1. アメージング・ハイウェイ60
「典型的ロードムービー」を期待して観ました。全体的にはそうだったんですが、いまいち主人公に感情移入ができない。「典型的」悩みを抱えた少年。将来、両親、パートナー。私の好きな「弱い主人公三大要素」に近いんですがあまりにもベタすぎで、「今時こんなので立ち止まる奴なんているのかっ」なんて思ってしまう。たくさん出てくる個性豊かな人物とエピソード。もちろんロードムービーには欠かせないイベントであり、そこから監督は我々に伝えたいことを映像に表します。ですがはっきり言って分かりにくかったです。出てくる人々のほとんどが「説明口調な台詞つらつら」て感じで。特にO・W・グラント。この物語のキーパーソンとなる重要な人物ですが、あまりにも出てくる台詞が「説明口調の教訓」。もうちょっと人間ぽく(?)軽い感じ+日常会話で主人公(と観客)に助言を与えてほしいです。深すぎるのか遠まわしすぎるのか、本当に分かりにくかった!。単に私の頭が考えるのを拒否しているのか。 長く感じることが度々ありましたし、ラストの父親への反抗も大したものじゃないし...。結局父親に依存してたのでは?なんて。 自分の人生の充実度が他人に左右されてるなんて思っちゃダメだな~。 [映画館(字幕)] 5点(2004-08-18 12:39:22)(良:1票) |