1. ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館
《ネタバレ》 ラドクリフ君が頑張っていて、意外に好くできていたという印象。 人形を効果的に使っていて、瞳に映る火の描写や効果音など、びっくりさせる演出に関してはなかなか好いものがあったと感じた。 ラストの駅のシーン、彼は死んでしまったのか息子を助けられたのかどっちなんだろうねという疑問が出てくるのはご愛敬か? [地上波(吹替)] 7点(2015-01-28 18:50:14) |
2. デス・リベンジ(2007)
Youtubeで英語音声・字幕無しで鑑賞。IMDbなんかでも評価が低いのはどうして? わたし的にはかなり楽しめた。簡単に言っちゃうと、「コナン・ザ・グレート」と「ウィロー」と「ロード・オブ・ザ・リング」と「ハイランダー」をミックスしたような印象(笑)。ロン・パールマンにジョン・リス・デイビスが出てきてるだけで、かなり満足度は高いよ(それだけでプラス1点)。 「ターミネーター3」でT-Xだったねーちゃんが女ターザン部族で出てくるが、たった4年で顔が丸くなった印象で、最初誰だかわからなかった。 相変わらず体毛がぼうぼうのバート・レイノルズと頭の薄いジェイソン・ステイサムの関係はお約束として、王の甥っ子役がなかなかの悪役っぷりで好かったね。あの後どうなったのか気になるが。 最終対決の場でレイ・リオッタにはぜひとも化けて欲しかったんだが人間体のままだったのが残念。それと、クレア・フォーラニはけっして美人じゃないんだが妙に色っぽい感じが好かったし、芯のある強い女性だった。 馬がたくさん出てきたり、弓と剣で戦うアクションシーン満載で、上に挙げた作品が好きだったら楽しめると思う。 【追記】エンディングクレジットで流れる歌がなんとなくクイーンを彷彿とさせるのも「ハイランダー」っぽい感じ。 私は楽しかったので、未見の人は騙されたと思って英語・字幕無しで観てごらん。騙されるかもしれないけど(笑)。 [インターネット(字幕)] 8点(2012-10-19 17:25:14)(良:1票) |
3. 第9地区
《ネタバレ》 ドキュメンタリー風の演出がおもしろかった。 いちばんまともに思えるのがエイリアンの子供と感じられるくらい、出てくる人間がどいつもこいつもクズばかりというのは皮肉な演出。主人公自身も最初はどうしようもない最低のクズ野郎だったのが、エイリアンとふれあうことで「人間性」に目覚めるのも皮肉。最後は3年後を信じてああなってしまったのかと考えるとある意味哀れでもある。 続編ができる可能性もあるようだし、監督自身はその後を描く気があるようだが、これはこれでこのまま完結という形でも好いような気もする。 [DVD(吹替)] 8点(2011-02-12 23:14:02)(良:1票) |
4. ボウリング・フォー・コロンバイン
ドキュメンタリーという形式を取ってはいるが、監督の偏向した主義主張があるので、最初に結論ありきのような作り方にはなっている。とくにアニメによるアメリカ史はかなりブラックなアイロニーが込められている。同じような移民の歴史をもち、イギリスから独立した経過を持つカナダとの比較は面白かった。とくにトロントの住民が家に鍵をかけないというのは驚きだった(笑)。10年後、日本が銃社会にならないことを祈るのみである。 7点(2004-09-16 23:19:28) |
5. 閉ざされた森
《ネタバレ》 いやあ、面白かったですね。冒頭のパナマ運河のシーン。ラベルの「ボレロ」が静に流れる演出が好いですね。「羅生門」へのオマージュであるとともに、ある種の「繰り返し」を意図させる。サミュエル・L・ジャクソンは「ディープ・ブルー」(1999)のように消えたままなのかと思わせつつ、”いや、そんなはずはあるまい”という疑念が付いて回るし、トラボルタが落ちぶれたDEA捜査官で終わるはずはないだろうという思いはあるしで、最後まで緊張して観ることができました。ストーリーの手法としては古典的なもので、「羅生門」、「JSA」、「戦火の勇気」などなど諸作で使われているものですが、わたし的には”つじつま合わせ”に成功したと思っています。ただ、あんな小屋の中でマシンガンを乱射したら危険だろうとか、「あれは空砲だったのだはないか? でも、そうだとしたら、ケンドルを撃ったのは?」などという矛盾が出てくるし、大佐が真犯人だという予感はずっとあったけれど、「殺してしまうことが解決だったのか?」という思いは残るのです。"Section 8"というのは、結局、麻薬密輸を防ぐ組織だったということなんでしょうか。 それにしても(←口癖(笑))、レンジャーの履歴書はそんなに雑なものだったの?(苦笑) この辺は、「ダブルボーダー」のMIAと同じ扱いだね。 8点(2004-08-06 17:36:24) |
