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自己紹介 映画は映画館で見るものだ!なんて昔は考えてましたけどVHS、LD、DVD、BD。ドルビーや、DTSのデジタルサラウンド。家で見るのも悪いもんじゃなくなってきました。
兎に角、映画を楽しみたいです。

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1.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 
最近の作りだから、シリーズのこれまでのイイトコどりみたいになるのは仕方ないとしても、親子ネタはもう飽きました。悪役がダースベーダ―おたくの中二病だったのにはがっかりです。
[映画館(字幕)] 3点(2015-12-23 00:44:54)(笑:2票) (良:3票)
2.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
一つの目的にまっすぐ進んでゆく男と、彼を愛した女の物語。 ふたりのあまりなピュアな心の結び付きは、時としてハードボイルド。 その昔、妻の出産のためにTV番組の収録を休みにしたタレントがいて、 それが妻と子供を大事にしている美談のように伝えられたが、 親が死んでも笑って舞台に立つのがプロフェッショナルのはず。 そんなぬるい美談の対極にあるようなラブストーリーだ。素晴らしい。
[映画館(邦画)] 9点(2013-09-04 00:42:18)(良:2票)
3.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 
ゴジラと人間の対決が主軸でVFXもドラマも見応え充分。 ゴジラの背びれのギミックがちょっとアレな感じ(背びれが動く水鉄砲が欲しくなったのはワタシだけ?)だが、 映画をダメにするほどではないか。 わだつみ作戦開始時の音楽使い方(自分の記憶が定かなら、ゴジラのテーマとされている曲は、元々ゴジラに対する防衛隊の活躍の讃えるもので、今回はその通りに使われている)が良い! そして『太平洋奇跡の作戦 キスカ』ばりの駆逐艦の映像。 曇りの空は、まるでVSシリーズの頃の特撮大プールのホリゾントのよう。 そんな昭和ジジイの大好物はさておいても、『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』からこっちで、一番楽しめた作品でした。 『ゴジラVSビオランテ』『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』、自分が好きなゴジラ作品は興行成績がイマイチなので、 本作はそんなことが無いように祈っています。 でなわけで、もう一回観に行く!!
[映画館(邦画)] 9点(2023-11-04 08:32:40)(良:2票)
4.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 
TVシリーズ「ウルトラマン」を分解再構築し、作者なりの考察を加えて一本化した作品。 エッジが立っている印象で、TVシリーズにあった丸さが感じられないのが残念。  前半は楽しかった、面白かった。でも後半は…。  全編を通りして、本編部分の構図、カット割りがよろしくない。 実相寺昭雄風なのだろうが、そんな構図が続くので俳優たちの演技がぶつ切りにされてて見にくい。 クライマックスの壮大な音楽が、壮大すぎて浮いてる気がする。 巨大女性のスカート強調演出とか、繰り返されるお尻ペンとか、おっさんの性癖が垣間見える感じでちょっとイヤ。
[映画館(邦画)] 4点(2022-05-15 09:30:52)(良:2票)
5.  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 《ネタバレ》 
水爆実験の影響で誕生し、人類の文明を破壊する大怪獣ゴジラ。 反核兵器の象徴だったはずが、65年に及ぶ長い歴史の中で、人類の味方になったり、怪獣島でのんびりと暮らしたり、子どもに呼ばれて公害の権化みたいな怪獣を倒したり、人類の核実験のせいで王国が破壊されたので怒りに任せて地上侵攻を狙った海底人の怪獣をとっちめてみたり、おまえは台風か!と言われる位何度も日本を襲ったり、メルトダウンしたり、イグアナだったり、太平洋戦争の死者の思念の集合体だったり、同族のDNAから作られたメカに命を狙われてみたり、都心で凍り付いたり、いろ~んことになってるんで、いいっちゃいいのかもしれませんが、核兵器で「活」を入れるってアイディアはスッキリと楽しめませんでした。 神話に残るような時代に、ゴジラはモスラ、ギドラ、コングなんかと闘っていたようですが、そのあとは勝負なしのまま眠ってたんでしょうかね。スッキリしない設定です。 オスプレイが社用車みたいになってるモナークってどんな組織なんでしょう?アルゴ号なんてえらいメカ持ってるし、戦闘機部隊も所有してるようだし。それもスッキリしません。 突如発射され、雑な透視図で紹介されるオキシジェン・デストロイヤーミサイルもスッキリしません。 モスラの研究者が代々双子ってのも「これでファンが喜ぶよね」ってために考えただけなのか、あまり意味がなくスッキリしません。(ちょっと小高恵美さんに似てるのはヨシとしましょう) 大雨の中ではんだごてで修理できちゃうデジタル機器ってのもスッキリしませんでしたね。 でも、中島春雄さんへの献辞が写真付きで表示されるのは、グッときました。おとぎの国のキャラクターには中の人などいないというのが最近の定説のようですが、ゴジラには中の人がいましたからね。ちなみに本作品では、ゴジラたち怪獣は「himself」と自身が演じているとクレジットされています。これもグッときますね。
[映画館(字幕)] 4点(2019-06-02 17:45:48)(良:2票)
6.  ランボー/ラスト・ブラッド 《ネタバレ》 
保安官にいじめられ、PTSDのせいなのか気分だけ戦場に戻ってしまい、町をぶっ潰す程の大暴れしちゃったランボー。 その後も、もといた戦場に戦友探しに行ったり、アフガニスタンに上官探しに行ったりして、戦争に巻き込まれ大暴れ。 アジアで人助けのためとはいえ、結局は人体バラバラの殺戮ショウを展開しちゃったランボー。 今回はどんな活躍を?と期待しつつ鑑賞。 …遂に怒りにまかせて復讐の戦いを展開するのかぁ。 前作を越える人体バラバラショウに、どんなモチベーションで観ていいのかを見失う自分! パワーアップして帰って来た『13日の金曜日』みたいだわ。というのが率直な感想。 とはいえ、こういうケレン味たっぷりで、ちょっといかがわしいのが昭和のアクション映画というか「ランボーシリーズ」なんだよな。 戦闘が終わってロッキングチェアに揺られるランボー。 でも、自分ちの前は穴だらけっていうのが戦いの虚しさを描いているのかな。 晩年のペキンパー映画のラストみたいだと言ったらホメすぎかしら。
[映画館(字幕)] 7点(2020-06-27 19:26:40)(良:1票)
7.  HK/変態仮面 《ネタバレ》 
ちょうどいい感じの「バカ映画」で好感を持ちました。 低予算でも気にせずに堂々とした作品作り。 どんなに下らない描写もマジに描く潔さ。 まったく期待しないで見たのですが、ナカナカの拾い物でした。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-02-22 19:25:56)(良:1票)
8.  極底探険船ポーラーボーラ 《ネタバレ》 
ティラノザウルスが尻尾引きずって出てきます。 でもね、公開当時のティラノザウルスは今みたいに羽毛も生えてなかったし、尻尾を浮かせて前傾姿勢をとってたりしてなかったんですよ。 着ぐるみでどこまで恐竜をリアルに描けるか、スタッフは拘っていたのですが、時間を経て恐竜の考証が変わってしまったんです。 本作の原題は「最後の恐竜」で、地底世界にただ一匹生き残っているであろうティラノザウルスと、主人公マステンのダブル・ミーニング。 DVD化されたときにタイトルバックのマステンのアルバムに書いてある文言がキチンと訳されていて、 (DVD以前の劇場版やビデオ版ではほとんど訳されていない)マステンの因業ジジイぶりが分かりやすくなっていたのは嬉しかった。  地球が空洞で、別世界が広がっているというのはUFOマニアにも有名な説。 多分元ネタはバロウズのペルシダーシリーズで、古くて新しい(?……?)設定。  この映画、素敵な邦題のせいで大分損してると思います。
[映画館(字幕)] 8点(2021-04-24 10:11:28)(良:1票)
9.  八犬伝 《ネタバレ》 
曲亭馬琴が「八犬伝」捜索する<実>の世界と、八犬士の誕生し玉梓の怨霊と戦う<虚>の世界を、実に丁寧に組み合わせた娯楽映画。 長尺ですが飽きることなく楽しめました。 馬琴が芝居小屋の奈落で「四谷怪談」の作者、鶴屋南北と交える、虚実の論争がこの作品のキモだと言えるでしょう。 馬琴の妻・お百を演じた寺島しのぶさんの最後のセリフが最高です!
