1. アメリカン・ビューティー
すごい映画。すごいタイトル。よくこんな映画つくれたなぁ。 レスターにようやく芽生えた健全さはあっけなく病理的社会に埋もれてしまったが、自分らしく生きた数日間は彼自身の人生と呼ぶことができる。庭にバラを咲かせても、家庭内は崩壊。ホモカップルは蔑視されているが幸福だろう。社会的自己実現とは何なのか?家庭とは?個人の幸福とは一体何なのか?とても考えさせられる。 とうとうアメリカ的スウィートホームがスクリーン上で暴かれたのだった。マーサ・スチュワートが逮捕されたように。 でもどうしてアカデミー賞なのかわからない。いい映画なのに。 10点(2003-11-03 15:42:47) |