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プロフィール
コメント数 122
性別 女性
年齢 42歳
自己紹介 リドリー・スコットが好きです。

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評価順12
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1.  スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 
ルークの扱いがひどい。ひどすぎる。彼をこんな卑怯な老人にしてほしくなかった。怒りを通り越して悲しいです。 ジェダイの力も、こんなに都合のいいものではなかったはずです。爆風と共に生身で宇宙空間に放り出されてからの帰還、超遠距離テレビ電話、分身の術、霊体化してから雷を落とす、ろくに修行もせずに岩を浮かす……なんですかこれ。霊体化の業を生み出したクワイ=ガン・ジンですらアナキン暴走の際には「ノー!」って叫んでただけだった。ジェダイがこんなに万能だったら1-6の世界観も崩壊しちゃいます。 スター・ウォーズはミディクロリアンの意志により誕生したスカイウォーカー一族こそが主役なのだと思っていましたが、レイはルークの娘でもレンの双子でも全然関係ないというのは本当なのでしょうか、がっかりです。 スノークは雑魚キャラみたいな扱いだし、新キャラクターたちが魅力的ではないから余計に、アクバー提督みたいな古参ファンには愛着のあるキャラクターがあっさり殺されるのが寂しいです。新キャラのポーグは可愛いけれど、見た目が可愛いだけで印象が薄い。キャラクターグッズのためのキャラクターかな。ディズニーになってからグッズ展開が凄まじいですものね。 今までスター・ウォーズのエイリアンたちを愛おしく感じたのは、ルーカスが異形の彼等の生態を愛情深く丁寧に撮っていたからなんだと知りました。ジャー・ジャー・ビンクスすら懐かしい。
[映画館(字幕)] 3点(2017-12-16 23:12:55)(良:3票)
2.  ノーカントリー 《ネタバレ》 
この作品のテーマはなんだろう……原題から考えれば、老人が懐かしく思い出す古き良き世界なんて無い、老人にはもう居場所はない、ということだろうか。 でも単純に治安の悪い現代アメリカを嘆いてるとは思えない。 そもそもベル保安官の父は彼よりも早く死んだ訳で、 祖父の代では保安官がネイティブ・アメリカンに玄関先で殺された。 古き良き時代、とは言ってもそれは白人がネイティブから 血みどろで手に入れた古き良き時代な訳で、 そこはそれこそ原作の「血と暴力の国」な訳で。 果たして「理不尽な暴力」ってなんなんだろう? それを体現するような無機質なキャラクターのシガー。 白人というよりはプエルトリコ系とも思える殺人鬼。 問答無用でバシバシ殺しまくり。 しかもそれは彼の『俺哲学』に基づくものであり 無意味だとか、気の毒だとか、そういうの一切無視。 だけど彼は理不尽な不運に文句は言わない。 撃たれたら黙って自分で治療する。 青信号で追突されて腕から骨が見えても嘆かない。 「運命は受け入れるもの」それが彼の哲学なんでしょう。 逆にモスは行動に一貫性のない人間らしい矛盾を抱えたキャラクター。 ギャングの金を横取り瀕死の男を無下にする、 といった冷酷な面を見せながら夜中に気が変わって 水を持っていったがために追われる立場になってしまう。 勇敢に戦いもするが、気も緩んで危機に陥る。 この映画の中で私が一番虫唾が走ったのは 「哀れな逃走者」と「無常な殺人鬼」の二人に シャツを渡して金をもらった子供達。 