Menu
 > レビュワー
 > かっぱ堰 さんの口コミ一覧
かっぱ堰さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1246
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : パレスチナ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ガザの美容室 《ネタバレ》 
題名の場所の映画である。屋外が映る場面もあるが基本は店内だけなので舞台劇でも間に合うのではと思われる。来店者10人は全部が客でもなく半分は付添いだったが、途中いろいろあったとはいえ最初に椅子にいた客が最後まで終わらず、他の客を待たせたまま遅々として仕事が進まないのは非常に苛立たしい。密室劇風の想定に寄りかかった都合のいい作りに思われる。  この映画での前提として、まずイスラエルはほとんど視野の外に置いている。劇中のガザ地区はすでにハマスの支配下にあり、後半で戦っていた相手は現地のマフィアであって、つまりパレスチナの内輪の争いということになる。 店内にいた人々の宗教は不明だが、店主はChristineというからにはキリスト教徒、また終盤で祈っていた熱心なイスラム教徒以外も基本はイスラム教徒ということになるか(不明)。異なる宗教もあり信仰の濃淡もあるが、この場では宗教対立もなく平たい関係になっていたようである。また住民の全部がハマス支持でもないようで、登場人物の発言によればハマスの支配は熱心なイスラム教徒の支持によると思われている面もあったようだが、少なくとも劇中の熱心なイスラム教徒は支持しないと言っていた。なお当然かも知れないが神様自体は悪者扱いされていない。 その上での世界観としては、世界には民族や宗教で分かれての争いが絶えないが、新たな対立軸として世界を男女に二分すれば女性側には争いが生じない(話せばわかる)という日本でも親しまれてきた考え方のようで、パレスチナ人も西側自由世界と共通感覚が持てることが表現されている。さらに終盤の出来事からすると、この世に善き男がいるとすれば死ぬ間際の男だけ、というようでもあった。 以上は基本設定の解釈のようなものだが、その上で劇中ドラマや登場人物の心情について語る資質が自分にあるとは思えないので、点数は採点放棄的な意味で中間点の5点にしておく。  その他の点に関して、ロシア人が出て来た事情は不明だが冷静かつ周囲に睨みを効かせられる人物のようで、女性に国政を任せるべきだという話の中でイスラエル関係担当大臣というのは変に納得した。また熱心なイスラム教徒は正直で良心的な人物だった。 ちなみにマフィアが動物園からライオンを盗んだというのは実際にあったことらしい。何か動機はあったのだろうが、この映画としては台詞に出ていた「気まぐれ」というつもりだったかも知れない。若いメスに見えるので、ライオンの女の子も男に虐待されていたという意味のようだ。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-10-28 10:26:37)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS