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1.  裏窓(1954) 《ネタバレ》 
演出に斬新さは感じるのだけど、肝心のストーリーが全くの拍子抜けであまり評価できない。犯人の犯行をうかがわせる場面の一つに、犬が「何か」が埋まった花壇を掘り起こす場面があるけど、そもそもあれだけ窓に面した場所に犯人がものを埋めるなどという、目に付く行動をするものだろうか。3回に分けて遺体を運びだす“慎重さ”と矛盾するのでは? 主人公の推理通りに筋が展開するのも間が抜けている。サスペンスというよりも、リザ役のグレース・ケリーの美しさとその大胆な行動にはらはらする場面の魅力などを支えにしたロマンチックコメディととらえるべき映画でしょう。
4点(2004-06-27 22:47:12)(良:2票)
2.  のだめカンタービレ最終楽章 前編
マンガもドラマも好きでしたが、この映画は全く評価できません。2時間20分、苦痛でした。のだめ役の上野樹里が最初から最後まで変なしゃべりのまま。とってつけたように最後に悩む場面はあるものの、ただただ変態キャラとしか描かれてないのはひどい。ドラマでは、変態キャラでありながらも、音楽の才能がある点や内面の鬱屈も描いていたのに。 変態の森のCGが映画ならではの演出だって!。ほとんど映画というジャンルを冒瀆しているとしか思えない。 脚本はドラマでも一番の弱点だったけど、映画でも、物語が千秋の独白で進んでいくという稚拙なストーリーテリング。観客の知的レベルをなめてるとしか思えない。 日本人に外国人をやらせるキャストもスクリーンでは興ざめ。ほとんど正月の芸能人かくし芸大会のレベル。せっかく海外ロケをしたのだから、外国人の配役は外国人で固めるべきだった。これは演出手法とかそんなレベルの問題ではない。 ただで見られる民放テレビと違い、映画は1000円なり1800円なりを払って見る媒体です。製作者がこの程度の作品を発表して、金をとれると思わせているところに日本映画のダメなところがあると痛感しました。
[映画館(邦画)] 1点(2009-12-28 12:43:03)(良:2票)
3.  逃走迷路
表層的なサスペンスよりも、登場するさまざまな人物像が面白い映画。逃亡した主人公を支えるのは、ブルーワーカー然とした長距離トラックの運転手、世捨て人のような盲目の紳士、見世物として糊口をしのぐサーカスの人々。フライの電報を投げてよこしたあの赤ん坊まで含めれば、みんな社会の弱者という点が共通しています。一方、こうした人たちに支えられ、主人公が立ち向かうのが金銭的に成功し、社会的地位のある人々。こうした設定に、この映画に託された「大衆賛歌」が見て取れます。そう考えれば、場面として登場するロックフェラーセンター、自由の女神という各地の名所も、「自由と民主主義の国アメリカ」のわかりやすい象徴といえます。フランク・キャプラばりのヒューマニズムが横溢するヒッチコック作品ということで、もっと高い評価が得られてもいいのではないでしょうか。蛇足ながら、看板や本棚の本のタイトルでメッセージを伝える手法は粋で思わずニヤリとさせられます。
9点(2004-12-21 12:19:56)(良:2票)
4.  がんばっていきまっしょい(1998)
前半のゆるい(でも丁寧ではない)展開に閉口。後半ボートレースが本格化してテンポが生まれるが、結局何が言いたいのかわからないままエンドマーク。「あんたらが嫌い」といってやる気のない中島朋子がなぜ豹変するのかもまったく説明なし。評価の対象にならない、単なるご当地盛り上げ映画という感強し。映画よりもテレビドラマで個々人のエピソードを積み上げたほうがよかったのでは。(実際そうだったようだし)。高校生活を描いたこの手の映画が高評価になるのは、受け手側が勝手に自己の体験を重ね合わせて、映画に足りない部分を過剰に補うためと思われる。
[CS・衛星(吹替)] 4点(2008-02-04 12:59:58)(良:2票)
5.  ビクター/ビクトリア
ジュリー・アンドリュースは「メリーポピンズ」も「サウンド・オブ・ミュージック」も大好きなのですが、本作は思わず目を覆ってしまいました。男装のジュリーが痛々しくて。冒頭の女性で登場した辺りはまだよいのですが、短髪にしているともう駄目。やせぎすで、仕方がないことではありますが、しわも目立つし。歌で魅せてくれるのはうれしい加算ポイントですが。プレストンはこの映画で初めて認識しましたが、うまいというよりは気持ち悪いという感情が先にたってしまいます。エンディングの女装は悪趣味そのもの。悪趣味といえば、キングの愛人役の女優もメイクといい、ダンスといい露骨に下品でうんざりしてしまいます。キング役のジェームズ・ガーナーも、見るからにただのおじさんで、ジュリーが恋に落ちる相手役としてはミスキャストの感は否めません。よほどキャストに制約があったんでしょうか。ウエイターや私立探偵によるどたばたは、「ピンクパンサー」のブレーク・エドワーズらしいといえばらしいのですが。70年代に多くの作品を発表したブレーク・エドワーズですが、今思うとなぜ「コメディの名手」などと妙に高い評価が得られたのか疑問です。
6点(2004-09-10 13:23:38)(良:1票)
6.  ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!