6. ドリームキャッチャー
最初の50分まで非常に好い感じでストーリー展開してたんだよね。「IT」や「スタンド・バイ・ミー」を彷彿とさせるような、キングお得意の回顧調のお話で。なんか不思議な少年にまつわるお話になるのだろうかと思いつつ、「お、モーガン・フリーマン登場だ! 黒人の星一徹か?(笑)」などと観ていたら、54分あたりから急に変な方向に話が展開しだしたのは興ざめです。「おや?もしかして、モーガン・フリーマンは、悪い宇宙人に身体を乗っ取られていて、ダディッツの仲間の好い宇宙人をやっつけようとしているんじゃないか?」、「それをトム・サイズモアが阻止しようとして、彼ら3人は協力するんじゃないのか?」、「ダディッツはいったいどういう役割をするんだろう?」などと勝手な妄想がふくらんでいたところを、変なエイリアンがせこく暴れ回ってるだけの演出には笑止! あれ、「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」に出てくる食虫植物と似てないか?(笑) それと、テレビでやっていた「ランゴリアーズ」で空を飛んでパクパク食べていた奴らにも(笑)。前半の雰囲気がとても良かっただけに、後半のドタバタがあまりにも唐突で、落としどころもなんかまだ続きがありそうな中途半端な感じで残念。聞くところによると、キングの原作は半端じゃない量があるらしく、それを135分にまとめるのには無理があるのかもしれないね。 5点(2004-02-27 17:17:24) |
7. スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする
内面世界の映像化って、難しいなあ。退屈でほとんど早送りで観ないと寝てしまう感じのつまらなさです。ようやく興味を持てたのが1時間過ぎた辺り!ここまで観客を退屈させるなよ(苦笑)。スパイダー少年の精神面が主体に描かれるために、どうしても入り込めない部分が多すぎる。また、意味ありげに見える行動や、曰くありげな登場人物が、けっきょくたいしたこともせずに終わってしまうので、肩すかしも好いところだね。忙しいときに観る映画ではない。自分の気持ちに余裕のあるときに、映画に寛大な気持ちになれないと、退屈で早送りで観てしまうでしょう。 5点(2004-02-21 12:40:22) |
8. チェンジリング(1980)
<この辺まったく妄想の世界です→>バストーニュのアメリカ軍を解放したパットンは、やがて退役してイルカの飼育をはじめる。しかし政府の陰謀でイルカを手放し傷心の彼は、やがて一軒の家を借りることにする。そこでピアノの作曲に専念しようとする彼の前に、少年の霊が現れ、やがて現実の殺人事件と財産乗っ取りの陰謀が明らかになる。事件が解決したあと、彼は11年後に再び悪魔と対決する刑事になっていた(笑)。<←ここまで> 本作はハリウッドばりのCGもなく丁寧な作りで、映像と効果音だけで怖さを演出する古典的な手法ながら、ストーリーもきっちりとしてなかなかの好作品に仕上がっています。夫婦競演も好いね。 8点(2003-12-05 00:16:29)(良:1票) |
9. ボーン・コレクター
まったく動けないという設定はおもしろいですが、そのためにかなり動ける場所が限定されてしまい、かわりにアンジェリーナ・"クチビル”・ジョリーが活躍することになったんでしょうね。前提は面白かったけれど、佳境に向かうに連れて面白さが半減してしまった感じです。残念。 6点(2003-12-04 08:05:01) |
10. デッドゾーン
《ネタバレ》 クリストファー・ウォーケンが好きなので、とてもお気に入りの作品です。事故で恋人と別れ、家庭教師をしながら淡々と生活していた主人公が、上院議員の選挙を応援している元恋人と出会った辺りから話が変わりだし、やがてその彼女のために(あくまでも国の将来のためではなく)自らを犠牲にしてしまうという、悲しい役柄を好演しています。スチーブン・キングの原作の映画化としては大成功の部類に入るのではないでしょうか。 8点(2003-12-02 08:17:19)(良:1票) |
11. スキャナーズ
マイケル・アイアンサイドの切れた演技(文字通り)に敬意を表して。 7点(2003-11-20 10:58:56) |
12. レスリー・ニールセンの2001年宇宙への旅
