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いのうえさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 186
性別 男性
ホームページ http://vanitas.cocolog-nifty.com/blog/
自己紹介 半年レビュー書き込みがないまま放置でした。忙しかった。でも映画は見てたんです。だから、ぼちぼち再開します。

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1.  ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 《ネタバレ》 
入江たか子を「化け猫女優」とののしるなんて…そんなこと言っちゃあ…でも、ぷぷっ! 入江さん、ごめん、笑ってしまったよ。さすが溝口。言えないよね、普通。 この映画の至福は、あの人もこの人もみんな生きてた頃なんだ、ってことだね。それはそれでものすごい感慨だ。それより何より、これをとった新藤兼人がまだ存命で元気だってのがいちばんの驚きでもあるかな。下の方も指摘されてるが、新藤さん、結構「そこまで言う?」的ななコメントしてて、それが笑える。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-10-11 01:00:43)
2.  あした晴れるか 《ネタバレ》 
ツンデレ芦川いづみショウではないの! いや、めがねでデコッパチのいづみ嬢の、なんとも魅力的なこと。かつては「裕次郎映画」だったのだろうけど、いや、この映画の裕次郎もかっこいいけど、でも、芦川いづみ映画にしか見えないのだな、今のおっさんには。冒頭の舌っ足らずな理屈っぽさや空回り気味のぼけっぷりも含めて、全てオッケー。加えて中平康のスピーディな演出! この監督のモダンなしゃれっ気が存分に発揮されている。中平のセンスと主役連中のエネルギーとの相乗効果。軽く、ひたすら軽く、その軽さが快感の絶品。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-09-15 07:18:20)
3.  あした来る人 《ネタバレ》 
「風船」と同じく、はるか昔に録画したビデオ。昔は民放でも深夜枠ではこういう映画をやってくれてました。すれ違いばかりの内実の伴わない夫婦生活っていうのは、どこか成瀬を連想させます。成瀬のような男と女の内面をえぐり出すような鋭さを期待するのは、この時期の川島雄三には酷なのかもしれませんが、それでもそこそこ面白かったです。三橋達也は、ホント、川島雄三作品では好感が持てない男ばかり演じていて、それが、今となっては新鮮で、むしろ好感が持てます(どういう文じゃ)。
[地上波(邦画)] 7点(2007-09-09 20:31:35)
4.  青空娘 《ネタバレ》 
日本映画専門チャンネルで鑑賞。若尾文子自身のインタビューが始まる前にあって、そこで「この映画はシンデレラなの」って語っていた。見始めて、なんとも甘ったるく手ぬるそうな展開に、「いや、これ、ハズレかな?」などと思っていた矢先、いきなりギアが入って一気に引き込まれてしまった。確かにシンデレラストーリー。でも若尾文子の文字通り若々しい魅力の前に、こんなシンデレラもありかな、などと思ってしまう。若尾文子主演でこんなに明るくすがすがしい映画があろうとは。確かに若尾文子ファン必見とうい【青観】さんのご意見に大賛成!
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-09-07 05:47:57)
5.  青い山脈(1963) 《ネタバレ》 
今井正-原節子版、実は青春の思い出。といっても、もちろん、後追いです。公開当時は父母の青春時代。でも、この今井版が実は私の原節子初体験だったかも。で、今回の芦川いづみは…なかなかええでないの。というか、わし、この歳で言うのもなんだけど、結構芦川いづみ好きなんよ。本当に好きなのは『陽のあたる坂道』の裕次郎の妹役。足が不自由で劣等感だらけになりそうなところが天真爛漫。でもその分、誰よりも裕次郎の理解者だったりする。いいなあ、あれ。いや、『青い山脈』のレビューだった。映画自体は、実は結構面白かった。今井版ほどじゃないけど。でも、客観的に考えてみると、この映画の騒ぎは、原作が書かれた当時の事情を考えてもPTAで役員会を開くほど大げさなことでもあるまいと思うのだがね。 ホントは7点でもいいのだけど、この映画の吉永小百合だめ。その分マイナス1点。他のレビュワーさんも書いてるけど、イカンと思う。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-05-21 22:42:59)(良:1票)
6.  愛と哀しみのボレロ 《ネタバレ》 
公開当時、まだまだハナタレ小僧だった自分が、何となくテレビで宣伝していたボレロのシーンが見たくて、かなり背伸びして見に行った記憶があります。当時はただただ圧倒されました。物語の筋とか、たぶん、あまりわかってなかったんじゃないかと思う。特にユダヤ人問題とか、よくわかってなかったろうな。ただ、当時は、物語が戦前・戦中から突然20年ワープしてしまう展開にいささか違和感を感じたものでした。 今見直してみると、時間の経過がそれなりに意味を持っていて、その展開にもそんなに不自然な感じはしなかった。ただ、ジョルジュ・ドンの物語は、他のエピソードともあまりかかわってこないし、ラストでボレロを踊らせるためだけに作ったような感じがしてしまった。 あと、指揮者の人、優雅に指揮棒振ってるけど、何となく音楽とあってないような気がして…
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-05-12 06:54:16)
7.  あしたのジョー2
NHK衛星であしたのジョー特集。ここでも大活躍しょこたん…あんたいったい… ってなことは置いといて。久しぶりに見た。やはりテレビシリーズのディテールのこだわりが端折られていたのが残念。これじゃあ「燃えつきねえよ」…でも見所たっぷり。ダイジェスト過ぎて、映画的には???だけど、ファンにはたまらん場面ってのは、やっぱりあるねえ。なんだかんだ言って飽きなかったし。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-04-13 23:36:33)