[映画館(邦画)] 9点(2024-10-27 11:19:46)(良:1票)
10.  愛のコリーダ
常識からも社会からも背を向けて情欲の世界に溺れる女と男。行く末に明るい未来などあるはずもない。切なく、グロテスクなまでにエロチックな映像。見事な映画ではある。 本番AVなど無かった時代だからこそ、あえて本番を行った価値がある。が、これは演技の否定と言えなくもない。殺人者を描く映画で撮影のために実際に人殺すなど、あってはならないというか、その必要はないからだ。しかし、70年代の大島渚はチャレンジしてみたかったのだろう。そして、この作品のチャレンジは成功していると思う。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-09-16 00:39:44)(良:1票)
11.  大脱出(2013) 《ネタバレ》 
シュワちゃんとスタローンが元気にやってるだろうか? という確認行為での鑑賞なので、点数は甘めです。 仕掛けの割に小粒な話だけど、まあまあ楽しめたかと… なのでもっと点を盛りたかったのですが… 馬鹿な配給会社がTVスポットや予告編でネタバレをしてなければね! 多分バカばっかりの最悪な会社です。
[映画館(字幕)] 4点(2014-01-19 14:39:42)(良:1票)
12.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 
イラク戦争は、イラクが大量破壊兵器を保有しているというアメリカの言いがかりに端を発したものだというのが大前提の物語である。 父の教え、(自分では読んでいないだろう)聖書の教えを忠実に守った青年が、戦争の中で壊れてゆく。4回に及ぶ戦場への出征。しかも、行く度に戦地の状況は悪化し、作戦は雑なものに…。 祖国と戦友を守ろうとしたヒーローは、女子供を戦闘に使う近代戦の中で心を蝕まれる。主人公は自分と同じく、戦争に傷ついた者たちを救うことで自分も救おうとした。 戦争の非人間性だけでなく、ヒーローという存在の内面の重さにも触れた見事な作品だと感じた。
[映画館(字幕)] 8点(2015-02-21 22:27:51)(良:1票)
13.  プロジェクトV 《ネタバレ》 
ジャッキーの新作です。 要人警護の専門会社で、ジャッキーは頼れる隊長役。 若手がメインで危険かつ華やかなアクションが満載。 もちろんジャッキーもやる時はやり、コミカルも、人情味もばっちり。 物語の舞台はイギリス、アフリカ、ドバイと007シリーズなみにワールドワイド。 途中、これでもかと繰り出される死亡フラグギャグが愉快な、娯楽アクション映画でした。
[映画館(字幕)] 7点(2021-06-22 01:07:21)(良:1票)
14.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 
東宝チャンピオン祭りの頃のゴジラ映画の様な、スカスカのプロット。 カイジューとのバトル中にヘリコプターなどの通常兵器が参戦しないのも、 チャンピオン祭り並み… (多分)映画史上最も盛り上がらない、主要登場人物の自爆。 なんでこんなんなっちゃったのかなぁ…。  
[映画館(字幕)] 3点(2013-08-29 21:19:07)(良:1票)
15.  ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 《ネタバレ》 
スピルバーグが「映画化まで2年も3年も待てるような作品ではない。すぐに映画化しなければならない」と語ったというが、71年の実話でありながら、確かに現代的で、考えさせられる作品となっている。 ベトナム戦争について的確な分析が行われており、負け戦と分かっていても、その分析を隠蔽していた当時のアメリカ。「フェイク・ニュース」だと叫び、自分の都合のよう事実だけをつなぎ合わせる者が現在の権力者である危機感が伝わってくる。そして、真実を曲げることはできないという、信念が感じられる。 権力者の都合で公文書がざくざく改竄され、権力者のお友だちや後ろ盾となっている大企業が好き放題をやっている、我が国の映画人に危機感はあるのだろうか?
[映画館(字幕)] 9点(2018-04-08 19:34:54)(良:1票)
16.  ザ・フォーリナー 復讐者 《ネタバレ》 
爆弾テロに巻き込まれて高校生の娘が死亡。 悲しみに暮れる年老いた父親は戦闘のプロだった! 爆弾テロ犯を殺すため、すべてを捨てて暴走する老人を、ジャッキー・チェンが死んだ目で演じるサスペンスアクション。 共演はピアーズ・ブロスナン。 物語の舞台はイギリスで、劇中に登場するUDIという北アイルランド系の組織は、モロにIRAのこと。 娘を殺した爆弾犯の名前を知ろうと、ジャッキーは北アイルランドの副首相ブロスナンに迫ります。 死んだ目をしていても、ジャッキーのアクションは健在です。 作品のトーンに合わせて、確実に相手を壊そうとする格闘を展開。見ごたえ充分です。 まさにジャッキー・チェンの新境地でした!!  ところで、監督マーティン・キャンベルですが、 『ゴールデン・アイ』『カジノロワイヤル』の2本の007映画の他は何を撮っていたんだろうと プロフィールをチェックしたら、 (『グリーンランタン』は置いといて)TVシリーズ「特捜班CI-5」を手掛けていたとのこと。 テンポの良い筋運びと、締まったアクション。そして人間の暗黒面丸出しの政治&諜報活動。 そんな「特捜班CI-5」の持ち味が、見事に詰まっておりました。
[映画館(字幕)] 8点(2019-05-21 08:43:23)(良:1票)
17.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
ゴジラ映画でありながら、岡本喜八(写真で出演してる!)の『日本のいちばん長い日』にオマージュを捧げた作品といった印象。 ゴジラが出現したら、日本はどう対処するのかというシミュレーション映画にはなっているものの、ドラマ性が希薄。 パワーエリートがこの国を何とかしてくれたという筋書きはどうなんだろう? 体制、反体制という対立軸を知らない若い世代には抵抗がないのかもしれないけど、おじさん世代は白けるなぁ。 ゴジラはCGで描かれたらしいが、市街の破壊描写は緻密で、これまでにない映像を見せてくれるうえに、CGとは異なる実写感がある。 そういった意味では、もっと高い点をつけてもいいのかもしれないけど、ドラマがなぁ・・・
[映画館(邦画)] 6点(2016-07-30 01:19:53)(良:1票)
18.  バンブルビー
1987年が物語の舞台となっていて、映画としての手触りがとても80年代風なのはそのせいかと思って見ていたら、バンブルビーのラジオからウィアードサイエンスが聞こえてきて、その瞬間にガツンと気がつきました。 この手触りはジョン・ヒューズ監督作品のものだと。 主人公と母親の関係、再婚相手の義父との関係、その連れ子である弟との関係、彼氏志望の男の子との関係など、それらの手触りがとても優しい。 ラストの誰もケガしないカーチェイスなど、面白くて優しくて。 まさにジョン・ヒューズ監督のタッチ。 VFXも素晴らしく、スぺクタクルでありながら、とてもよくできた人情コメディだと感じました。
[映画館(字幕)] 9点(2019-03-23 18:46:05)(良:1票)
19.  海辺の映画館 キネマの玉手箱 《ネタバレ》 
大林監督の映画、なんだか肌が合わないみたいで『水の旅人』から後ろの作品、全然見てないんですよ。 で、何となく見てみようと思った本作なんですが… 3時間、みっちり楽しめる作品でした。 まっすぐにメッセージを投げ込んでくる映画なんですが、ピッチャーに悲壮感が無くて、 マウンドの上で楽し気に笑いながら、それでいて重たい球をまっすぐに投げこんでくる感じでしょうか。  お約束ともいえる、武田鉄矢の坂本龍馬。 そして、浅野忠信の酒匂允。たこつぼ作戦。 岡本喜八監督が映画に込めた「反戦」に大林監督が共闘しているようで楽しかった。  大林監督、素敵な映画をありがとうございました。
[映画館(邦画)] 8点(2020-09-08 19:18:35)(良:1票)
20.  名探偵ピカチュウ 《ネタバレ》 
ポケモンのゲームに触れたこともなければ、アニメも見たことがなく、ピカチュウ、ニャース、コダック、 くらいしかポケモンを知りませんがそれでも楽しく鑑賞できました。  喋れるピカチュウと知り合い、探偵である父の死の真相を探るうち、大きな陰謀に巻き込まれるというストーリーですが きっちりハリウッド映画のハードボイルド探偵もののプロットにハマっており、飽きさせません。 また、バディものとしてもしっかり作り込まれております。 そして、何よりも、ずっとピカチュウを見ていられる、ずっと見ていたくなる作品でした。
[映画館(字幕)] 9点(2019-05-03 21:53:34)(良:1票)

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