1. ブラインドネス
《ネタバレ》 「パウロの改心」が下地にあるとのことだが、たとえその予備知識があったとしても、描き方がどうも単純すぎてとてもじゃないが良作とは言えない。 自分は予備知識の無い状態で観たので「何か宗教的意味が込められているのだろうなぁ」という漠然とした思いを引きずりつつも、蓋を開ければ期待していたよりずっと普通のパニックムービーだった。 宗教色を取り除いてしまえば、このレベルの映画はいくらでもあるのではないだろうか。 ただ、この監督の作品の映像、音楽は毎回のことながら素晴らしい。 特にスーパーの地下(暗闇場面)の演出は目を見張るものがあった。 シティ・オブ・ゴッド、ナイロビの蜂の監督と、設定やCMがかなり期待をそそるものだっただけに、悪い意味で期待を裏切られた気分。 [DVD(字幕)] 2点(2009-12-04 17:22:01) |