8.  秋立ちぬ
タイトルから、「風立ちぬ」ふうの悲恋ものかな、などと勝手に想像してたけど、あけてびっくり。子供の世界の話とは。しかも珠玉のように美しい。こういう隠れた小品を発見すると本当に嬉しくなる。小津安二郎にも「おはよう」とか「生まれては見たけれど」みたいな子供映画の傑作があったけど、それとも違う味わい。下のレビュワーさんで、ネオレアリズモにたとえていた人がいたけれど、確かに、日本映画的な子供の描き方とはちょっと一線を画しているかも。描かれているのは明かにあの頃の日本なのだけど、手法は西洋的。というか題材的にはもう一歩のところでヌーヴェルヴァーグだし。ただ、1960年というと、もうヌーヴェルヴァーグが出てきてたから、当時は時代遅れと見られていたかも。でも、今の目で見ると、逆に新鮮だ。こういう丁寧な職人的な意匠を見ていると、「Always」の世界が作り事に見えてきてしまう(あれはあれでよかったけどね)。 
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-03-18 23:22:52)
9.  脂のしたたり 《ネタバレ》 
会社ののっとりをめぐる攻防戦を繰り広げる株式市場の裏社会が舞台。何か今時の世相を予感させるような展開なんだけど、具体的な実例を経験してしまった現在の目から見ると残念ながら、その攻防戦そのものは掘り下げ不足。富士真奈美がなんと言ってもすばらしい。今のような怪物女優になるとは想像もつかない妖しい魅力。田宮二郎も成田三樹夫も良い感じ。後半のサスペンスはなかなかだった。ただ、展開として、特に前半、もう少し求心力が欲しいかったなあ。 
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-03-18 23:08:50)
10.  愛と死をみつめて 《ネタバレ》 
実在の主人公たちの真摯な生き方には心打たれるが、ドラマの持っていき方が私の好みにはあわなかった。いや、個人的に吉永小百合が苦手なのかも。それでも、最後の、吉永小百合と浜田光夫の、空想の信州登山の場面は、二人の迫真の演技もあいまって、ほろっと来てしまったけど。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2007-03-05 22:14:24)
11.  荒木又右衛門 決闘鍵屋の辻 《ネタバレ》 
これは、将来『切腹』や『股旅』などで展開されていく、「カッコよくない時代劇」のはしりなんじゃないだろうか。タイトルの鍵屋の辻での決闘が話の中心ではなく、むしろ敵討ちに向かうまでの敵味方の心理的な揺れを描き出した作品。しかし、誰も勇ましくないし、格好よくない。三船ですらも、いつもの黒澤作品のように最終的にすべてをさらうのではなく、敵討ちの当人を叱咤するだけ。手は出さない。だから決してヒーローにはならない。出色は三船の側の斥候の役割をする加東大介。表情といい風体といい、彼のベスト・アクティングなんじゃないだろうか。中盤の主役ははっきり言って加東だし。 森一生は、大映のプログラム・ピクチャーを支えた職人的な作家の一人だけど、例外的に会社の外でも作品を撮れた、幸福な人。黒澤明の脚本に真っ向から挑み、かつ、黒澤とはぜんぜん違うシャシンに仕上げたその才能を素直に称えたい。もっと大映の外でも仕事をして欲しかった。 
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-02-13 23:19:13)
12.  天晴れ一番手柄 青春銭形平次 《ネタバレ》 
怪作。珍品。こんな銭形平次ありですか? うん。ありでしょう。こんなのを作るとしたら、当時、市川崑以外誰がいただろうか? って当時を知らない私が言うのもえらそうですが、いや、ものすごいものを発見してしまったって感じです。岡引になったばかりで、右も左もわからない(だけどなぜかやたらともてる)ひたすらおどおどしている平次。二枚目長谷川一夫には絶対できない平次です。小ネタの宝庫でそれをいちいち拾いだしたら切りがないのですが、一番笑ったのは、誰もが知りたがっていたあのことを、堂々とやって見せたこと。つまり、平次は投げた小銭をどうしているのだろうかってあの有名な疑問。で、この平次は拾うのですよ。こそこそと。これが見られただけで大満足。 展開はややゆるいので飽きる部分もありますが、あまりに珍品だったので、少し点数が甘くなりました。ここまで読んでくれた奇特な方。どうしようかなって思った方。見て損はない作品ですよ。いろんな意味で。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-01-29 23:27:03)
13.  赤ひげ
久しぶりに鑑賞。究極の癒しですね。一種のメルヘン。あざといといえばあざといのですが、それを気にさせない演出力と俳優たちの演技です。 テーマミュージックがあまりに心地よく耳に響くので、普通の長尺映画だったら早送りしてしまうインターミッションも、じっくり聞き込んでしまいました。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-01-25 06:00:56)
14.  足にさわった女(1952)
この軽さ。たまらない。凄いよ、市川箟。こんな時代にこんなに軽い作品撮っていたなんて。同じ脚本で撮ったという増村保造版も是非観てみたい。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-12-24 00:21:59)
15.  愛人 《ネタバレ》 
こんな市川箟もいいなって思える作品。原作は夭折の劇作家森本薫の「華々しき一族」。三角関係と思いきや、実は…って展開。優雅な階級の優雅な物語、ってことなんだろうけど、かなり普遍的な内容のコメディーだ。 原作にない物語の前史的な説明は、原作をよく知る人には不要に思えるのだろうけど、話がわかりやすくなったのも事実。脚色としては成功していると思う。 偶然続けてみてしまったので気づいたのだけど、これは日本版「ゲームの規則」だね。 ただ、公開当初ならいざ知らず、現在から見ると「愛人」っていうタイトルはかなり誤解を生むかと。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-12-24 00:14:40)
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