「事故ですか!?」 と親切そうな顔をしていながら予想外の多額の現金を得たとたん、目の色を変えて奪い合う姿! 浅ましいというよりも恐ろしい。 この子供とモス、シガーの違いはなんだろう? それは銃(あるいはボンベ)を持っていないという それだけの違いなんじゃないのだろうか? 人生には理不尽なことが起こる。 だけど、全てを何かのせいにするのではなくて、 どう捉えて選択して行動するか、 それこそがその人の価値なんじゃないのか。 これが悪いとか、正しいとか、 単純にそういうことではなくて、 自分に与えられた運命に直面したら 自分で決めて、生きるべきなんだ。 そういうことなんじゃないのかなと思いました。
[DVD(字幕)] 8点(2009-03-27 22:12:19)(良:2票)
3.  ブーリン家の姉妹 《ネタバレ》 
衣装は豪華ですが、現代劇っぽかったなっていう感じ。  物腰もだけど言葉遣いがとっても今風~。  アンの母エリザベスはヘンリーの愛人だったとも言われている人だから、  多少率直なものいいもしたのかなぁとか思いますけど、  史劇としてみるには登場人物にリアリティがない。   知性派ナタリーはアンが似合うけど、あまり感情移入も出来ないのでただただ哀れ。  今までよく見られた『悲劇の王妃』ではなく野心の塊だけど、 それを維持できなかったのが弱さかな。  たいする妹役がスカーレット。ほわーんとしたやさしい表情が似合っていました。  旦那はどこへ行ったんだろ(笑)   ヘンリーはエリック・バナ。  女好きで気分屋なのはいいと思いますが  もうちょっと人間的深みのある描写がほしかったです。  アンの処刑の際に、彼が斬首の名手を  わざわざ外国から呼び寄せたという史実のエピソードとか  せっかく映画にするのだから入れればいいのに!  確かに残虐な暴君だけどこれじゃただの小心者っぽいよ(笑)   王妃キャサリンの女優さんも気品があってよかった。  でも王がアンからジェーン・シーモアへ心変わりする時に  ジェーンが全然出てこなかったのは少し残念。  アンと正反対の癒し系のキャラクターが見れたら面白かったのにな。   この映画、歴史モノと思わずに  旬の女優のメロドラマとしてみればもっと楽しめるのかもしれません。  『エリザベス』、『恋に落ちたシェイクスピア』や『王妃マルゴ』等の  同時代モノ傑作と比べてはいけません(^^;)
[映画館(字幕)] 6点(2008-11-11 20:05:45)(良:2票)
4.  告白(2010) 《ネタバレ》 
あのう、ウェルテルってそんなに悪いことした? 彼って被害者じゃない? 暴力に暴力で答えて、誰か一人でも幸せになった?  自暴自棄な海外生活でHIVに感染した桜宮。  若気の至りで結婚し子供を捨てた母親。  元をたどればこの二人の過ちから発生した負の連鎖で、 子供を失うという不幸を背負った主人公は、結局、命を懸け更生を願った教師の意思を台無しにして、理想に燃える若い教師を利用しズタズタに引き裂き、若い教え子たちにイジメをあおり、平凡な主婦を死に追いやり、家庭を崩壊させ、臆病な殺人者を廃人に仕立て上げ、若い女子生徒を死に追いやり、新婚で妊婦の学者を爆死させた。(これは嘘かもしれないが)  私は復讐で復讐を呼ぶ愚かさを描いた映画だと思ったのだけど、この主人公に賞賛が集まるのは謎。そういう話なの!? ハンムラビ法典より日本国憲法の方が私は素晴らしいと思う。 原作も映画もテーマは面白いのだけど、私的制裁はやっぱダメだよ。狂気だよ。
[DVD(邦画)] 3点(2011-03-15 19:39:07)(良:2票)
