1. 死霊の盆踊り
きっと、優れたアダルトビデオの方が知的だ。 少なくとも、生きる活力とインスピレーションを与えてくれる。 [DVD(字幕)] 0点(2010-05-14 22:18:44)(笑:1票) (良:2票) |
2. 8 1/2
《ネタバレ》 思うに、人生における「閃き」を経験した人なら誰でも涙を流しながら共感する映画じゃないだろうか。 凝り固まっていた考えや、思考に霞がかかり、右往左往するしかなかった状況から解き放たれ、幸福感や希望が満ち満ちてゆくあの瞬間と感覚。 グイドの頭の中は、切迫した状況からくる焦りや、男性としての欲望、幼少期のトラウマ、両親への思いなどで埋め尽くされ、まさに混沌。 ただその混沌は、クライマックスではなんとも美しく、平和で楽しいが、少しの悲しみと哀愁を伴って昇華していく。 よく観れば分かるが、この映画には、唐突に出てくる意味不明な出来事や妄想は存在しない。 初見の観客を混乱させる原因は、現実と妄想の区別がつかないことただ一点のみであって、区別がつくようになれば、構成がシンプルなものであると気付くはずだ。 決して難解な前衛映画などではなく、実は驚くほどあっさりと理解出来る内容であり、それに加えて多くの人生を変える力を持つ作品だろう。 初見の方に申し上げるが、一回の鑑賞で投げ出さないでほしい。 きっと、素晴らしい映画体験の一つとなるはず。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2008-12-12 02:10:36)(良:2票) |
3. ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
《ネタバレ》 最後の最後で真の意味で原作未読者層が捨てられた感がある。 原作を読んでいないと全く分からないようなシーンもあり、未読者層には御愁傷様としか言いようが無い。 内容については、迫力のあるシーンがそこそこあり、納得のいく演出の場面もあった。 ただ、最終作にしてはかなり盛り上がりに欠ける。 監督としては暗めの演出が好きなのかもしれないが、大団円として喜びを爆発させたようなエンディングでも良かったのでは? ピーター・ジャクソンみたいなファンタジーに情熱を傾けられる監督だったらと思うと残念である。 つまらないとは言えないが、最後に相応しい作品とは言えないだろう。 [映画館(字幕)] 6点(2011-07-16 01:53:10)(良:2票) |
4. どですかでん
内容はかなりグロテスクなものだ。 出てくる人間達、それぞれの関係、それぞれの言葉。 どれもがグロテスク。 見たくないものを無理やり見せ付けられるかのようだった。 人間の生臭さ、それすら通り越して腐臭のようなものを始終感じた。 途中、何度か観賞をやめようかと思ったが、この作品以前の黒澤作品への敬意からなんとか観た。 黒澤映画を何本か観させてもらったが、この作品の出来には当惑するしかない。 どうしてこんな作品に仕上がったのか。 カラーなだけに、その衝撃も鮮明だ。 微笑ましさ、感動、高揚感なんてものはまったく無い。 あるのはただただ嫌悪のみ。 一種のトラウマです。 [DVD(邦画)] 4点(2009-06-17 17:12:07)(良:2票) |
5. セブンティーン・アゲイン
主人公の大人時代の俳優が気に食わなかったけど、全体的にコメディー映画としてそこそこ面白い作品に仕上がってると思います。 序盤はテッド役の俳優に難を感じて先行きが不安だったが、中盤からの安定感は素晴らしい。 本当は6.5点くらいを付けたいんだが、四捨五入で7点。 この手の作品は、予想に反するようなことがないけど、案外その安定感が大好きです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-18 22:22:44)(良:2票) |
6. エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
安定のクオリティ! 前作から、何も足さないし、何も引かない。 ただ、それでいい。 とにかく銃をぶっ放して、ヤッホー!という流れは最高だ。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-02-09 09:54:51)(良:1票) |
7. アバウト・タイム 愛おしい時間について
