1. 嵐ケ丘(1939)
《ネタバレ》 タイトルだけは知っていて、どんな文芸作品が出てくるのかと思っていたら、何とドロドロのメロドラマ!男の側も女の側も都合よくころころ気が変わっているところに、妙なリアリティがあります。本当はこの部分はもうちょっと間隔を空けたかったんじゃないのかとか、むしろこれって連ドラ向きなのではとか、気になるところはありますが、それでもこの重量感ある内容をここまでコンパクトかつシンプルにまとめた腕は特筆すべきです。後半はイザベラがいいアクセントになっていて、さらに心理の綾を深めていますね。それにしてもこれを見てしまうと、ケイト・ブッシュのあの曲のサビがさらに怖く聞こえます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-22 22:42:17) |