1. 君の名は。(2016)
《ネタバレ》 飛行機でみました。なんで映像が綺麗かどうかは評価にははいっていません。 まあ、悪くなかったです。ただ、そんな大ヒットする程面白いわけではないかなと。 この映画が、今、興行収入の記録を更新し続けて、日本を代表する映画になろうとしているのですが、なんかやだな。 まだ、千と千尋のほうが、日本映画といえばといって違和感なく受け入れられる。まあ千と千尋も初めて見た時はたいして面白いと思わなかったが。 この映画は、もしも東日本大震災の津波を予測できれば的なところから、インスピレーションを受けて作られているのかな?という内容でした。 まあ、それはいいんですが、あまりにもご都合主義すぎの突っ込みどころ満載な映画です。 この新海監督の他の作品もそうでしたが、まあ、内容が薄いというか、細かいところを気にしないというか、 絵は凄い細かいところを気にする割に、ストーリーは全く気にしないという感じの人なのでしょう。 まず一番に突っ込みたいのは「君の前前前世から僕は君をさがしはじめたよ」という歌詞はいんですが、探すの遅すぎだろ!! 最初に二人が入れ替わって何をすると普通に考えると、まず、普通はここがどこで自分が誰で、というところを調べるだろう。 まして、この時代がスマホのある時代なのだから、簡単に場所も、時間も全てが一瞬で分かるはずなのだから。 のんびり、知らない相手の学校や、友人関係等の生活を維持してあげてる場合じゃない。 そもそも、私がこの映画を見る前に、違う場所の人間と入れ替わるというストーリーを聞いたとき、お互いを探しあう映画を想像してたくらいなんで。 せめて、パソコンがない時代1990年代前半くらいの設定なら、まだしも、パソコン全盛期、お互いスマホ持ち。日にちすら気にしない。 あまりにもご都合主義過ぎて、ちょっとひいてしまうほどです。 なんで、まあ、ヒットの要因としてはプロモーションの成功という部分が大きいかなと。 アナと雪の女王もディズニー映画としてはたいして面白くないが、歌部分で大ヒットという感じなんで、 今映画がヒットするためにはいかに、普段映画をあまり見ないライトなにわかの人たちを取り込むかのプロモーションが重要ということを改めて感じさせてくれる映画でした。 [インターネット(字幕)] 5点(2016-12-07 11:46:27)(良:4票) |
2. シン・ゴジラ
日本でもこんな実写映画が作れるんだ!という驚きでいっぱいでした。 日本の映画界はいつも制作費が微妙なため、実写の大作SFやアクションはいつもしょぼい感じが所々に現れていて、やっぱりハリウッドにはかなわないと感じさせられていました。しかし、このゴジラはそのしょぼさを感じさせない、大迫力とリアルな臨場感をしっかりと演出できていて、すんなり映画に引き込まれていきました。 内容も、ゴジラを一種の災害のような扱いで、ヒーローがいない、いわゆる事件は会議室でおこっているというストーリーで、これまた日本ぽくてよかったですね。 ただ、これを海外にもっていって評価されるかというと、ものすごいセリフ量と、出演者で、外人には誰が誰だかという感じでついていけないかもしれませんね。 とりあえず、今年の日本アカデミー賞はシンゴジラが賞の総なめという感じになりそうですね。 いずれにしても、ゴジラなんて怪獣映画でしょ?って敬遠している方にもお勧めできるリアルなパニック映画に仕上がっていておススメです。 [映画館(邦画)] 8点(2016-09-01 18:34:38)(良:2票) |
3. コーチ・カーター
《ネタバレ》 実話ベースのスポ根ものと聞くと、何となく想像できる内容なのだが、それだけではない。この手の映画のゴールはダメチームが優勝してハッピーエンドというのが定番なのだが、この映画のゴールはそこではなく、高校スポーツで燃え尽きた少年たちが、結局は卒業後に犯罪者やまともな職に就けないという現実を打破することに焦点を置いている。そこが一瞬のハッピーエンドではなく、一生のハッピーエンドという形をこのコーチは目指しており、そのため、ただスポーツ娯楽映画にはなっていないのが面白い。 [インターネット(字幕)] 8点(2015-09-08 13:17:37)(良:2票) |
