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1.  青いパパイヤの香り
非常に淡々と少女の日常が描かれる。時にドラマティックな展開になったり、涙を誘うような感動ポイントがある訳でもない。 ひたすらゆったりと雰囲気を楽しむ映画。 しかし、印象的な音楽や台詞も無く、登場人物に感情移入できる訳でもないので、あまりに退屈だった。
[DVD(字幕)] 4点(2017-10-30 10:27:13)
2.  アンダーグラウンド(1995)
エミール・クストリッツア特集上映「Unza!Unza!Kusturica!2017」にて鑑賞。 本当は本邦初公開の”完全版”(5時間14分)を観たかったのだが、悲しいかな私の地域では”通常版”のみの上映だった。 通常版の2時間50分ですら長いのに、そこから2時間半近くも上乗せされているなんてヤバい、狂ってる。でも観てみたい!  さて、こっから”通常版”のレビューですが、何というか一言では言い表せない作品だ。 色んな部分で狂気を感じるし、クストリッツァ独特の演出は他の作品と併せて観れば観るほどハマってしまう中毒性がある。 はっきり言って訳がわからない内容なんだけど、鮮烈に印象に残る場面がいくつもある。 特に彼の作品には多くの動物が登場し活き活きと活躍していることも特徴だが、本作では戦争の悲惨さを表す為かやや扱いが酷かった。しかし、そんな中活躍してくれるのがチンパンジーだ。愛らしい表情で和ませてくれるし、時に人間に復讐したりしてなかなか憎い役所だ。彼には演技賞をあげたい。  戦争の悲惨さを時にリアルに描きながらも、寓話的に作られたこの世界では人々は決して悲しみ暮れる事なく、永遠に続くかと思われる宴、いや狂宴に身を投じていくのだった。その宴のテンションは異様で、観る者を圧倒するだろう。ただ、かなり好き嫌いの分かれる作品だと思うので注意は必要。ちなみに、最新作の「オン・ザ・ミルキー・ロード」はこれに似た作品でありながらもかなりマイルドなので、先にそちらを観て気に入ったら本作を観るというやり方もおススメです。
[映画館(字幕)] 9点(2017-10-21 23:43:50)(良:1票)
3.  アリゾナ・ドリーム
クストリッツァ監督のいつものガチャガチャした感じが好きな人にとってはやや物足りない感じ。 動物成分も限りなく薄いのも物足りない。無理矢理犬とか亀は登場しますが…。 ちょっと待って!車を売る仕事はしないと言い張っていたジョニデが、いつの間にか車を売りだしたと思ったら、空飛ぶ車を作ろうとしていたのにはびっくり。展開早すぎて思考が追いつきましぇーん。 あと、やっぱりギャロは嫌いだよ〜
[DVD(字幕)] 4点(2017-10-16 22:33:04)
4.  あの夏、いちばん静かな海。
シンプルだけど味わい深い作品。夏になると必ず観たくなる映画。 海から遠い内陸部に住んでいる私は、あんな風に毎日海へ行ってサーフィンしたり、泳いだりっていうのに凄い憧れがあって、主人公達がサーフボードを携えて海へ向かって歩いて行くというそのシーンだけでなんかワクワクしてしまう。主人公とその彼女のやり取りが言葉は交わさなくても通じ合ってる感じがしてとても良かった。 あと、最初はサーフィンを馬鹿にしていたあんちゃん2人が、段々やってみたくなってサーフィンに挑戦する所がユーモラスで面白い。 また、久石譲の音楽が盛り上げる盛り上げる。あの曲を聴いているだけで切なくなってくる。
[DVD(邦画)] 9点(2017-07-12 19:38:24)
5.  アメリカン・ビューティー
これはシリアスな人間ドラマとして観たら駄目だと思う。 基本ブラックコメディーだから、半分笑いながら観るのが正解。 それでいて、登場人物それぞれの心理描写がとにかく巧いので引き込まれた。 私はケビン・スペイシーが無敵になって車の中で「アメリカンウーマン」を熱唱するシーンが1番好き。 最高に笑えるし、ここまで吹っ切れてくれたら逆に清々しい。こっから応援するぞ!って気になる。
[DVD(字幕)] 8点(2016-07-14 23:03:11)
6.  Undo “アンドゥー”
全体的に芸術性溢れる映像でそこは評価できるが、こんな中途半端なストーリーではすぐに飽きてしまう。 山口智子は完全に役に入っていた感じがしたが、豊悦が中途半端なキャラ過ぎてダメ。 ペット禁止な部屋なのに、壁にガンガン穴開けまくるのは許されているのでしょうか?それが1番心配でした。
[DVD(邦画)] 4点(2016-06-14 08:42:00)
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