これは映画なんでしょうか? 若き日のビートルズの姿が見られれば満足という人は楽しめるでしょうが、「映画」としては評価に値しない凡作だと思います。時間、無駄にした‥
2点(2004-10-11 14:53:25)(良:1票)
7.  スター・ウォーズ 《ネタバレ》 
スターウォーズの本来の魅力が一番詰まった作品でしょう。帝国軍の歩兵に追われるルークとレイア。目の前は奈落の底。すかさずベルトから取り出したロープを天井のフック(?)にかけるとレイアを抱いてターザンのようにジャンプ(ここでのマーク・ハミルとキャリー・フィッシャーの間の取り方は最高です)。当時中学生の私はこのシーンが見たいがために映画館に向かいました。いったん袂を分かちながら、最後に助太刀に戻ってくるハン・ソロ。そしてジョン・ウィリアムスの荘厳な音楽と相まった最後の王座の間のシーン。ヒロイズムにあふれるシーンが満載でした。 しかし「帝国の逆襲」「ジェダイの復讐」さらに「エピソード1」「2」と進むと、何を勘違いしたか、着ぐるみキャラ、CGキャラのオンパレード。「7歳から70歳まで楽しめる」とルーカスが言っていたストーリーも、政治的駆け引きの話ばかりで、躍動感にとぼしく、しらけるばかり。この20年余りというのは、ルーカスの才能(フォース)が暗黒面の金銭欲に浸食された過程といえるのではないでしょうか。 今はルーカスがこの第1作を「全編CGで作り直す」などと言い出さないのを祈るばかりです。
10点(2004-06-16 10:40:52)(良:1票)
8.  タワーリング・インフェルノ
映画を批評する言い回しの一つに「人間が描けていない」という常套句がありますが、私にそれを痛感させてくれたのがこの映画。ポール・ニューマンとマックイーンはひたすらにかっこよく、手抜き工事の張本人はひたすら身勝手な悪役という描き方。演出はもっぱら、派手なビル火災と生きながら炎上する被災者というきわものまがいの描写に重点を置いています。同じパニック映画というくくりながら、主演のジーン・ハックマンに単なる正義漢を越えた多面性を持たせ、彼と行動を共にする被災者のキャラクターを浮き立たせた「ポセイドン・アドベンチャー」の足元にも及びません。上映時間を2時間にまとめた「ポセイドン」に対し、2時間45分も費やしながら、です。冗長なテンポは、せっかくの迫力を削いでいます。そのあたりが、「キングコング」・ギラーミンとロナルド・ニームの差でしょう。
[DVD(字幕)] 4点(2005-10-14 11:09:07)(良:1票)
9.  奇跡の人(1962)
ヘレンとサリバンの演技力のすごさはもう言い尽くされているので、違う観点から感心した部分を1つ。ケラー家に着任して早々、へレンがサリバン先生を部屋に監禁しかぎをかけてしまう場面があります。その後もたびたび「かぎ」がキーアイテムとして登場しますが、この「かぎ」とは、言葉の無い世界に「監禁」されたヘレンを解き放つきっかけを指しているといえるでしょう。そしてその「かぎ」が「ウォーター」という言葉だったというわけです。単なる実話ものを越えた感動があるのは、こうしたキーアイテムによる効果や、ヘレンの境遇にサリバンの育った環境を重ね合わせた描写といった優れた脚本の力が大きいといえるのではないでしょうか。
7点(2005-03-05 11:11:55)(良:1票)
10.  イーグル・アイ 《ネタバレ》 
