2. シティ・オブ・ゴッド
まさにディープインパクト。ただのギャング映画では無い。 スポーツ大国・ブラジルが名選手を生んできたのは貧富の差が激しくハングリー精神の異常な強さだとぼんやり想像していたがイメージがガラリと変わった。 『神の街』は無法地帯のなんでもあり。殺人、強盗、強姦、鳴り止まない銃声、小さい子供が平気で銃を所有。悲惨さがリアルでノンフィクションというから尚更だ。そこから伝わる恐怖のパワーが凄い。 残酷ではあるがそんな環境で育ち銃が無いと身を守れない孤独な子供たちは悲しすぎる。恵まれた日本から見れば非常に考えさせられる深い作品。 これからリオ五輪を控える新興国ブラジル。おそらくスラム街は今もあってTVで映し出されることは無いと思うが昔の面影を見たくないのは本心。 [DVD(字幕)] 8点(2016-02-03 21:41:52) |