4. ハンニバル・ライジング
総合的に見れば面白かった映画と言えます。 復讐劇なのですが、所詮は犯罪者。悪をヒーローっぽく描いている部分にはいまいち関心が持てませんが、いろいろなやり方で、敵を追い込んでいくのはよくできています。 ただ、ハンニバル・レクターという存在は、もっと知的で頭脳戦を期待してしまっていたのですが、まだ若いからか、心理的な追い込みなどがないので、別物としてみた方が楽しめそうです。 日本の表現が微妙でした。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-17 11:45:22)(良:1票) |
5. ベッドタイム・ストーリー
何も考えないで、暇な時に見れる映画。 そんなに大笑いでもなく、かといって、子供っぽすぎもせず。 主人公が中途半端に、いいやつでもなく悪いやつでもなく、どっち付かずという感じ。 [DVD(吹替)] 5点(2009-11-24 17:34:22)(良:1票) |
6. ワイルド・チェンジ
いわゆる熱血教師ものというやつですが、よくある熱血教師とはちょっと違います。学校改革するのに時間がないとはいえ、生徒とのふれ合い友情というものより、合理主義でばっさり、ばっさりという感じ。ただ、それが改革のための正しい判断であれば、それが生徒のためになるという事で、生徒はそれに感謝する→尊敬につながるという感じなのでしょうか。特定生徒以外とのふれ合いがないためこの校長が人気になるかというところに疑問は残りますが、このモーガンフリーマンのスピーチ力とパワーは圧巻のはまり役で、熱血教師ものが好きな方にはお勧めできます。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-05-13 14:22:19)(良:1票) |
7. ウインド・リバー
《ネタバレ》 正直、知らない映画だった。 期待もせず見たのだが、面白い。 最初の淡々と進むヒューマンドラマのような展開から 一気にサスペンス、そして銃撃戦と、復讐劇とよくできていて 最後まで一気に見てしまう展開は素晴らしい。 これまでのジェレミー・レナーイメージの、少し暗い感じの カッコいい男という、まさにはまり役。 エリザベス・オルセンのたよりのなさそうなFBIという感じも絶妙で いい作品に仕上がっていました。 [インターネット(吹替)] 8点(2020-06-10 15:40:37)(良:1票) |
8. 世界最速のインディアン
友人に勧められて半信半疑でみたのですが、面白いです。ケチの付けどころのない映画です。ただ、主人公が老人ということで、共感が持てるかという意味で点数は10点ではありません。この映画は男のロマンの映画です。いい映画です。出てくる人たちもみんないい人です。悪いやつが一人もいません。みんな、この老人のロマンを支えていきます。だから、素直に気持ちよく見れる映画に仕上がってます。難点は、私の得点評価通り、主人公がじいちゃんなために、彼女と二人で!とか、親子で!とかそういう感じで見てもだめでしょう。ある程度の大人が、のんびりと過ごす日曜日に見る映画という感じです。 [映画館(字幕)] 8点(2007-07-24 16:30:00)(良:1票) |
9. エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
アカデミー賞受賞ということで、早速見に行ってきました。 まあ、なんというか、マトリックスを見た時と同じ感じですね。 若い世代でマトリックスを見ていない人にとっては、現代版マトリックスという感じで面白いと感じるかもしれませんが、 なんというか、正直ストーリーがあってないような、この映画を見て面白かった、もう一度見たいとは思えませんでした。 というか、途中眠くなってしまい、それを耐える時間があり、前に座っていたカップルは途中退席していました。 まあ、昔からアカデミー賞は受賞作より受賞しなかった映画の方が映画的には面白いという傾向がありますからね。 なので、映像やアクションはすごいので、映画館で見るなら5点。 自宅でテレビで見るなら4点という感じでした。 キーホイクウァンは若いですね。子役のイメージが抜けないからか、初めは夫役ではなく息子役なのかと思って見ていました(笑) [映画館(字幕)] 5点(2023-03-14 19:30:22)(良:1票) |