5.  X-MEN:ファイナル ディシジョン 《ネタバレ》 
スコットがいと哀れ。ジーンはこんな最強キャラだったのかって驚きましたが、ストームの出世っぷりにはもっとビックリ。ミスティークの綺麗な肌にはちょっとドキドキ、でも彼女が恨むのは無理ないと思います。ローグはこのシリーズのヒロインなのだと思ってましたが案外扱い小さいんですね。あの体が分裂する人はキュア打たれなかったのか凄く気になる。そしてご老体お二方、仲がいいのは結構ですが、二人ともお話を完結させる気がなさすぎると思います。
[映画館(字幕)] 6点(2006-09-10 22:51:50)(笑:2票)
6.  ドクター・ストレンジ 《ネタバレ》 
まさか主人公からボスキャラまで全員で観客を笑わせにかかってくるとは思いませんでした。 あれ、私アメコミ映画観に来たんだよね。コメディじゃないよね? そんな感じ。 ビヨンセ事件の辺りから怪しい気配は感じました。 怪しい魔法グッズを手に睨み合ってからのボスキャラ突っ込み。 マントを着てカッコよく飛んだと思ったら主導権奪われてモタモタ。 主人公の幽体離脱オペ応援~ヒロインがパニックの間は劇場の周囲はみんなクスクス。 キメ顔の主人公にマントがぺちぺちしたときなんかもう、みんな爆笑してました。 最後の俺様神様さんと飲んでアベンジャーズを匂わすときですらも笑いを忘れない、意外なくらい楽しいアメコミ体験でした。 ラスボスはきちんと約束を守るジェントルマンですし、この映画の真の敵は脇見運転ですね。 「コンスタンティン」の真の敵が煙草だったように。(そういえばあのティルダ様も強かった) それにしても、空飛ぶヒーローの添え物には定番のマントですが、なんかこのマントは強すぎて、そのうち喋りだすんじゃないかと冷や冷やしました。
[映画館(字幕)] 7点(2017-02-05 01:40:48)(笑:1票) (良:1票)
7.  ベンジャミン・バトン/数奇な人生 《ネタバレ》 
特に印象に残ったのが、冒頭の盲目の時計職人のエピソード。 この映画後半はベンジャミンとデイジーの恋愛に時間が割かれるけど、  テーマは恋愛というより、どういう風に人生を生きるかというものじゃないかな。  何かを失った時に人は時が逆巻いたらともがき苦しむ。  しかし「もし」で時は戻ったりしない、それは人生ではない。  何かを遣り残してきたのならそれは遣り直せばいい。  不幸なのは失うことではなく、目を背け逃げてしまうこと。  特異な運命の人がいて、それを包み込む人がいる。  孤独に生きた人がいて、その人のことをずっと忘れない人がいる。  誰かと別れることもある、だけどまた出会うこともある。  人生に無駄なものなんてあるのだろうか。  時間が流れ老いていくのは不幸なことだろうか。  一人も悪役が出てこないこの作品。  アイロニーな寓話に託した人生賛歌と私は感じました。   ……しかし、私、ティルダ・スウィルトンって黒目の大きさ以外  ケイト・ブランシェットにすごく似てるって日々思っているのですが、  まさか共演、しかも一人の恋愛霹靂で共演するとは!!  好みが実にわかりやすいよベンジャミン!!  しかし一方は 「美人ではないが魅かれた」  でもう一方は 「美しい」「完璧」「素晴らしい」  になるんだから凄いなベンジャミン!!   あと、雷に打たれたひとの映像は面白かった……。  ピアノレッスンの時も思ったけど、外人てそんな雷打たれるもんなの?  背が高くて肉をよく食べて広い自宅持ってるから打たれるの?  屋根の上ならいいけど柵に持たれてて打たれたら相当イヤだよね!