キューブリックの「2001年宇宙の旅」とヒチコックの「知りすぎていた男」「暗殺者の家」を組み合わせて派手なカーバイオレンスで糊塗した駄作。2時間現実を忘れて楽しめればそれでいいという人には合うかもしれないが、映画館を出て30メートルも歩けば忘れるような、空虚な内容です。40年前なら巨大コンピュータが暴走するという着想も斬新だったでしょうが、21世紀のネットの時代に「巨大な中央コンピュータが暴走して…」、というのはどうなのか。そのアイデア自体が時代錯誤としか思えない。コンピュータを壊すとき、捜査官らが水に転落して普通に這い上がってきたけど、ありゃコンピュータ保護のための超低温の液体窒素じゃないんかい。終始アップ気味のカメラワークも不快。良ポイントは空港のベルトコンベア内のアクションぐらいかな。
[映画館(字幕)] 3点(2008-10-30 10:59:02)(良:1票)
11.  トーク・トゥ・ハー 《ネタバレ》 
物語がどう収束に向かうのか予断を許さない展開の中で挿入された「縮む男」のサイレント映画の描写には笑った。「これってわいせつ物陳列罪に触れないの」。だが最後まで見通すとこのサイレントをベニグノが見たことが、彼のインモラルな行為につながるのだと納得した。ベニグノは彼女を見染めて以来、憧れの対象とはしていても、性的欲望の対象には見ていなかった。というより、ベニグノに性的な欲望は存在していなかった。それが「縮む男」をみたことによって、憧れの究極の行為として体の中に入るという形を知り、それを実行したことが、彼女への性行為となった。だがそれが性的欲望の行為とは違うということを明示するためにも、劇中劇「縮む男」の性描写は、即物的な行為ではなく、縮んだ男が女性器に入り込むというコミカルなテイストのものでないといけなかったのだろう。 ベニグノの強姦に眉をひそめた人も多いようだが、それは暗示的行為であって、その点に拘泥すると、映画本来の意味や価値を見失ってしまうのではないかと思う。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-06-07 22:05:07)(良:1票)
12.  クライマーズ・ハイ(2008) 《ネタバレ》 
原作と比べて「あそこが違う、ここが違う」と騒ぐほど子供ではない。でも作品のテーマにかか割ってくるとなると話は別。主人公の出自を私生児にしたり、家族と別居状態に描いたり、長女の存在をなくしたり、と原田脚本の改変は「改悪」と断じていいほど物語の価値を損ねている。個人的には、安西の息子との登山シーンを挿入する以上は、悠木の長女にまつわる告白まで描かないと意味がない。映画は息子との葛藤を匂わせながらも、こまやかな描写を怠っているために意味不明になっている。 逆に「大事故で失われた大きい命と日常の交通事故で失われた小さな命」は、新聞報道をめぐる問題意識として重要なポイントなのに置き去りにされたまま。全体として、映画が「大事故に遭遇して狂躁状態の新聞社」という風景の切り取りでしかなくなっている。 あまりに後味が悪かったので、鑑賞後、数年前に放送されたNHKドラマを見て口直しをしました。
[映画館(邦画)] 2点(2008-07-08 12:32:51)(良:1票)
13.  ファニー・ガール
ファニーブライスといえば、「巨星ジーグフェルド」に本人役で出演したり、「ジーグフェルドフォーリーズ」でコントを披露したりしています。コメディエンヌと言うしゃれた呼び方よりもお笑い系といったほうがふさわしいようなファニーフェイスですが(北陽の片割れに似てるかな)、その役をストライザンドがやると、「ファニーブライス」という役を演じていると言うよりもストライザンドそのもの。大御所風がぷんぷんで、実際のブライスと同一視することがどうしてもできなかった。成功への意欲だけは人一倍のブライスが周囲の声をものともせず、ジーグフェルドに見出されるまでを描いた前半はコメディタッチで快調だったが、後半オマーシャリフ演じるギャンブラーとの恋、結婚と進んでいくと重苦しい女の一代記に。ギャンブラーの性格付けも中途半端で、なぜブライスがそこまでいれこむのか共感を覚えなかった。ブライスの自伝に即しているのかどうかは不勉強ながら知らないが、そもそもブライスという実在の人物を素材としてこのストーリーを描くことに意味があるのか、と疑問を禁じえなかった。せっかくのミュージカルも全体の長さの割には楽曲が少ない。
