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1.  阪急電車 片道15分の奇跡
この本を書いた人間と自分は、価値観から何から、まったく合わないんだろうなと思った。 冒頭、中谷美紀が「こんな女」と言った時点で、彼女も一気に「その程度の女」になってしまった。 寝取った女を批判するばかりで、そういう女になびいたくだらない男を選んだ自分に対する反省は無し。 宮本信子演じる老女も、お嫁さんから「こんなにもらっても困る」と言われているのを知っていてそれでも持って行く嫌な女だし、とにかく脇役含め登場人物がみんな不快で、見てる間中イライラし通しだった。 人間の良さ・温かさよりも、醜さの方が際立っていた気がする。 台詞回しも全体的に嫌味たらしくて、とてもほのぼの、まったりとした気持ちになどなれなかった。 迷惑おばさんに対しても「少し静かにして頂けませんか」と注意すればよいことで、「常識ある大人」ならあんな対応はしないだろう。 実は自分は物心ついてから数十年、ずっと今津沿線に住んでいる。 三度引っ越したが、この沿線を選び続けるほど愛着がある。 それがこういう映画になってしまって本当に、本当に残念だ。
[地上波(邦画)] 4点(2012-05-06 17:38:28)(良:2票)
2.  君の名は。(2016)
さまざまなツッコミどころは書きだすときりがないのでこの際置いておくとする。しかし実際はそれが気になって映画に全く入り込めなかった。何故か。 それは登場人物達がどうにも薄っぺらく感じられて、思い入れが抱けず、終始どこか気持ちが冷めていたからだ。 この物語の核は「すれ違う二人が必死にめぐり会おうとすること」だろう。 なのに、「最初はいがみあってケンカばかりしていた男女が気付けばお互いを好きになっていた」というありがちな"お約束"があるだけで、「それだけの深い愛」を抱くまでの肝心な"物語"がないのだ。  いったい二人はどうして相手を「唯一無二の、かけがえのない、たった一人の特別な人」と思うに至ったのか。 これといったエピソードもなしに入れ替わりの日々を細切れに見せられただけで、急に「デートのセッティングをしたが何故か泣いている私」に飛び、そして「運命の相手」っぽい展開になられても、まったくついていけないのである。そもそもスマホ日記の短い報告だけで、相手のことをそれほど知れるとは思えない。  ヒロインにやっかみめいた陰口を言うクラスメイトのくだりなど余計だし、父親との確執云々も、避難指示依頼の時の二人の対峙を描かないのならば丸ごと不要だろう(難しいシーンから逃げたようにしか見えない)。 あれもこれもとごちゃごちゃアイテムやエピソードを散りばめて、何となく回収したっぽいように描いているが、重要な(少なくとも自分には重要だと思える)シーンが抜けている。 要するに「それっぽいキャラクター達」が「シナリオ通りに動いてる」だけで、スクリーンの中で「生きている」ように見えないのだ。 それは「こんな状況になったら、普通はこうするだろう」という事をことごとく無視するご都合主義にも表れている。 やはりどうもこの監督とは合わないようだ(口噛み酒や、緊迫したシーンでのパンチラの気持ち悪さも含めて)。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2018-01-02 01:58:53)(良:1票)
3.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 
「不幸になるのは弱いせいだ。強さこそが正義なのだ」。 過去のトラウマから抜け出せなかったデイブと、不安と恐怖からジミーに助けを求めたその妻は弱者の象徴だ。 ジミーは愛する者の死に立ち会えなかった・愛する者を殺された怒りを自らの力を持って相手に制裁を加えるという形で解決する。ジミーの妻はそれを正しいと肯定し、町を支配しろと言う。強者の論理だ。 メインキャスト3人の関係は幼い頃から変わらない。 リーダーのジミー、追従者のショーン、貧乏くじを引くデイブ。 デイブが連れ去られるきっかけのイタズラも、強盗も、そしてデイブ殺しもジミーは自分の落ち度からは目をそらし、タフに生きていこうとする。 1度目の殺しの理由は単なる「裏切りへの報復」だった。自分の娘が殺されても尚、その怒りと苦しみは到底送金等で贖えるものではないと気付くこともない。 だから2度目の殺人も平気で犯す。 ラストのパレードのシーンで、哀れに日陰から息子を呼び続けるデイブの妻と、光の中、不遜な顔でそれを見下ろすジミーの妻、そして傍観者ショーンの何も知らない幸せそうな妻の姿が象徴的だ。 正義よりも、倫理よりも、強さがそれに勝るのだ、と。 この映画は「それをどう思うか」と観客につきつけているように思えてならない。 公開がアメリカ同時多発テロの2年後なのは偶然なのだろうか。 しかしこれもこの映画の見方の一つに過ぎず、この作品をそう一面的に切り取ることは出来ないだろうと思う。
[地上波(字幕)] 8点(2014-07-14 18:31:05)(良:1票)
4.  雨に唄えば
ドシャ降りの雨さえも素敵なものに変えてしまう、とにかく楽しくてHappyな映画! 自由自在に動く体。まるで重力を感じさせない身のこなし。計算され尽くした展開。…嗚呼、こんな風に歌い、踊れたらどれだけ気持ちがいいだろう! こんなことを考えるのは無粋なのでしょうが、つい「これを演るために、一体どれほどの練習をしたのだろう」と思わされてしまう。 映画の素晴らしさと共に、1シーン、1シーンに懸けた出演者の情熱に心から拍手を送りたい。エンターテインメント万歳!!
[DVD(字幕)] 10点(2007-01-02 16:14:20)(良:1票)

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