[映画館(字幕)] 8点(2009-02-08 01:23:42)(笑:1票) (良:1票)
8.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 
宮崎駿のファンとして非常に悲しいですが素直な感想。 面白く無かったです。 宮崎駿がこれを胸を張って完成作品だ、というのなら、氏にはもう映画をまとめ上げることが出来ないとしか思えない。少なくとも、こんな未完成の作品を以前の宮崎駿は絶対に作らなかった。 まず声優さん。登場人物の誰も彼もが棒読みでどっちらけ。 声優さんは声の演技でご飯食べている人で発声も表現力もバリエーションも全然違うのに、何故プロに仕事させないの!? 次に脚本がめちゃくちゃでした。 「千と千尋の神隠し」より前の宮崎作品では、難しい言葉や専門用語もたくさんあったけれども、最後まで見たらナゾや疑問はパズルがはまる様に気持ちよく解けていました。 起きる展開は全てストーリーに必要なことであり、観客は単純にドキドキわくわくしていればよかった。 ポニョでは説明が無いというより説明する姿勢すら感じられなかった。 これはファンタジーなのだから何でもアリでいいのです、と言うのはあまりにお粗末。 ハウルのときと同じく これは未完成のアイデアメモの脚本としか思えない。 どこが見せ場? だらだらと続く場面場面は宮崎駿の『動き』の面白さを捉える上手さでごまかされているものの、沢山のアイデアから絞って絞って残されたものとは思えない。 これはテレビではなく映画作品。 中途半端にまとめる位なら公開を遅らせてでも練って欲しい。 フジモトは何をしようとしていたのか? 台詞だけで手抜きをするにはあまりにも重大なこと過ぎる。 ポニョの母親は何なのか? ハウルの星の子の様に世界観をぶち壊す女神像、不可解な行動。 船が集まったり月が近づいたり、伏線もなく全て唐突。 ソウスケが母の元へ向かい、ポニョを認めればいいという試練は 説明不足で釈然としないしカタルシスを感じない。 ハウルが老いたみたいなフジモト、 トトロのサツキみたいなリサ捜索、 千尋の両親判定みたいなポニョの試練、 美味しそうにハムを食べるポニョの様な『らしさ』ではなく、なんか過去作品の似た場面にも妙に冷めてしまう。 宮崎駿が大好きだから本当に残念……あぁ、絶賛したかった。 でももう二回と見ようとも思えない。
[映画館(邦画)] 5点(2008-08-16 00:05:06)(良:1票)
9.  ハウルの動く城 《ネタバレ》 
私は宮崎監督の大ファンです、でも今回は素直に楽しい! とは思えませんでした。まず、声優さんを使って欲しかった。プロの声優さんが出てきた場面を見るとやっぱり違うなあと思いましたよ。そして今回は心に残る台詞というのが全然ありませんでした。説明を台詞だけで済ませてしまうなら、映画にした意味は……。序盤の城がうっすら現れるシーンや空中デートのシーンは良かったなあと思うのですが……。  久石さんのサントラ、大塚明夫の王様、序盤のソフィーの眉毛、谷口俊太郎の詩に一点づつ、四点。
4点(2005-02-06 20:35:28)(良:1票)
10.  ロビン・フッド(2010) 《ネタバレ》 
リドリー・スコットの美しすぎる作品は、ジャンルを問わず映画館のスクリーンで観る価値があると思います。 なかんずく歴史スペクタクルを撮らせたら右に出るものはいない! 細部までこだわり抜かれた映像にはうっとり。そしてキャストが本当に魅力的かつ自然……この人達が普段は携帯電話なんか使う現代人だとはとても思えない(笑) ちょっとイメージ違うんじゃない?とか失礼なことを思ってましたが、ラッセルのロビンは文句なしに格好良い。「優しく誘えよ」とか、女性ファンを増やしたんじゃないだろうか(笑) ケイトのマリアンも凛々しくて魅力的。リドリーは、こういう優しくて強い女性を魅力的に描くのが本当に上手いなあと思う。 最近リドリーに愛されているマーク・ストロング、とても美形な俳優さんだと思ってますが、今作では顔を集中的に攻撃されてお気の毒(笑) でもゴドフリーは本当に最低!KoHのゴドフリーとは天と地の差! 愛嬌あるウォルター爺をいたぶるシーンでは涙出そうでした。ほんのちょっとでも当たって良かったね爺! 2時間半近くありましたが全然長くは感じませんでした。満足満足。 ところで私はロビン・フッドの事をあまり知らないのですが、彼の父親は石工という設定でしたね。フリー・メイソンとかの歴史も織り交ぜてあるのかな?
