1. アメリカン・ヒストリーX
《ネタバレ》 う~ん、服役中にデレクが改心するきっかけが何だったのかがイマイチよく分からないし、その話を聞いてダニーがコロッと考えを改めてしまうのも説得力がない。この変わり身の早さに、連中の思想だの信念だのといったモノの薄っぺらさを象徴させているのかもしれないけど、ちょっと納得いかなかったです。ラスト5分付近での急展開も取ってつけたような印象だし。ただ、死んだ親父の意外な過去はなかなか興味深かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2007-05-01 22:29:51) |
2. アイズ ワイド シャット
「なんでそう都合良く電話がかかってくる!?」「なんでそう都合良く貸衣装屋の知り合いがいる!?」。まさかキューブリック作品でこんな寒いツッコミをすることになろうとは…。ま、さすがに死を目前にしたキューブリックに40代の頃のキレまくった感性を期待するのがどだい無理な話なんだけど、なんかイマイチな感じでした。彼らしい”衝撃的カット”が見られたのはせいぜいあの儀式のシーンぐらい。これってとりあえず、北野武の『TAKESHIS'』みたいな妄想と現実が入り乱れた世界だと思えばいいのかなぁ。はて? [DVD(字幕)] 6点(2006-05-03 23:56:36) |
3. あの、夏の日 ~とんでろ じいちゃん~
尾道を舞台に、ヘンなじいさんとその孫が織りなす心温まるファンタジー…なのか? 映画自体はそれほど面白いとは思わなかったけど、これを観たあと無性に尾道に行ってみたくなり、数日後つい出かけてしまった。不覚。観たあとしばらく「巻き巻き巻き巻き…」って呪文が頭から離れず困ったもんだ。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2005-11-20 15:01:49) |
4. ACRI
まず人魚という題材が取っ付きにくいうえに、一般的な人魚のイメージとは全然違うクリーチャーにいきなりつまずいてしまった。そのうえ肝心の人魚がやけにグロテスク。この時点で前作『河童』のような楽しいファンタジーなど期待しようがない。結局印象に残っているのは、オーストラリアのきれいな海と空、そしてヘンな泳ぎ方の浅野忠信のみ。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2005-11-20 14:32:01) |
5. アルマゲドン(1998)
内容的には『ディープ・インパクト』に五馬身差ぐらいリードを許してる気がするが、TVで放映されるたびについつい観てしまう…ってことはやっぱ俺この映画が好きなのか? 改めて振り返ってみると、随所で流れるエアロスミスの曲と愉快なロシア人宇宙飛行士のオッサン、そしてロックハウンド目当てで観てるんだと気づいた。なんかちょっと寂しい。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-19 22:50:15) |
6. アポロ13
そりゃ月に行ってる最中に酸素が漏れだしたら大変だろうけど、なんせ当事者が3人だけというのが微妙なところで、イマイチ盛り上がりに欠けてしまう(むしろ1人きりだった方が面白かったかも)。NASAの部分の話がなかったら相当退屈だっただろうなぁ。 [ビデオ(吹替)] 5点(2005-11-19 20:54:14) |
7. アダムス・ファミリー2
《ネタバレ》 今回のヤマ場のひとつがサマーキャンプ場のアレだと思うが、ここでの露骨な人種差別ネタがブラックジョークを通り越してちょっと笑えませんでした。でもディズニーアニメをコケにしまくったりするなど、相変わらず面白い映画ではあります。また今回はハンドが頑張りましたね。 [地上波(吹替)] 6点(2005-11-03 14:01:38) |
8. アダムス・ファミリー(1991)
この映画はよくも悪くもキャラクターに尽きる。どいつもこいつも変態! 痛快なまでに変態! ちなみに僕は先に『2』を観てしまったので、フェスターの意外な過去には驚かされました。ついでにウェンズデー怖過ぎ。『2』の方がもっと怖いですが。 [地上波(吹替)] 6点(2005-11-03 13:58:07) |
9. あの夏、いちばん静かな海。
マイ・ベスト・キタノ。北野映画特有の激しい暴力描写(少なくとも表面的な)がないから、非常に気持ち良く観られる。文字通り圧倒的に静かで何もない映画なのだが、逆にこの何もなさがいい。また、ラブストーリーとしても実に秀逸だと思います。毎年夏になるとついつい観ちゃいますね。 [ビデオ(吹替)] 10点(2005-10-26 20:46:02) |