10. ウォーム・ボディーズ
はじめはあまりにも馬鹿馬鹿しいと思いながらも観ていくうちに、これはこれでありな映画だと。ゾンビっていうのは死んでしまった人間ではなく、思考能力が落ちるウィルス感染症だと考えれば、十分に成り立つ病気かもしれない。いずれにしても、ゾンビ映画を楽しみにしてみると、ゾンビがしゃべる事に違和感を凄い感じると思うが、ゾンビベースの恋愛ものというアイデアはなかなか面白かった。それほどグロくないので、女子向きの映画でしょう。 [インターネット(字幕)] 6点(2015-02-17 16:19:25)(良:1票) |
11. アバウト・ア・ボーイ
まさにヒュー・グラントという感じの映画。ヒュー・グラントと中学生が奇妙な友情で結ばれるというのを想像したら、その想像通りの感じの映画。いじめという重くなりそうな題材も、ヒューグラントテイストで、深刻にならないところもよい。ともあれ、いかれた親をもつ子供は苦労する。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-05-21 13:57:05)(良:1票) |
12. 未来のミライ
米アカデミー賞ノミネートということで、ちょっと期待してみすぎました。 まあ、正直、山もなければ谷もない。空想の世界を永遠と見せられるので、これで終わり?という感じ。 サマーウォーズとか好きだっただけにちょっとがっかりです。 家族四人で見た感想。 6歳の子「ふつう」 9歳の子「これで賞取れるれべるではない」 妻「子供を怒る母親の姿が、耳が痛い」 私「くんちゃんの声がとても小さい子に聞こえず、そこばかりがきになる」 という感じです。 この作品が劇場公開時、これを見るかインクレディブルファミリーを見に行くか悩んで、 インクレディブルを選んだのですが、インクレディブルファミリーを選んでよかった。という結論です。 次回作に期待 [ブルーレイ(邦画)] 4点(2019-02-13 14:04:52)(笑:1票) |
13. アンダーカヴァー(2007)
マーク・ウォールバーグの出る映画は外れが少ないので期待してみましたが、やはり面白かったです。主演はホアンキンですが。 はじめはホアンキンが潜入のために馬鹿な弟を演じているのかと思ったら、本当にそうで、途中から家族愛に目覚めてちゃんとしていくというストーリー。 ハードボイルドな雰囲気はどこかのギャング映画を彷彿とさせ、そこに愛と裏切りとアクションをちりばめた秀作。 [インターネット(字幕)] 7点(2016-02-02 15:29:36)(良:1票) |
14. マイ・インターン
最近、デニーロがチョイ役などでも出まくっているので期待せずに見たら非常に面白かったです。 アン・ハサウェイもこういう感じの役をやらせるとまさにはまり役という感じです。 プラダを着た悪魔や恋とニュースのつくり方などの、 軽い感じのワーカーコメディが見たいという人にはぴったりの作品だと思います。 [インターネット(吹替)] 7点(2020-04-22 11:09:39)(良:1票) |
15. アダルトボーイズ青春白書
仲良し5人組がそれぞれ親世代になりという話。 男というものは、大人になっても基本は子供。 グーニーズの続編が出ると言われていて、結局でない。 別に大冒険に行かなくてもいい、こんな感じの映画でいいので作って欲しい。 そう感じさせる映画でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-06-24 15:18:48)(良:1票) |
16. 君たちはどう生きるか(2023)