途中『?』な箇所もあるが、長閑な雰囲気の中で溢れる感動は素晴らしかった。 ただのラブコメに終わらず、だからと言って、馬鹿真面目な内容で終わりを迎えるわけではなく、家族とか愛だとかのエッセンスを表現しようとする姿勢には心が震えた。 [映画館(字幕)] 7点(2014-11-27 00:05:04)(良:1票) |
8. 甘い生活
《ネタバレ》 あまりに膨大な事柄が含まれすぎていて、脳がクラクラと揺れている。 天使の笑顔。 天使の声が聞こえず、思い出せもしないマルチェロのやり取り。 マルチェロと父親の間柄。 まるでマルチェロ、そして己の転落を表しているかのようなステイナーのオルガン。 その音色を聴くことが耐えられずにその場を離れるマルチェロ。 などなど、あまりに象徴的なことが多過ぎて、どうやっても脳裏に焼き付く映画。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-05 03:53:48)(良:1票) |
9. ドラゴン・タトゥーの女
性描写や、グロテスクな描写が多いが、夢中になって鑑賞できる内容だった。 恋人と鑑賞しようとする際は、注意する必要があるかもしれない。 個人的には主演はダニエル・クレイグじゃ無い方が良かったと思う。 [映画館(字幕)] 5点(2012-02-16 01:36:11)(良:1票) |
10. ニュー・シネマ・パラダイス
《ネタバレ》 完全版を先に観たことをとても後悔した。 あんなに美しい最後があるだろうか!!!!! エンディングに入ったところで、心の隅にあるのは、ディレクターズカット版の最後・・・・。 あれを思い出すと、一気に盛り下がる。 完全版なんてあんな改悪品出して欲しくなかった。 ディレクターズカット版は観ないほうが良いです。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-02-10 00:30:31)(良:1票) |
11. 女王陛下の007
シリーズ1,2を争う作品。 アクションシーンも上々の質だし、ロマンスはボンドに似合わず純情一直線だから見ていて面白い。 とにかくバランスが良く出来ていて、何回観ても楽しめる。 戦闘シーンの音楽もボンドのテーマばかりではなくて良かった。 今作以前へのオマージュも含まれてるのでそこも嬉しい。 きっと時代を先取りしすぎてしまった映画なのかもしれない。 スーパーマンとスパイの違いを区別出来るようになった現代だからこそ、面白いのだと感じられるに違いない。 [DVD(字幕)] 8点(2009-07-10 18:40:56)(良:1票) |
12. アリス・イン・ワンダーランド
《ネタバレ》 3D版を鑑賞しました。 つくづく思ってしまうのは、奇想天外なキャラクター達が登場する“だけ”な映画には退屈してしまうようになってしまったこと。 ライラの冒険然り、ナルニアの一作目然り。 奇想天外なキャラクターと言うのが、あまりにも世の中に氾濫している。 重要なのは、そのキャラクター達がいかにストーリー上生きてくるかだと思うのだが。 残念ながら、今作のストーリーは稚拙に感じてしまったし、高揚感を覚えるような場面も見受けられなかった。 子供向けの善悪ストーリーに魅力的なキャラクターを置いただけに思えた。 主人公の少女は美しいのだが魅力に欠けるし、アン・ハサウェイの演技力には疑問符が付くし、 ジョニー・デップはジョニー・デップのままで、 とてもじゃないが楽しめなかった。 もし通常版で観たと考えると、ぞっとしてしまう。 それくらい見所が無かった。 [映画館(字幕)] 4点(2010-04-19 01:58:55)(良:1票) |
13. ソーシャル・ネットワーク
《ネタバレ》 画が綺麗だったし、音楽の選曲も良かった。 なんといっても、ジェシー・アイゼンバーグの演技がたまらない。 神経質で、A** Holeな性格なんだけど、どうしても憎めない。 そんな主人公をうまく演じていた。 二時間どっぷり物語に入り込ませてくれるだけの力を持つ、良質な映画だと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2011-09-13 10:28:38)(良:1票) |
14. イングロリアス・バスターズ