[映画館(字幕)] 10点(2010-12-11 23:06:43)(良:1票)
11.  Vフォー・ヴェンデッタ 《ネタバレ》 
私には残念ながらあわなかった映画でした。 言いたいことはわかるんだけど、見ててイライラしてどーしようもありませんでした。  まずVに魅力を感じない。岩窟王のダンテスを気取ってみたり、シャイクスピアを引用しまくったり、なんかやたらとペラペラペラペラ喋りまくるのだけど、借り物ばかりですごく薄っぺらい。自分の言葉で喋れといいたい。監督は押井守が好きらしいけど「イノセンス」でもお手本にしたのだろうか、引用が多すぎる。 Vはエプロン姿で愛嬌をふりまいたり、好きな映画のヒーローを熱く語ってみたり、ダンスを請うてみたり、どうかすれば魅力的になりそうなのに、一貫性がなさ過ぎて感情移入出来ない。 Mな私はイヴィーを拷問する冷酷さぶりにはちょっと惹かれたんだけどな(笑) どうにも子供っぽいんですよね。ヒーローの真似をしてる子供。 拷問のことで責められたら「私だって辛かった!」とか言うし。  私は彼が人を殺すことに抵抗が無さ過ぎるのも引っ掛かった。 殺しは罰にはならないと思うんですよね。 救いにはなっても罰じゃない……。 人が人を殺す裁きというものはどうしても拒絶反応。  そしてイヴィー、強いのか弱いのか何を考えてるのかよくわからない。 なんか都合のいい様に存在してるキャラって感じ。 ナタリーのスキンヘッドを見て、私はてっきり「GIジェーン」のデミがしたように自分の意思で髪を剃るキャラなのだと思っていたので、単に囚人として剃られるのか~って拍子抜けしちゃいました。
[DVD(字幕)] 3点(2007-12-15 23:30:58)(良:1票)
12.  包帯クラブ 《ネタバレ》 
邦画はほとんど観に行かないのですが、ちょっとご縁があり行って参りました。 重すぎず、軽すぎず、キャラも個性的で思った以上にいい映画でした(^o^) 柳楽優弥と石原さとみをはじめ、キャストがとても良いですね~柳楽優弥はワイルドでハイテンションであやしい関西弁を使うお金持ちのお坊ちゃんという、なんとも難しそうな役を見事こなしてました。 日本映画は本当に今元気がいいなって思いました!
[映画館(吹替)] 8点(2007-09-23 00:45:44)(良:1票)
13.  スプリット 《ネタバレ》 
全米大ヒット作というけれどこれ本当にただただつまらなかったです。 犯人の人格は4、5人くらいしか活躍しないし24人格も必要なかったんじゃないでしょうか。ビリー・ミリガンを意識してるのか。医師の治療を受け続けているのにこんなになるなんて後味悪すぎ。散弾を2発も受けたのに傷が大したことない超スゲー ですと? こんな危険な殺人鬼を野放しエンディングなんてどうかしてます。ヴィレッジのときも感じましたが、精神障害に対する差別意識を助長しそうですね。 肝心のストーリーは緊迫感ないし驚きもないし……動物園で、だからなんなのと。 誘拐された女の子たちも、感情移入できるほど描写がないからただバカだなー可哀想だなーという感じだし、主人公は狩猟の心得があるんだからもうちょっと活躍してほしかった。お父さんの「獲物に照準を合わせ続けろ」「イライラしてくるぞ」みたいな教えも伏線になるのかと思いきや、無駄弾を撃ちまくるなんて……。虐待している叔父もなんのお咎めもうけないままだし、虐待を受けていない普通の子は穢れているーみたいな犯人の馬鹿馬鹿しい妄想を論破してくれる人もいないし、何が言いたかったんでしょうか一体。
[映画館(字幕)] 3点(2017-05-14 22:45:16)(良:1票)
14.  オリバー・ツイスト(2005)