5点(2004-08-03 11:06:54)(良:1票)
14.  アクロス・ザ・ユニバース
既成のヒット曲をつないでミュージカルに仕立てる、という着想では劇「マンマ・ミーア」の成功が記憶に新しい。それをビートルズでやれば成功間違いなしという発想なんだろうけど、設定を誤ったと思う。「マンマ・ミーア」の場合、舞台を小漁村に設定することで普遍性が生まれ、登場人物の心情とアバの曲がうまく合っていた。しかし本作の場合、舞台は60年代の米国で、まさしくビートルズが活躍した時代。ベトナム戦争やキング牧師も登場するにもかかわらず、その時代に圧倒的な存在感を示していた現実のビートルズは映画の中に存在しないのです。何たる矛盾。加えて劇中には山海塾の舞踏もどきの白塗り集団も登場してテイモア趣味炸裂。最後は力技でさわやかな結末に持って行ったけど、支離滅裂感はぬぐえません
[映画館(字幕)] 3点(2008-09-20 12:56:02)(良:1票)
15.  アニー(1982)
この映画が公開された時、大々的にキャンペーンが張られてましたね。たしか女性アイドル歌手がイメージソングを歌ってました(「風の谷のナウシカ」の時の安田成美の歌みたいなやつ)。その後名曲「トゥモロー」がこの映画の元のミュージカルの曲と知り、以前から見たかったのですが、どこのレンタル店でも日本語版のビデオばかり。やはりミュージカルは原語で見たいので、見ずにいましたが、昨今のDVD普及のお陰で、やっと英語版を鑑賞することができました。で、ここからが本題ですが、今ひとつの出来ですね。ミュージカル嫌いの人がよく「登場人物が突然歌い出して、変」と指摘しますが、この映画の中の楽曲の扱い方はまさしくその典型です。冒頭、孤児院で女の子たちが歌い踊るシーンがありますが、せっかくアクロバティックな振り付けなのに、ごちゃごちゃして爽快感に欠けます。同じ子どもが主役のミュージカル映画「オリバー」では、似たようなシーンをうまく撮ってましたが。ストーリーも予定調和の極み。なぜ大富豪が多くの孤児院の子どもの中からアニーを選ぶのか、という理由がまずわかりません。これはもうほとんど「アニーが主役だから」と開き直っているような展開です。意地悪な孤児院の女性院長もオーバーに戯画化しているために、空回りしてます。何か作り手側が「子供向け」の意味を誤解して演出している印象があります。本来子供向けだからこそ、丁寧に作るべきなのに。インド人ボディガードの超能力なんてのも噴飯ものでしょう。最後がヘリコプターによるスペクタクルとなってしまうのも意味不明。元のミュージカルは見たことがないのですが、舞台であんなスペクタクルを展開したのでしょうか? やっぱりジョン・ヒューストンは不思議な監督です。
[DVD(字幕)] 5点(2005-07-14 20:27:22)(良:1票)
16.  海がきこえる<TVM>
製作意図がまったくわからない映画。ストーリー自体が凡庸だし、アニメという表現手法を用いた理由も不明。アニメならではの描写もないし。聞けば、テレビのスペシャルアニメだそうで、救いはこれを劇場で見てお金をどぶに捨てた人がいなかったことでしょうか。
[DVD(字幕)] 3点(2005-04-26 09:44:00)(良:1票)

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