1. サイレントヒル
あの「三角頭」はジェイソン、フレディーに匹敵するホラーキャラだと思う。もっと有用に使うべきだった。ゲーム版を知る人には既視感のある作り込まれた映像はうれしいが、ストーリーのオリジナル部分が消化不良気味で、終盤はグダグダになっていた。ラダ・ミッチェルが独り健闘。 [映画館(字幕)] 6点(2006-07-15 12:21:32)(良:1票) |
2. エイリアンVS. プレデター
遠い昔から、「ごった煮対決企画物に傑作ナシ」と言われますが(?)、これもまた例に洩れることなくそんな中の一本でしょう。 偉大なる他人のまわし二本も借りてきて勝負する訳ですからよっぽどセンスの良い結び方で客を驚かすか、思いっきり滑稽な結び方でうけを狙うかしないと、どちらの力士のファンも納得しないだろうし、イメージダウンにもつながります。 観る側としてはスター同士の対決は夢ですが、内容がお粗末では本末転倒です。 お祭り映画にケチつけるのも野暮ですが、結局ネタ切れ苦し紛れの客寄せ興行に駆り出された感のある二大横綱クリーチャーが、ただ々哀れでした。 [DVD(吹替)] 4点(2005-06-29 15:20:16)(良:1票) |
3. ドリームキャッチャー
これは完全にパロディーですね。いったい何本の映画の要素が入っているのか見つけるゲームとして観ると結構楽しめます。でもその要素が重なり合って結びつき、オリジナルのパッチワークとしてラストに「おお」といわせられなかったところがいちばんの問題ですが。とは言え迷走するストーリーは行き止まりの多い迷路のようで、何処に連れて行かれるのかハラハラして楽しかったです。 5点(2004-10-08 13:42:52) |
4. アイス・エイジ
《ネタバレ》 まあ無難な子供向けアニメ。ラストで3頭仲良く歩いて行ってしまうわけだが、あそこはサーベルタイガーが「目的は果たされた。おれは行くが、二度と会わないことを祈るぜ。」ぐらいのセリフをはいてクールに去って行ったほうが作品が締ったんじゃないかなと思った。 5点(2004-09-11 17:40:58) |
5. トーク・レディオ
《ネタバレ》 毒毒毒毒、今回のオリバー・ストーン、DJの喋りに乗せて、何かに憑りつかれたように毒を吐きまくる。 情け容赦の無い主人公DJの毒は毒をあおり、スピーカーの向こうの暗闇から正体不明の毒がゾンビの如く次から次へと噴き出してくる。 毒は毒を呼びスタジオは飽和状態となる。 そして毒によって導き出されたDJの本音も空しくスタジオに響き、それもまた正体の無い毒によって断ち切られる。 ラストのスタッフとリスナーのコメント群には、DJがしのぎを削った相手とは実はこんなもんだったんですよというタネ明かしと、「無意識」と言う名のベールをまとったお前らこそがこの世の猛毒なのだと言うシニカルなメッセージを感じた。 なんか尾崎っぽいか。 でもこんな映画二度と作れまい。 傑作。 9点(2003-12-03 14:33:26)(良:1票) |