ホントに主役は彼なの?(笑) 宇宙人の造形の馬鹿馬鹿しさといい、ストーリーの無さといい、これじゃ笑えませんでした。 5点(2003-11-20 06:46:01) |
13. エンゼル・ハート
《ネタバレ》 卵食べます?(笑) ミッキー・ロークが嫌いなので、ざまあみろという思いでデニーロの悪魔に肩入れしていました。でもそれだけだね。 6点(2003-11-18 23:29:01) |
14. パワープレイ
ヨーロッパの架空の国を舞台にしたクーデターの映画です。権力者というのがいかにして作られていくのかが興味深く描かれています。秘密警察のドナルド・プレザンスがいい味を出しています。余談ですが、この人を知ったのが「大脱走」のコリン役だったので、どうしても"いい人"のイメージが付きまとうんですが、その後はどの作品を見ても悪役しかしていないですね(笑)。デヴィッド・ヘミングス演じる主人公が、大統領と交わす会話がとても皮肉たっぷりでいいです(ここで書いちゃうとネタバレになるので見てのお楽しみということで)。ピーター・オトゥールって役者は、それにしても(←口癖(笑))いろいろな演技のできる人ですね。静かな狂気が上手い人だと思います。 9点(2003-03-08 17:00:41) |
15. スパイダー
モーガン・フリーマンがそこに居るだけで存在感充分なのですが、逆にそのことによって「何かが起こるのではないか」と期待をしてしまうだけに、「何も起こらないで終わってしまった」という印象しか残りませんでした。私もネット上でいろいろWEBカメラをのぞいていますが、もしかしたら何か重要なものを見ているのだろうか?(笑) 中盤、街中を犯人の電話によって走り回されるシーンは、「ダーティーハリー」を想い出してしまいました。 面白い題材を取り上げていながら、全体に希薄な印象が残ったのは残念です。ま、ポッターねえちゃんの可愛い顔を見ただけで好かったかな。 6点(2003-03-04 22:26:15) |
16. アイス・エイジ
スクラットが、狂言回しを好演(?)してましたね(笑)。予告を観たときから期待していたんですが、その通りの作品でよかったです。CGで描くと、動物はいいけど、人間は(ネアンデルタールっぽい?)でもやっぱりダメですね。その動物が主人公だったのがよかったと思います。愛すべきナマケモノといい、過去にいろいろな悲しみを背負っていそうなマンモスといい、葛藤しつつ彼らと仲間になっていくサーベルタイガーといい、それぞれの個性が活きていると思いました。ところでドードーの集団には笑いました。あれじゃ絶滅しても仕方ないのかなと(笑)。それと、ラストね。あいつが出てくるとは!(笑) 観てのお楽しみです。 8点(2003-01-03 11:26:53) |
17. シン・レッド・ライン
青春モノとしても戦争物としてもとらえられない中途半端な作品です。独白と自然描写が眠気を誘います。ビデオで観たのですが、38分過ぎまで戦闘シーンは始まらないし、ほとんどのシーンを二倍速で観てました。上陸用舟艇が島をめざすシーンでの海の青さと、上陸した後、兵士の視線から何度も繰り返される空の青さが印象に残りましたが、そういうものを観たくて借りたのではないので失敗でしたね。日本兵が皆裸で、戦闘帽もヘルメットもかぶらず、やたらに合掌して座っている姿を描くのは不自然極まりないですね。もっとコーディネートをしっかりしてほしいものです。1942年当時であれば、いかに"餓島"であっても、まだ日本兵の装備はマシだったはずです。この映画と「プライベート・ライアン」を比較しての論争を見ていると、「プラトーン」と「ハンバーガー・ヒル」との比較論争を思い出します。でも、私個人の意見は、この映画を戦争物と決めつけてしまったのが失敗で、中途半端な青春モノと位置づけるのが正解かと思います。「コラテラル・ダメージ」でCIAのコロンビア工作員をしていたイライアス・コティーズが、こちらでは正反対の落ち着いた役だったのが印象的でした。ニック・ノルティはうるさかったね(苦笑)。 5点(2002-11-01 00:00:20) |
18. アポロ13
以前に、どこかのテレビで、この映画のラストシーンを特撮で撮ったのを紹介していました。アポロの海面着陸はよく見ていたけど、ホントによくできていましたね。本物そっくりの感じがよく出ていました。トム・ハンクスもエド・ハリスも好きですが、どうしても「ライトスタッフ」と比べてしまいます。あと10年位したら、トムが管制官の役をするのだろうか?(笑) 7点(2002-04-28 16:19:46) |