いやー凄かったです豪華豪華、ともかく美術が気合でしたねー。軽快で上品なサントラも◎。十九世紀のロンドンの空気がリアルに再現されてて、その種の世界観がツボな人はたまらないです(笑)貧民街とかのセット、凄い凄いと感動でした・・・。 いい意味で手堅い作りにまとまっているかなと言う感じ。ストーリーは原作に忠実らしい、私は未読だけど王道的な運びで監督色は抑え気味。子供にも見せられると思います! 主人公のオリバーははまり役でしたね。不憫な目にあって悲しげな純粋無垢な美少年は、棺屋さんの旦那で無くとも「絵になるよ」と思うはず(笑) ドジャー少年も可愛かった♪ 「ナンシーはいい子だよ」 なんて大人びた口調でパイプ燻らせて悪党のふりしてるけど。最後怒鳴りながら掴みかかっていくところとか、彼女のことを姉か母のように慕ってたんだろうなーと、なんとも切なくさせるじゃないですか。オリバーは純粋なまま幸せを掴んだけど、ドジャーも這い上がれたらいいね・・・。 キングスレーのフェイギンも良かった。 悪党なんだけど、妙に寂しい背中してんですよ・・・子供たちの未来を台無しにしてると言えばそうなんだけど、ぎこちない愛情も見え隠れ。 あんたも愛に飢えた子供だったんだろうねーと泣かせてくれる。 入れ替え制でない映画館で見たのだけど、いくつか隣の席のおじさん、二回目らしかったのです。上映前から泣いてたけど上映後も泣いていた。 オリバー君みたいな綺麗な顔してたよ、おじさん。
[映画館(字幕)] 7点(2006-01-30 18:32:59)(良:1票)
15.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
これは映画館で正解でした、3Dは嫌いなので避けるのですが、これは劇場で見ないと半分も楽しめないんじゃないかと思います。 まず良いなあと思ったのが、この手の作品にありがちな恋愛描写、家族描写が少ないこと。上映時間があまり長くないこと(長すぎるとだれそう)そして出演するキャストが少ないこと。地球で祈ってくれる愛すべき存在や、頼りになる管制室なんかが出てこないことにより、ジョージ・クルーニーの存在がより重要に感じられる。そして彼がくるくる浮遊しながら遠ざかっていく寂しさときたら!彼がガンジス川の美しさを語りながら消えていくのが本当に切ない(内心は恐怖で一杯だったろうに)窓をたたいて入ってくるシーンでは、夢なんだろうとわかっていつつも生きていて欲しいと願ってしまいました。最後、湖から這い上がって重力を感じるシーンもとてもいいですね。 でも突っ込みどころは満載。 私が一番気になったのは、ソユーズに乗り込んで酸素を吸った主人公が胎児の格好でくるくる回るシーン。確かに絵になるけど……クルーニー助けに行こうよ!すぐ行こうよ!行くならすぐ行かないと届かなくなっちゃうよ!スターチャイルドしてる場合じゃない!と気が気じゃなかったのはワタシだけ? それから死体の描写はただのドッキリみたいでいらない……宇宙空間に放り出された死体ってあんなに綺麗なのか……?宇宙飛行士の人とかはこれ見たくないだろうな。 あと脱線しますが、これを見たあとは機動戦士ガンダムの死んでいくモブキャラへの感情が若干変化しますね……なんて恐ろしい死に方……。
[映画館(字幕)] 7点(2014-01-01 00:46:02)(良:1票)
16.  ドント・ブリーズ 《ネタバレ》 
最初の強盗の様子で三人に対する好感度が最低になってしまいました。 おじいさんそんなに聴覚や嗅覚が鋭いわけでもないし、盲目であることが利用されて金庫の金を盗まれた場面は気の毒ですらあった。 もうちょっと、パフュームのグルヌイユみたいなスーパー聴覚とか嗅覚とかあってサイコな殺人鬼だったら三人組に同情するんだけどなあ。なんか銃所持の泥棒が多少返り討ちにあっても自業自得というか。 ヒロインも身の上は気の毒だけど、強盗が正当化されるわけじゃないし。降りたメンバーを無理やり参加させて結局死なせるのもひどいし、仲間が殺されたのに通報もせず金に固執するのもひどい。脱出できたと思ったとたんに盲目であることをバカにするようなこと叫ぶのもひどい。(というかバカ) 監禁されていた女の子だけが気の毒。逃げるとき誰も口のテープを剝がしてくれなかったのも気の毒。警察官が誘拐の事実も監禁部屋も死体すらも見付けてくれなかったのもとても気の毒。  斬新だなって思ったのが、おじいさんの「大事な一人娘を奪われた、金で済ませるなんて許せん」から「復讐でぶっ殺す」じゃなくて「代わりの娘を生んでもらう」になるという、妙にポジティブなところ。 あらすじからシリアルキラーを連想していましたが、別に殺すのは好きじゃないしレイプもしない、ただ倫理的にぶっ飛んじゃってる寂しい人なんですね。視力を失い妻も失い最愛の娘まで失ったら、私だったら「娘のところへ行く」になりそうなのに、強いなあメンタル。あの年であれだけ筋力を維持しているところからして、やっぱり日々筋トレとかすると前向きになれるのでしょうか。もしくは忠実な犬が傍にいてくれるからか。
[映画館(字幕)] 6点(2017-01-03 01:29:57)(良:1票)
17.  ダーク・シャドウ(2012) 《ネタバレ》 
バーナバス、あいつ最低、殺人鬼!女の敵!なんかもう、見ているうちに段々にくったらしくなってきて仕方なかったんですが私だけでしょうか。性差別意識や階級意識があるのは2百年も昔の人なら仕方がないですが、善人ぶっていながら言い訳しながら殺しまくるし魔女とあっさり寝てしまうしあっさり振るし、家族は追放するし医師も手にかけるし、バーナバスが好きで殺せないアンジェリークの方がどう考えても可哀想。ストーリーもごちゃごちゃの割に薄いし、展開も唐突。幽霊だってあんなに強いなら最初から自分で何とかすればいいのに、結局復興できてないし。エヴァ・グリーンが美しくて魅力的で嬉しかったですが、それだけって感じです。コメディとして作れば楽しい作品になったんだろうけどなぁ。下ネタもあるし、とにかく主人公が嫌な奴なので笑えないんですよね。
[映画館(字幕)] 4点(2012-06-10 19:57:06)(良:1票)
18.  バットマン ビギンズ
キャストが豪華でしたね。マイケル=ケインの執事がなんといっても素敵!! 珍しく善人のゲイリーもお茶目だし、モーガン=フリーマンも魅力的。バットマンのコスプレ(本人談)衣装作りの過程が丁寧に描かれているのがいい感じ。ただストーリーはなんか中途半端……まず続編ありき、ってのはちょっと。あと喧嘩シーンが多いですがカメラぶつ切りで何をしてるのかよくわかりませんでした。ちょっと残念。
[映画館(字幕)] 6点(2005-06-25 20:41:39)(良:1票)
19.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ》 
なんだか出来の悪いリレー小説でも読んだような気分です。 この新三部作で何をしたかったのか……もう少し慎重に考えてから作り始めるべきだったのでは……。 音楽と、前作より異星人のキャラクターがたくさん出てきたのはよかったと思います。
[映画館(字幕)] 4点(2020-01-02 20:26:50)(良:1票)
20.  薔薇の名前 《ネタバレ》 
歴史、および宗教の私の基礎知識が浅いので、ちょっと難しかったけ面白かった。どういうジャンルに区分されるんでしょうね。出てくるほとんどは僧侶(笑)知的なコスドラミステリーとでもいうか。ショーンの葛藤しつつの悩める探偵ぶりが素敵。エイブラハムの(なんてコスドラが似合うんだ)酷薄ぶりも素敵。あの「少女」の野性的で真っ直ぐな瞳、綺麗で切ない。修道院の退廃ぶりもリアルでセットもゴージャスですね。こういう映画もっとあればいいのに(笑)恋愛映画と見てもいいと思う。ラストのモノローグがとても良かった。 でもこれだけは言いたい。お風呂の死体、台の上でまばたきしたって!!! 巻き戻して確認したよ。あれまばたきだって!!! 
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-03 19:05:59)(笑:1票)

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