可能なら、間違いなくやる。止めに入ったクライブも結局誘惑に負けたのだから。劇中で「結果を考えたか?」という台詞が出てくるが、これは皮肉と受け取る。これはまさにただ巻き添えを食ったが為の、自分の身を案じているだけの外野の意見。世紀の成功を目の前にした科学者、あるいはそう考えている人間は、そういう事を考えていても、やっただろう。それが『人間』というもの。そして招いてしまう、望まぬ結果も至極当然。ドレンに対するエルサの冷たい態度は、彼女の母に知らず知らず重なっているという描写であるが、それは案外どうでもよくて、この因果関係の最大のオチはやはり身ごもってしまったドレンの遺伝子。ドレンはエルサの遺伝子を受ける、いわばエルサの分身。その想像すら恐ろしい、禁断の種の芽生えが『倫理観』などいとも簡単にぶち壊す、ぞっ、とする ラストシーンにつながるわけだ。中絶をしないエルサとその子は、地球上において、唯一無二の存在になるのだ。この結果を見ずしては、彼女は真の生物学者とは言えないだろう。 自分の遺伝子を受精された卵子。人間の思いつきとは恐ろしい。そう、本当に恐ろしいのは生み出されたドレンではなく、それが出来て、実行してしまう『人間』である。
[DVD(字幕)] 4点(2012-08-23 17:13:44)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS