1. ゴジラ-1.0
ネタバレ 開始10分でさえ100個突っ込みどころがあって残念でしかない。 演出が下手で演技が学芸会。監督の限界。安藤サクラでさえ学芸会してた。もちろん脇役もエキストラも全部ひどい。全編オーバーリアクションで自然さがまったくない。役者のせいではない。監督責任である。さすが佐々木蔵之介だけは少しまともだった。 人間ドラマを描こうとするな。そういうの下手な監督なんだから。なぜ自覚がないのか。脚本にも演出にも無理がある。 山崎監督が戦後日本の口惜しさと復興を描こうとする姿勢が気持ち悪い。世代的に到底無理がある。 そして子役を泣かせ過ぎ。 [映画館(邦画)] 4点(2023-12-19 16:34:49)(笑:2票) (良:2票) |
2. レオン/完全版
ネタバレ 覚悟はしていたが2時間を超えるとやはり長い。最初の111分版がそれで必要十分な作品だった事がわかる。 133分の完全版を見る事で飛ばされた部分を見ることで不思議だった部分はある程度解消された訳だが、逆に説明過多であせっかいでもある。 説明が多いからって感動が増すとは限らない。説明不足が謎として残り、かえって余韻となる映画があるんだという事がわかる。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-04-16 16:12:37)(良:2票) |
3. ローマの休日
ネタバレ 初めは少女、事件ののち大人の女。描き分けがお見事です。 [地上波(吹替)] 7点(2022-03-20 07:45:57)(良:2票) |
4. 近松物語
ネタバレ もしかしてハッピー側に転じるのかもと期待を込めつつ見ていたが、やはりというかどんどん悪い方へ転がって行き、予想しうる中で最悪に近い方のラストだったので救われない。悲しいだけでさほどの味わい深さや余韻が感じられず、あまり楽しめなかった。 [DVD(邦画)] 4点(2025-05-02 14:56:21)(良:1票) |
5. ハウス・オブ・グッチ
ネタバレ 何だろうこのつまらなさは。株のやり取りに人間模様を織り交ぜた方式で、やりようによっては面白くなりそうなのに。 どうも薄い。どの人間にも深みや複雑さが見えない。実在の人物に対する敬意がない。 アル・パチーノ。アダム・ドライバー。最高級の俳優を用いているのに彼らの良さを引き出せていない。 株の話も、50%という単語が高頻度で出現するが、分かりやすさを優先したのだろうが、実際はそんな単純ではなかった訳だし、50%を強調しすぎて逆に薄っぺらな話になってしまった。 この映画を見るより、ぐぐって見つかるグッチ家の話を読む方が面白いし、時間の節約にもなってお勧め。 [DVD(吹替)] 5点(2022-07-07 12:48:11)(良:1票) |
6. ドント・ルック・アップ
ネタバレ 揶揄だらけの面白さ。 米国人はパリピーだけじゃないことがわかる映画。 査読は大事。 [インターネット(吹替)] 5点(2022-03-20 07:32:17)(良:1票) |
7. バービー(2023)
ネタバレ ジェンダー問題提起作として意義深いだろうが、ステレオタイプ的展開で、映画としてはどうかな。駄作ではないけど。映画界は続編だらけだから、次回作では一般論から抜け出す何かがあるんだろうとか思ったり。 KENに好かれるかどうかという価値観の執着からなかなか離脱できない様子が、意外にもだいぶ後部でも出てきて、そういうものなのかなーと思った。バービーの顔がずっとしわくちゃだなー。KENの歌う歌が何気にいいじゃん。 [DVD(吹替)] 5点(2024-03-07 11:22:52)(良:1票) |
8. グラン・トリノ
ネタバレ 私のとって本作は駄作です。全体的にストーリーが不自然。 特に人のたむろ具合が不自然です。演技も絵作りも素人レベルです。それを自然を大切にした演出と賛美するのは間違いです。 映画全体のメッセージはあるかもしれませんがこなれていません。いまいち伝わってきません。 手ピストルはしびれました。良いのはそこだけです。 [映画館(字幕)] 3点(2022-03-23 22:36:25)(良:1票) |
9. フレンチ・カンカン
ネタバレ やり手のプロデューサーは踊りが得意。自分がフリーメーソンしたショーへの拍手喝采が大好物。 映画は、モーニング娘。の誕生みたいに始まり、段々とAKB48みたいになっていく。 ニニが小柄でかわいい。 かつてのカンカン踊りのダンサーがホームレスになっているのが悲しい。 フランス映画というかヨーロッパ映画にありがちだが、台詞の所々に一々詩情風センテンスを挟むのがうざい。 今週の気づいた事: キャバレー。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-07-06 09:50:52)(良:1票) |
10. ファイティング・ダディ 怒りの除雪車
ネタバレ 息子の復讐のため麻薬組織の末端から上位へ向けて着々と暗殺を繰り返す。最後は2国間の犯罪組織の銃撃戦へともつれ込むまで、あっけらかんと突き進む展開。シリアスな中に変な可笑しみが漂う異色作。 [DVD(字幕)] 7点(2025-05-05 19:21:08)(良:1票) |
11. ダンガル きっと、つよくなる
長い長いトレーニングのあと、男子選手をばったばったとなぎ倒すフェーズに入ったときの爽快感たまりませんね。 [映画館(字幕)] 8点(2018-06-30 16:51:49)(良:1票) |
12. 召使
ネタバレ ダーク・ボガードの名演を堪能する作品と割り切ってみたら評価もよくなったかもしれない。ポンチョのくだりだけが気に入った。そこがパラレルワールドの入り口のような感じ。画面構成といい徐々に異世界の雰囲気は醸し出しているんだけど、面白いわけではない。総じて退屈。アフリカ時代の軍隊における恨みを晴らす設定とか、何か大きな舞台装置が動くのかと待っていたがそんなものは何もなく。ただ性悪な召使に騙されて淡々とダークサイドに落ちるだけ。単純すぎる。時代設定を読ませないところは秀逸。狙ったのかたまたまなのかわからないが。 今週の気づいた事: 半地下の家族と似てる [インターネット(字幕)] 5点(2023-07-10 21:11:35)(良:1票) |
13. ファンダンゴ
ネタバレ ベトナム戦争などの世相を背景とする若者達のはちゃめちゃロードムービーなのだが、今見るとやはり時代と国、自然風景が違い過ぎて共感ポイントが少ない。それなりに風情があって駄作とは思わないが。余談だが登場する女優達の類型がなんか同じ。そういう時代だったんだな。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2024-09-27 15:44:27)(良:1票) |
14. シン・仮面ライダー
ネタバレ あまりいい所がなく結局いいな懐かしいなと思ったのは効果音だけだった。経緯、設定、スペックにこだわり過ぎたし説明も長い。なんだっていいのに。もっと悪の結社に専念してほしかった。いちいち流暢な英語の発音にこだわる演出も違和感。誰も望んでいない事に力を注ぎ誰も楽しめない映画になった。飛翔シーンのCGがダサい。いかにもCG。そしてなぜかCGのくせに視点の縦横な移動がぎこちないもんだから空中間・躍動感の気持ち良さが感じられないという残念な始末になっている。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-12-07 19:51:37)(良:1票) |
15. 遊星からの物体X
ネタバレ 人間の女性が登場しないという、特殊な映画。もしかするとメスはいるかもしれません。 初めて見た時どぎもを抜かれました。まさに大作、傑作にして問題作を見たという感動。心に残る恐怖。帰りの夜道は背後が怖かったです。 ハッピーエンド風を装いつつ、この後どうやって生き延びればいいのだ=やはりここで死ぬしかないという現実を目の当たりにして終わるラスト。しびれます。 メーターが吹っ切れた、エッジの効いた映画が好きなので、本作は大好物です。 私が歳をとったせいかスプラッターは苦手になったのですが、本作でぶった斬られるのは人間じゃないので当時はそこまで気にならず。 [映画館(字幕)] 10点(2022-03-23 22:18:24)(良:1票) |
16. レオン(1994)
ネタバレ 後の完全版より私は本作の方が好きです。謎というか設定の不思議さ、説明のなさは感じるものの、説明を得るために映画を見ているわけではなく求めているのは感動です。そういう点から、なんとか2時間未満に抑えながら大感動作に仕上がったこっちに軍配が上がります。 完全版の2時間越えはさすがに長いです。 [映画館(字幕)] 10点(2022-04-16 16:19:36)(良:1票) |
17. 幕末太陽傳
ネタバレ ほぼ全てのシーンが一遊郭の中で閉じるような舞台で数多くのイベントがテンポが良く回転。早回しのような速度ながら全ての役者が活き活きと活動。練られた脚本に感心する。とてもじゃないが真似出来そうにない世渡り上手で超明るい中に死の影を漂わせる渋さ。かなり完成度の高い作品である。 [DVD(邦画)] 7点(2024-09-07 16:32:15)(良:1票) |
18. ブレット・トレイン
ネタバレ 新幹線版スパイファミリー。ばかばかしいがそれなりに楽しめる。前半はまあいいとして後半になったら説教くささを交えたスローテンポになってしまい急につまらなくなった。はっきりとした伏線回収のせいだ。伏線は全部回収しなくてよいのだよ。謎として残しておけ。テンポが大事。 まとめ: 映画館で見なくて良かった。 [3D(吹替)] 6点(2023-06-20 14:35:01)(良:1票) |
19. 天国と地獄
ネタバレ 完璧と言えば完璧な作品。隅々まで隙のないシナリオと絵作りのせいで不自然に感じる。 例を1つ挙げれば、お金の問題や株式の問題。確かにしっかり辻褄は合っており文句のつけようがないのだが、果たしてそこまで堅牢な状況作りは必要だったろうか。 煙が着色されるシーンについては、白黒映画と思わせておいて満を持して発現したシーンだろうに煙突をたどってみればさほど大きなトリガーになっておらず何だかもったいない。 最後においてはサイコパスがはしゃぎ過ぎ動き過ぎ。淡々とダークサイドの心情を吐露しそのまま終劇でよかったのに。 [DVD(邦画)] 6点(2022-03-24 15:44:37)(良:1票) |
20. BLUE GIANT
ネタバレ 久々に良い映画を見た。ジャズの事は詳しくないのになぜか感動する。特筆すべきはピアニストについてで彼の人間性が変化する様子が上手く描かれている事。一作品の中でこういう変化を描き切るのは凄い。最初人物の影の斜線が悪目立ちで気になったが段々それはどうでもよくなった。音楽が素晴らしいから。あえて言えば、色んな登場人物の落涙シーンが多めなのがちょっと。 [DVD(邦画)] 9点(2024-03-10 09:32:17)(良:1票) |