どうしてもパルプフィクションのクオリティーを求めてしまう自分がいる。 スリリングなやり取りのシーンは面白いといえば面白いのだが、何か心から面白いと思えない。 何か、こう、高揚させてくれるものが無いというか。 私個人としては、蚊帳の外に放り出された心地だった。 どうも「ヒトゴト」に感じてしまう映画だった。 一番の原因はきっと、キャラクターを愛せなかったからに違いない。 どのキャラクターも愛せなかったというか、愛する間も与えてくれなかった。 好きな人は好きな映画というのがぴったりじゃないだろうか。 [映画館(字幕)] 4点(2009-11-23 00:42:16)(良:1票) |
15. バック・トゥ・ザ・フューチャー
この映画以上に、私を何年にも渡って楽しませてくれた映画はない。 大抵、子供のころに観て面白かった映画というものは、大人になってみると妙に陳腐に感じてしまう。 しかし、この映画にはそういったことが微塵も無いのだ。 子供のころから楽しめたし、大人になった現在でも変わらず、むしろ、より楽しめている。 歳を重ねていくにつれてこの映画を面白いと感じられなくなってしまったら、この映画の質を疑うよりも、私自身の感性が衰えてしまったことを嘆くだろう。 「熱狂」という感情を抱かせてくれる、稀有な映画。 [DVD(邦画)] 9点(2009-02-09 23:37:20)(良:1票) |
16. アマデウス ディレクターズカット
面白いところもあったんだけど・・・・。 是非、通常版を見てみたいと思いました。 ニューシネマパラダイスでもそうだったけど、ディレクターズカット版は一種の改悪に近いものを感じます。 サリエリの苦悩や、複雑な心境の描写は素晴らしいものだったと思います。 しかし、あくまでこのディレクターズカット版を観た感想ですが、格別な面白さというものは感じませんでした。 モーツァルトを絶賛するならまだしも・・・・。 やはり無駄なシーンというものを多く感じましたし、物語の進行がのろますぎです。 どこがカットされたシーンかを大体予想できたぐらいです。 もしこのレビューを観ていて、まだ本作を未鑑賞の方がおりましたら、なんとしても通常版を観ることを勧めます。 [DVD(字幕)] 7点(2009-04-14 15:07:53)(良:1票) |
17. ミッション・トゥ・マーズ
《ネタバレ》 なんの前情報も無く鑑賞しました。 観賞後、思わずニヤリ。 ゲイリー・シニーズ、ドン・チードル、そしてティム・ロビンスという私のツボにはまる俳優が三人も。 いちいち演技がツボにはまって、なんとも幸せな二時間だった。 内容については、宇宙人のくだりは少しのガッカリを味わったが、終わりの主人公の思い出のフラッシュバックでは大きな爽快感と感動を味わった。 とにかく特筆すべきは映像の美しさで、これが十年前のものかと驚いた。 観賞後色々調べてやっとこの映画が酷評されていると知り、そんな馬鹿なと思ったが、鑑賞する環境が評価を結構左右するかもしれない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-09-01 17:59:17)(良:1票) |
18. 華麗なる賭け
《ネタバレ》 オープニングの悪趣味な主題歌と、斬新なコマ割の技法に若干の不安があったものの、大人二人の心理描写が好きだった。 スティーブ・マックイーンの渋さったら! 所作の一つ一つに憧れたのは初めてだった。 最後の主人公のかっこよさには痺れます。 [映画館(字幕)] 7点(2011-03-04 03:11:47)(良:1票) |
19. トロン:レガシー
《ネタバレ》 ちょっと残念。 もっと熱い、童心にかえれる様な内容だと期待していったのですが、盛り上がりに欠けました。 唯一好きになれたのが序盤のディスクバトルのシーンと、バイク対決のシーンだったが、後半はそんな見せ場は無かった。 素材が良かったのにもったいない。 [映画館(字幕)] 5点(2010-12-20 14:04:22)(良:1票) |
20. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
やっぱりこのシリーズはわくわくさせてくれます。 しかしながら、後の作品に比べるとまだムラがあるかなと。 テンポの悪さとか、音楽との合わせ方が後の作品ではかなり良くなっていきます。 あと、敵がたいしたことないので、そこが許容できれば面白いと思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-15 17:39:08)(良:1票) |