タイトルで損してますね。正しくタイトルをつけるなら「マヒトの不思議な塔」という感じでしょうか。 評判が悪い理由がわかりません。逆に悪く言って客を増やそうという作戦なのか。 いわゆるいつもの宮崎駿節全開の映画という感じです。 千と千尋の系統が好きな方には面白いかと思います。 ラピュタやカリオストロを期待するとちょっと違うかな。 まあ、ネタバレをしない宣伝戦略なのでこれ以上は書きませんが、 逆に引退作の「風立ちぬ」が一番宮﨑映画ぽくなかったから、自分っぽい映画を作って やっぱり最後にしたいという感じだったんでしょうか。 [映画館(邦画)] 7点(2023-07-23 12:45:57)(良:1票) |
17. スーパーマン(1978)
本当に、久々に見た。印象的なシーン以外はすっかり忘れていた。ただ、最近マンオブスティールやスーパーマンリターンズを見たばかりだったので、どうしてもその辺と比較をしてしまうのだが、映像的な技術やかっこいい演出は当然負けている。弾丸が眼球ではじき飛ばされるような、すごい映像等はない。それでも、その二つには負けない面白さが充分にある。途中中だるみするシーンもあり、2時間でおさめてほしかったという気持ちもあるが、スーパーマンはやはり、人を助けて、そこに歓喜するというところがあり、マンオブスティールのように、人助けよりも敵と戦うという感じだと、イマイチ乗り切れない。マンオブスティールが、この映画の新解釈として作られていたら、もっと面白かったろうに残念である。 [インターネット(字幕)] 6点(2014-10-02 11:58:11)(良:1票) |
18. 天使の恋
佐々木希のビッチっぽさと頭の悪そうなところが、素人っぽい演技で見事に表現されていてまさにはまり役。これが、ガッキーや堀北あたりでは、この雰囲気は表現できなかったでしょう。谷原も雰囲気のある演技をしていてなかなかいいが、ストーリー的に、女子高生と大学教授の恋というのは如何なものかと。映画的には色々と展開もあり、飽きさせない作りになっているが詰め込み過ぎ感もあり5点。佐々木希のはまり役というところで1点で、6点というところか。 [インターネット(字幕)] 6点(2015-06-07 09:58:02)(良:1票) |
19. 八日目の蝉
誘拐犯を決して許してはいけないのだが、自分もこの子供くらいの年齢の子供がいるので、確かに今、この子が別の親元へいってしまった場合、本人も相当戸惑うだろうし、自分自身もおかしくなるほど悲しくなるだろう。そのくらい、0歳から4歳までの時間というものは短いようで長い、思い出のたくさん詰まった時間である。それは手間もかかるし、学校にも行かないでずっと一緒という、毎日が常に新たな発見の生活のため、親子の絆が一番深まる時期になるからであろう。この映画はその辺をきちんと抑えており、誘拐された側の悲しみはあまり描いていないので、不謹慎ではあるが、誘拐した側に共感してしまうという作りになっている。まあ、映画なのでそれでもいいのだが、なんとなく、誘拐した側に正当性を感じさせる作りなのは、後から振り返るとこれでいいのか?と疑問を持ってはしまうのだが、内容的には面白かった。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-01-26 14:09:56)(良:1票) |
20. ウォルト・ディズニーの約束
タイトルに騙されると危険な映画です。 予備知識ゼロでみたのですが、タイトル、また、トム・ハンクスがディズニー役というところから、ディズニーが主役のサクセスストーリー的な物を勝手に想像していたのですが全然違いました。 この映画のディズニーは既に成功者大金持ちのおじさんで、メリーポピンズの映画化がテーマであり、主役はその脚本家のおばさんです。 メリーポピンズファンなら、舞台裏が見れて必見という感じの映画かもしれませんが、そうでない場合は肩すかしを食らいます。 まあ、それを抜きにしても、とりあえず飽きさせずに見せるこの映画自体は良い出来かと思います。 [インターネット(字幕)] 6点(2016-07-21 15:05:19)(良:1票) |